ep.26 ビデオチェックするチャック

【サマリー】
このチャンネルはアメリカのアクションドラマ「24 -TWENTY FOUR-」の日本語吹き替えパロディーチャンネルである。
CTA:テロ対策エージェンシー捜査官チャック・バウワーの活躍をコミカルに描くコメディドラマ。

エアコンが壊れ、熱帯夜のオフィスで夜勤をこなすチャック。
クロイから事件現場のビデオチェックを頼まれる。ビデオには一体何が映っているのだろうか…

👱🏻‍♂️チャック・バウワー
👩🏻‍🦱クロイ・オブラク
🧑ダニエル・マクレガー

【冒頭】
混沌とする世界情勢。テロの脅威は常に存在する。
僕は連邦捜査官、チャック・バウワー。
今日が、まさか暑く、身も凍る恐ろしい夜になるとは。

【内容】
👱🏻‍♂️「う~暑い!暑すぎるぞ!」
(ノック音)(ドア開閉音)
👩🏻‍🦱「チャック、そう言えば例の爆破事件…」
👱🏻‍♂️「クロイ!一体どうなってる!?」
👩🏻‍🦱「え?何のこと?」
👱🏻‍♂️「この暑さだ!エアコン止まってるんじゃないのか!」
👩🏻‍🦱「あ~エアコンは今業者が修理中なの。たぶん今夜中に直ると思うから我慢して。」
👱🏻‍♂️「松岡修造でも来てるのかと思ったぞ!さっさと直せ!仕事にならん!」
👩🏻‍🦱「私に言ってもしょうがないでしょ!」
👱🏻‍♂️「故障しないように普段からちゃんと管理しといてくれ!」
👩🏻‍🦱「カチンとくる言い方ね!暑さでイライラするのは分かるけど私に当たらないで!」
👱🏻‍♂️「ん~。分かった分かった!で、要件はなんだ?」
👩🏻‍🦱「これよ!」
👱🏻‍♂️「ビデオテープ?」
👩🏻‍🦱「爆破事件の現場のやつよ!怪しい奴が映ってないか確認しといて!」
👱🏻‍♂️「何で俺がそんな事しなくちゃいけないんだ!それはダニエルの仕事だろ!」
👩🏻‍🦱「ダニエルは体調が悪くて早退したのよ。今夜は人も足りないし、チャックにお願い出来ないかって。あなたどうせ夜中暇でしょ?エロ動画ばっか見てないでこれ位やっといてちょうだい!」
👱🏻‍♂️「失礼だな!もう職場では観てないって言っただろ!」
👩🏻‍🦱「とにかく朝までにはちゃんとチェックしといてよ!私今日はもう上がりだから!」
👱🏻‍♂️「はぁ~。」
(足音)(ドア開ける音)
👩🏻‍🦱「あ、あと、」
👱🏻‍♂️「何だ?」
👩🏻‍🦱「倉庫に扇風機があるはずよ。そんなに暑いなら持って来たら。」
(ドアを締める音)
👱🏻‍♂️「う~ん。…ちょっと言い過ぎたな。う~暑い。…扇風機か。」
(♬虹 イントロ)
★I.L.
(扇風機音)
👱🏻‍♂️「ちっ、ビデオテープだと。VHSとかこの時代にまだあったのか!今時個室ビデオにすら置いてないぞ!ったく。」
(ビデオテープを入れる音)
👱🏻‍♂️「昔はエロいもんを、っく。よくスネークと貸し借りしたもんだがな~。」
(リモコンを手に取る音)
(ピ音)
👱🏻‍♂️「う~ん。怪しい奴を探すのか。これ全部チェックするのも結構大変だな。」
(早送り音)
👱🏻‍♂️「…大体そんな奴、見ただけで分かると思えんがな。一体何時間あるんだこのテープ…」
(早送り音)
👱🏻‍♂️「…ふぁ~あ。なんだか眠くなってきたぞ。」
(扇風機が止まる音)
👱🏻‍♂️「ん?扇風機が止まったな。」
(ピ音)
(立ち上がる音)(歩く音)(スイッチ音)
👱🏻‍♂️「付かないぞ。ったく扇風機まで故障か!勘弁してくれ!」
(エアコン音)
👱🏻‍♂️「お!?エアコンが付いたぞ!直ったんだな!よしよし!」
(歩く音)(座る音)
👱🏻‍♂️「さて、続き続き、さっさと終わらせてインスタでグラビア画像でも漁るとするか。」
(ピ音)(サー音)
👱🏻‍♂️「ん?何だ?このテープもう終わりか?」
(電気が消える音)
👱🏻‍♂️「うぉっ!電気が消えたぞ!扇風機といい電気といい、何なんだ今日は!」
(サー音消える)
👱🏻‍♂️「ん?また何か映ったぞ。暗いな。どこだここは?森の中か?ん~何か丸いのがあるな…何だ?…井戸か?」
