ep.40 父と娘のドタバタ病院日誌

【サマリー】
これはアメリカのアクションドラマの日本語吹き替え風番組である。
CTA:テロ対策エージェンシー捜査官チャック・バウワーの活躍をコミカルに描くコメディドラマ。

重傷を負ったチャックはニューヨークの病院で入院中。
娘のキャシーが傍で見守っているが容体は…

🐶チャック・バウワー
🐣キャサリン・バウワー
🩺マイケル・ゴールディー

【冒頭】
🐣混沌とする世界情勢。テロの被害はとどまることを知らない。(深刻そうに)
🐣私はチャックの娘、キャサリン・バウワー。
🐣ニューヨークで入院中の父が心配で、留学なんて行ってられない。

【内容】
(院内を歩く音)
(ドアを開閉音)
(医療機器の音)
(荷物を置く音)
🐣「パパ、今日は調子どう?」(少し気が重い)
🐶「…」
🐣「ふぅ~(ため息)。良いわけないわよね。生きてるだけでも奇跡だわ。」(独り言風)
🐶「…」
🐣「私ね、やっぱり留学行くのやめるって決めたわ。今はパパの傍にいようと思うの。」(真面目に決心を伝える)
🐶「…」
🐣「…パパは反対するかもしれないけど…でもいいの。ロンドンなんていつでも行けるもの。」(ロンドンなんて~以降は気が晴れた感じ)
🐶「…」
🐣「パパがこんな体になっちゃって…色々考えたけど、やっぱり私はパパが一番大事だから。」
🐶「…」
🐣「それにね、ニューヨークの街も悪くないわ。憧れのニューヨーク!私、ミュージカル女優でも目指そうかしら!ふふ。」(一転明るく)
🐶「…」
🐣「あ、そうそう!昨日タイムズ・スクエアでナオミ・ワタナベに会ったのよ!想像の倍位大きかったけど、彼女本当最高よ!一緒に写真撮ってくれたわ!」(明るく)
🐶「…」
🐣「…パパ?ねぇ聞いてるの?…パパ?」
(毛布を取る音)
🐶「ぬぉお!!!」
🐣「キャッ!」(短く驚く)
🐶「キャ、キャシー!!!?」
🐣「ビックリしすぎよ!…イヤホン?私の話聞いてなかったのね!何観てたわけ?」(少し強めに)
🐶「ななななな、何でもない!何でもないぞ!!!」
(隠す音)
🐣「…はは~ん。どうせまたエッチな動画でも観てたんでしょ!」(疑う)
🐶「いっいや…ゆ、ゆゆゆゆYouTubeだ!ほら、ヒ、ヒカチンのやつ!」
🐣「ヒカキンでしょ!嘘ばっかり!!元気満々じゃない!ここ病院よ!!」(呆れながら強く)
🐶「う…(咳払い)そ、そんな事より、話って何だ?もう一回言ってくれ!」
🐣「ふぅ~(ため息)…あのね、私ロンドンに行くのやめたの。」(切り替えて真面目に宣言)
🐶「何っ!?どうしてだ!?あんだけ楽しみにしてたじゃないか!」
🐣「もういいの。アメリカにいるのだって悪くないわ。」
🐶「パパの体のせいか?もうほぼ治ったぞ!今すぐにでもロスに戻って職場復帰出来る!」
🐣「死にかけたくせに何言ってるのよ!しばらくは入院って言われたんでしょ!」(強めにツッコミ)
🐶「病院は金を稼ぎたいからそういってるんだ!それにCTAがパパを必要としている!見ろ!パパはもう大丈夫だ!」
(服の音)
(グキッ音)
🐶「はぅぉっっ!!い、痛ってぇ…う…くっ…」
🐣「ほ~らね!調子に乗るからよ!いいからもう少し大人しくしてて!」
🐶「はぁはぁ…キャシー、パパはもう一人でも…大丈夫だ。心配しなくていいからロンドンに行くんだ。」
