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【ドラマ】BFF


【サマリー】
これはアメリカのアクションドラマの日本語吹き替え風番組である。
CTA:テロ対策エージェンシー捜査官チャック・バウワーやその仲間達の活躍をコミカルに描くコメディドラマ。

毎日忙しく仕事をこなしているクロイ。
彼女には何か心に抱えている事があるようだ。

🐶チャック・バウワー
🐺クロイ・オブラク
🐹ダニエル・マクレガー
🧣スティーブ・ヨーク

【冒頭】
鬱々とする現代社会。組織の歯車として日々を過ごしている。
僕は連邦捜査官、チャック・バウワー。
大切な友人には、いつも笑顔でいて欲しい。

【内容】
(近づく足音)
🐶「クロイ、まだいたのか?もうとっくに帰ったかと思ったぞ。」
🐺「チャック。…うん、もう少しいるわ。」(どこか鬱々と)
🐶「何だ、そんなに忙しいのか?」
🐺「う~ん、忙しいっていう程じゃないけど…今日は何となく帰りたくなくて。」(どこか鬱々と)
🐶「そうか…まぁそういう日もあるよな。」
🐺「うん…」(どこか鬱々と)
🐶「あんまり無理するんじゃないぞ。ちゃんと休め。」
🐺「そうね。ありがと。」(どこか鬱々と)
🐶「じゃ、僕はお先に。」
🐺「えぇ、お疲れ。」(どこか鬱々と)
(去っていく足音)
(戻ってくる足音)
🐶「どうだクロイ?一杯飲みに行かないか?」
🐺「えっ?」(軽く驚く)
🐶「ほら、僕もこのところ忙しくしてたし、君とあまり話せていなかっただろ?」
🐺「それはそうだけど…う~ん。」(迷う)
🐶「たまには良いだろ?ちょっと付き合えって。」
🐺「う~ん…分かったわ。一杯だけね。」(そこまで乗り気じゃない返事)
🐶「よしっ決まりだ!行こう!」
(♬Repeatalk Aメロ)
★I.L.
🐶「ハッハッハッハ~」
🐺「フフフフ~」(明るめ)
🐶「しっかしまさか、君がこんな洒落たダイニングバーを知っていたとはな~。」
🐺「そうでしょ?」(明るめ)
🐶「見晴らしが良い席だし、予約しなきゃ取れないんじゃないか?」
🐺「たまたまよ。私がこういう所に来るの想像つかない?」(明るめ)
🐶「そうだな。普段の君のイメージとはちょっと違うからな。」
🐺「こう見えても、昔はお洒落な所、色々通った(かよった)のよ。」(明るめ)
🐶「そうか?ふふふ。長い付き合いだが、まだまだ君の知らない所がたくさんありそうだ。」
🐺「私はあなたの事は大体知ってるけど。」(明るめでドヤ顔)
🐶「ふふっ。知り合って、何年になるっけ?5~6年位か?」
🐺「私が入局してからだから~もう丸7年ね。」(明るめ)
🐶「そうか、もうそんなに経つのか。あの頃は君もまだピチピチの若い女の子だったよな~。」
🐺「失礼ね。今でもまだピチピチよ!」(ツッコミ)
🐶「ハッハッハ。最初から生意気で、すぐつっかかってくる面倒な奴が入ってきたなと思ったぞ。」
🐺「それはあなたがチャランポランだからでしょ。」(明るくツッコミ)
🐶「ふふふ。だが今まで君にどれだけ助けられたか。感謝してる。」
🐺「私がいなかったらあなた少なくとも3回は死んでたわね。」(ドヤ顔)
🐶「そうだな。フフフ。あ~そいや最近どうなんだ?良い出会いとかないのか?恋人と別れて結構経つだろ?」
🐺「うん…そうね。1年近く、経つわね…」(急に思い出して鬱々)
🐶「君もそろそろ新しい相手を見つけた方がいいんじゃないか?」
🐺「うん…」(乗り気じゃない)
🐶「どうだ?僕が紹介してやろうか?いい奴知ってるぞ。」
🐺「あなたの紹介なんて嫌よ。どうせスネークみたいな男でしょ?」(フンッ)
🐶「アッハッハ~まぁ大体あんな感じだな。」
🐺「ああいうタイプは私はちょっと無しね。好きになる人の気が知れないわ。」(フンッ)
🐶「フフ。まぁとにかく、君には幸せになってもらいたいな。」
🐺「うん。」(どこか影がありそうな返事)
🐶「僕みたいな思いをして欲しくないからな。仕事に打ち込むのもいいが、この仕事をしているとプライベートはなくなってしまう。」
🐺「そうね。」(どこか影がありそうな返事)
🐶「前、辞めるか悩んでた事があっただろ?CTAには君が必要だが、無理をしてまでやる事はない。君ならどこに行っても充分通用すると思うし、自分が本当にやりたい事をやればいいと思う。どこに行っても僕は友人として、君を応援している。」