👱🏻‍♂️「…ううぅ~(ブルブル)寒い!ちょっとエアコン効きすぎじゃないかこれ!今度は寒すぎるぞ!」
👱🏻‍♂️「ん?はっ!?い、井戸から手が…な、何だ…」
👱🏻‍♂️「ひっ!人が出てきたぞ!どういう事だ!」
👱🏻‍♂️「髪の長い、女?ちょ、こっちに来るな!停止だ停止!うっく。」
(ピ音連打)
👱🏻‍♂️「停止ボタンが効かない!どうなってる!?やめろ!来るな気持ち悪い!あっちへ行け!」
👱🏻‍♂️「ひっ…はぁはぁ…ぬぉ~!!!」
(サー音)(電気が付く音)
👱🏻‍♂️「はぁはぁはぁ。消えた…電気も、付いた…はぁ~。あ、あれは一体何だったんだ…」
(電話音)(ぶつける音)
👱🏻‍♂️「ぬぉっ!ビックリした!電話か…ふぅ~。ふっ」
(受話器を取る音)
👱🏻‍♂️「バウワー。…もしもし?…もしもし?…おいっ!誰だ!?何か言えっ!…もしも!」
(プープープー)
👱🏻‍♂️「ちっ、怖すぎるぞ!一体どうなってるんだ!」
(受話器を置く音)
(電気が消える音)
👱🏻‍♂️「うぉっ!また電気が消えた!」
(立つ音)
👱🏻‍♂️「はぁはぁ…な、何か息苦しいな。ちょっと部屋の外に出よう。はぁはぁ…ん?」
👻「あ"~」
👱🏻‍♂️「う、後ろに、誰かいるのか…はぁはぁ…」
👻「あ"~」
👱🏻‍♂️「う~ひぃ~!!!」
(倒れる音)
★I.L.
👩🏻‍🦱「チャック!ちょっとチャック!」
👱🏻‍♂️「う、う~ん」
👩🏻‍🦱「起きなさいよ!」
👱🏻‍♂️「ぬぉっ!はぁはぁ。ん?クロイ?何でここに?帰ったんじゃないのか?」
👩🏻‍🦱「何言ってるのよ!今何時だと思ってるの?朝9時過ぎよ!」
👱🏻‍♂️「朝だと!?はぁ~何だ夢だったのか。」
👩🏻‍🦱「まったくもう、床で寝たりして!いくら暑くても風邪引くわよ!」
👱🏻‍♂️「あ、あ~。そうだな。うっくっ。」
👩🏻‍🦱「チャック、あなた昨日ちゃんとビデオのチェックした?」
👱🏻‍♂️「ん?ビデオ?あ、あぁ多分な。」
👩🏻‍🦱「多分って何よ!まったく…それより昨日の事なんだけど。」
👱🏻‍♂️「ん?何だ?」
👩🏻‍🦱「ほら昨日の夜ちょっと言い合いしちゃったじゃない?だから家に帰ってからここに電話したのよ。」
👱🏻‍♂️「あ、あぁ~そう言えば電話あったな。あれ君だったのか。無言電話だったぞ。」
👩🏻‍🦱「え?それはこっちのセリフよ。あなた何も喋らずに切ったじゃない。」
👱🏻‍♂️「ん?変だな…昨日はホント変な事ばかりだったんだ。ビデオ観てたら扇風機や電気が突然切れたり、後ろに誰か…いやあれは夢…か?う~何が夢か現実か分からなくなってきたぞ…」
👩🏻‍🦱「大丈夫?汗びっしょりよ。いくら暑くても汗出過ぎじゃない?」
👱🏻‍♂️「んあぁ~そうだな。ん?そいやエアコン直ったんじゃなかったのか?」
👩🏻‍🦱「あ、エアコンまだ直ってないみたい。昨日は業者が作業を切り上げて帰っちゃったんだって。」
👱🏻‍♂️「何?でも昨日…」
(ノック音)(ドアが開く音)
🧑「クロイさん、ここにいたんですね。」
👩🏻‍🦱「あ、ダニエル。体調はもう大丈夫?」
🧑「はい、今日は大丈夫です!それより昨日お願いしたビデオテープチェックなんですけど、僕間違って別のテープ渡しちゃってたみたいなんです。」
👱🏻‍♂️「ん?」
👩🏻‍🦱「え?どういう事?」
🧑「いや、例の爆破事件のやつじゃなく、別の殺人事件のテープとラベルが間違っていたみたいで。」
👩🏻‍🦱「別の殺人事件?どんな事件のやつ?」
🧑「え~っと、森のペンションで起きた殺人事件なんですけど…」
👱🏻‍♂️「森のペンション!?」
🧑「はい、現場に落ちていたものを回収したテープらしくて。ラベルには…え~っと、"呪いのビデオ"って書いてありますね。」
👱🏻‍♂️「な、何だと!?…」
👩🏻‍🦱「チャック、あなたまさか…」
👱🏻‍♂️「って事は、き、昨日のやつは…」
👱🏻‍♂️「うわぁ~!!!!」
(♬虹 サビ)
★END

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