🐣「もうやめたの。それにイーストビレッジで良さげな部屋も見つけたんだから。」(後半明るく)
🐶「ん何ぃ!?ニューヨークに住むつもりか!?ダメに決まってるだろ!」
🐣「私はもう大人なの!!ほっといてよね!」(強めに)
🐶「イーストビレッジは治安が悪い!テロリストだって潜んでるって言われてるんだぞ!」
🐣「大丈夫よ!オーナーがすっごく親切でセキュリティもバッチリにしてくれるって言ってるし!」(オーナー~以降嬉しそうに)
🐶「ん?…おい、そいつ…若い男だな。」
🐣「えっ。」(ギクっと)
🐶「イケメンで、筋肉ムキムキのクリス・プラット似の奴だろ!」
🐣「パパ、どうしてそれを…!?」(バレてる衝撃)
🐶「やっぱりか…」
🐣「私の事つけてたの!?」(信じられない!)
🐶「そんな事出来る体かっ!?オレの娘だからだ!ったく。変な所ばっかり似やがって。」
(ノック音)(ドア開閉音)
🩺「バウワーさん、回診です。」(真面目に)
🐶「あぁ先生。」
🐣「え?」(誰?)
(音楽~♬)
🩺「調子はどうですか?」(温かい優しい感じ)
🐣「は、はい…調子、いいです…」(一目惚れしお花畑にいるうっとり感)
(音楽途切れる)
🐶「ん?…おい、キャシー?」
🐣「はっ、あ、あぁ…どうも…」(我に返り恥ずかしそう)
🩺「え、えっ~っと、こちらは…」(若干戸惑う)
🐶「あぁ、うちの娘のキャサリンだ。キャシー、こっちはゴールディー先生。」
🩺「どうも。へ~こんなに素敵な女性が娘さんだなんて。彼女かと思いましたよ!アハハハ~」(明るくお世辞)
🐣「そ、そんな…素敵な女性だなんて~もう~」(真に受け照れる)
(ドン音)
🐶「ちょ、おいっ!」
🐣「えっ。」
🩺「あ、危ない!」(瞬時に反応~早口)
(キャッチ音)
🐶「ほ~!キャシー!!点滴が倒れるだろうが!気をつけてくれ!」
🐣「あっ。ごめ~ん。」(やっちゃった感)
(点滴を元に戻す音)
🩺「ふふふ。そうですね。倒さないように気をつけましょう。」(優しく)
🐣「はい…」(神妙に、先生が気になって上目遣い)
🐶「いや~ゴールディー先生はな。まだ若いのに腕もいいし、よくしてくれるんだ~。ハッハ~。」
🩺「そんな事ないですよ。まだまだ駆け出しです。」(嬉しそうに謙遜)
🐣「せ、先生はどこのご出身ですか?」(話しかけたい)
🩺「私はロスから来たんです。」
🐣「えっ!?」(驚く)
🩺「ちょうどヘルプでこの病院に来てて、実は来週の土曜にまたロスに戻るんですよ!」
🐶「へぇ~そうだったのか~。実は…」
🐣「先生!私達もロスから来たんです!」(感激!嬉しい!)
🐶「ん?」
🩺「あ~そうなんですね~。」(明るく)
🐣「素敵…こんな偶然ってあるかしら。」(うっとり)
🐶「…あるだろ普通に。」
🩺「お二人共今はニューヨークに?」(素朴な疑問)
🐶「あぁ、それが…」
🐣「いえ、父がこっちで怪我をしたのでたまたま来ているだけです!私達もロスにまた戻りますよ!」(少し早口で必死感)
🐶「…お前、さっきこっちに住むって言わなかったか?」
🩺「なるほど。私は、ロスではUCLAメディカルセンターにいますのでまた会えるかもしれませんね!」(明るく)
🐣「はい!ぜひ!UCLA!私もその病院しょっちゅう行くんです!持病があって~ゴッホゴッホ(咳するフリ)」(明るく、持病~以降は演技を)