🐺「チャック…」(少し感動)
🐶「ふふ。あ、グラスが空だな。おかわり頼むか…」
🐺「…私ね、まだ別れた彼の事が忘れられないの。」(鬱々)
🐶「え?」
🐺「一人でいると思い出しちゃうから、わざと仕事を忙しくしてるのよ。」(鬱々)
🐶「クロイ…」
🐺「もうだいぶ経つのに。バカよね。どこかで彼が戻って来るんじゃないかって。」(鬱々。"バカよね"は若干無理した笑みも含ませ。)
🐶「そうか…」
🐺「このお店もね。何度か一緒に来たのよ。彼、近くに住んでたんだけど、毎年初デートの記念日に来ようって、席の予約までして。」(暗い表情)
🐶「うん。」
🐺「…今日がね、その記念日だったの。」(暗い表情)
🐶「そうだったのか…」
🐺「…」
🐶「…」
🐺「なんてね。大丈夫よ。あんな男、もう今日で忘れるわ。このお店に来るのも最後にする。フフフ。」(切り替え。微笑み。)
🐶「クロイ…」
🐺「よしっ!今日はとことん飲むわよチャック!朝まで付き合ってよね!」(思い切りよく)
🐶「あぁ、分かった。」
🐺「じゃあ次は何を頼もうかしら~」(努めて明るく)
🐶「あっ、ちょっと僕、トイレ行ってくる。」
(立ち上がる音)
🐺「あ、そう?」(明るく)
🐶「何だかさっきからお腹の調子が悪くてな。悪いがゆっくり飲んでてくれ。」
🐺「分かったわ。」(明るく)
(歩く音)
🐺「ハイ!注文いいかしら?」(明るく店員に声をかける)
(電話をかける)
🐹「マクレガー。」(真面目)
🐶「ダニエルか。オレだ。」
🐹「あ、チャック。どうかしましたか?」(明るく)
🐶「あぁ、君に一つ、頼みがあるんだ…」
🐹「頼み?何です?」(きょとん)
★I.L.
🐺「チャック遅いわね…一体何十分かかるのよ。」(独り言…少し心配)
🐺「まさかトイレで倒れてたりしないわよね…」(独り言…少し心配)
(足音)
🧣「クロイ。」(真面目)
🐺「ん?えっ。ス、スティーブ!?」(振り向き驚く)
🧣「…久しぶり。元気にしてた?」(真面目。何を言っていいのか迷う)
🐺「どうしてここに…」(信じられない)
🧣「えっと、ある人から、君がここにいると電話があってさ…」(真面目)
🐺「…あいつ…」(察してポツリ)
🧣「記念日…予約…してたもんな。」(真面目)
🐺「…うん」(ポツリ)
🧣「俺…ずっと君に謝りたいと思ってたんだ。」(神妙だが思い切って)
🐺「えっ…」(軽い驚きと戸惑い)
(場面変わる-外)
🐶「ふふ。」
(歩く音)
(電話をかける)
🐹「マクレガー。」(真面目)
🐶「ダニエル。彼が来たぞ。」
🐹「あ、そうですか。良かったです。調べた所、どうやら彼、今フリーみたいですよ。」(明るく)
🐶「そうか、ならこれでまたヨリが戻るだろ。」
🐹「そうですね。」(明るく)
🐶「あぁ。ありがとな。夜勤ご苦労さん。」
🐹「はい。」(明るく)
(電話を切る)
🐶「ふぅ~寒いな~。良い事したら何かもう少し飲みたい気分だな~。」
(電話がかかってくる)
🐶「ん?」
(ピ音)
🐶「バウワー。よぉスネーク。どうしたんだこんな時間に?」
🐶「ん?何っ!?ポールがストリップバーに潜入捜査!?」
🐶「おぉ、そうか、よしっ、ちょっと待ってろ!オレもすぐ行く!」
(電話を切る)
🐶「よっしゃぁ~!持つべきものは友だ~!」
(走る足音)
(♬Repeatalk サビ)
★I.L.
(オフィス音)(歩く音)
🐺「あ、おはようチャック。」(明るく)
🐶「おはようクロイ。」
🐺「ん?どうしたの?顔、痣だらけじゃない!ケンカでもした?」(心配)
🐶「あ、あぁ…ちょっと覗いてたのがバレてな。」
🐺「え?どういう事?」(不思議そう)
🐶「いやまぁ気にするな。それより昨日はあの後どうだったんだ?彼、来たんだろ?」
🐺「あ、スティーブね。フフフ、あいつやっぱり最低の男よ。だから思いっ切りぶっ飛ばしてやったわ!こうやってね!」(明るく)
(殴るフリ音)
🐶「えっ!?」
🐺「ほーんとスッキリした~!おかげでもう綺麗さっぱり忘れたわ!あなたのおかげよ。フフッ。さっ、仕事仕事!」(吹っ切れた感じで明るく)
(手を叩く音)
🐶「な、何だとっ!?」
★END

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