🐶「お前いつもピンピンしてるじゃないか。」
🐣「しっ!」(声を落として余計な事言うな感)
(ドン音)
🐶「痛っ!」
(紙をめくる音)
🩺「え~っと、バウワーさんは…問題なければあと1ヶ月で退院出来そうですね。」(真面目に優しく)
🐣「先生、パパはすぐに職場復帰したいみたいなので来週退院させて下さい!」(真面目に主張する)
🐶「何っ!?ちょ、無理だって!」
🐣「さっきは大丈夫って言ってたじゃない!病院は銭ゲバ(ぜにげば)だからさっさと退院するんだって!」(強めに)
🐶「し~!!そこまでは言ってないだろ!」
🐶「…アハッアハハハハ。先生来週はちょっと無理だよな~。」
🩺「そうですね~まだちょっと外には出れませんね~。ふふ。(笑)」(微笑む)
🐣「あ、そうよ!ベッドのまま身柄を移せばいいのよ!救急車でロスまで行きましょ!」(思いつき明るく)
🐶「容疑者かオレは!?救急車で大陸横断とか聞いた事ないぞ!大体ニューヨークからロスまでまっすぐ走っても2800マイルだ!何日もかかるし途中で死んじまうぞ!」
🐣「う~ん、救急車が霊柩車になっちゃうわね…」(真面目に考える)
🩺「プハハッ。うまい事言いますね~。(笑)」(吹き出す)
🐶「いいんだよ!そんなのは。とにかく車は論外だ!」
🐣「じゃあヘリで!ヘリで行きましょ!決まり!ラスベガスの夜景なんてロマンチック~♪」(明るく、ラスベガス以降はうっとり)
🐶「無茶言うな!CTAが領収書受け取ってくれないぞ!」
🐣「ちっ!(舌打ち)もう!何ならいいのよ!」(イラつく)
🐶「どこでもドアならな!」
🩺「アッハッハ。どこでもドアはないので、ロスに戻れるのはちょっとまだ先になりそうですね~(笑)」(面白い父娘だなと笑いながら)
🐣「ちぇっ。パパったら弱っちぃんだから!」(プリプリ)
🐶「大人しくしてろって事だろ…」
🐣「エロ動画観る元気はあるじゃない!」(責める)
🐶「い、いやいやいや、だからゆ、YouTubeだって!」
🩺「ふふふ。じゃあそういう事で、もう少しだけ我慢して下さいね。私はこれで失礼します。」(微笑みながら)
🐣「えっ。あっ…」(もう行っちゃうの…)
🐶「あ~ありがとう先生。」
(ドア開閉音)
(座る音)
🐶「はぁ~あと1ヶ月か…あ~暇だなぁ~さっさと治らないかな~。」
🐣「う~ん…」(考え込む)
🐶「ん?どうした?」
🐣「そうよね、これはきっと運命だわ。」(自分に言い聞かせる)
(立つ音)
🐶「キャシー?」
🐣「やっぱり私、先生に連絡先聞いてくる!じゃね!」(早口で宣言)
🐶「えっ」
(荷物を持つ)
🐶「ちょ、キャシー!」
(早歩き)
(引っかかる音)
🐶「お、おいっ!バッグが点滴に引っかかってるって…」
🐣「もうっ!邪魔な点滴ねっ!」(早口~イラつく)
(引っ張る)
🐶「うぉっ!!ひ、引っ張るな~!!!」
(早歩き)
(ドア開閉音)
(点滴倒れる)
🐶「ぬぉ~!!!」
(チャックも倒れる)
🐶「い、いっ痛ぇ~…」
(起き上がる)
🐶「ん?はぅあっ!!!っちちちち、血が~!!キャシー!!キャシー!!!!」
(♬明日も サビ)
★END

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