【ショート】バニラシェイク

🥑「ありがとうございました~。」(明るく)
(ドアが開く)
🥑「いらっしゃいませ!ようこそスト…」(言いかける)
🐣「ふ~間に合った~。」(安心した感)
🥑「あ、ハ~イ!キャシー!今日は間に合ったわね!」(明るく)
🐣「ハイ!バービー!昨日遅刻して店長に怒られちゃったから~。」(テヘヘ感)
🥑「入ってまだ1週間なのにもう3回も遅刻してるもんね!」(明るく)
🐣「2回よ!まだ2回!」(笑いながらツッコミ)
🥑「ふふふ。」(微笑む)
🐣「今日は何時まで?」(明るめ)
🥑「私、もうすぐ上がりよ。」(明るく)
🐣「この後どこか行くの?」(明るめ)
🥑「え?普通に家(うち)に帰るだけよ。」(普通)
🐣「ふ~ん。…ねぇ、ボーイフレンドとかいないの?」(ニヤニヤしながら)
🥑「えっ?い、いないわよ~。そんな人。」(戸惑う)
🐣「な~んだつまんない。」(つまらなそう)
🐣「はっ、そうだ!紹介してあげようか?」(思いついて嬉しそう)
🥑「え~いいわよ別に~。」(戸惑いながら拒否)
🐣「どうして?あ、誰か好きな人でもいるの?」(ニヤニヤしながら)
🥑「す、好きな人なんて…」(少し焦りながら)
🐣「あ~やっぱりいるんだ~!ねぇ、誰?教えて?どんな人?あ!」(嬉しそう)
🐣「もしかして店長でしょ!イケメンだもんね~!!」(ヒソヒソ声/ニヤニヤ)
🥑「えっ!ち、違うわよ!ほ、ほら!シフトの時間でしょ!早く着替えないとまた怒られるわよ!」(声を抑えごまかす)
🐣「え?あ!ヤッバイ~!タイムカード~!」(気付いて焦る)
(足音)
🥑「ふぅ~(ため息)。もう、キャシーはすぐそういう話しようとするんだから。」(困っちゃうわ)
🥑「(好きな人…かぁ…今日もあの人に会えるかなぁ…)」(乙女の顔)
(ドアが開く)
🥑「いらっしゃいませ!ようこそストロングバーガーへ!」
🥑「(はっ!どうしよう~来た来た来た♡あの人だわー♡!)」
🐷「あ~お腹空いたお腹空いた。もう僕ペッコペコ~。」
🥑「(やだっ!ペッコペコだって!可愛い♡)」
🥑「店内でお召し上がりですか?」
🐷「店内店内~。え~っと~ダブルチーズバーガーと、ポテトのLと、ポテトのSと、チキンナゲットとバニラシェイク下さい!」
🥑「(なんてデブまっしぐらなオーダーなの♡可愛い♡)」
🥑「ダブルチーズバーガーお一つ、ポテトのLとS、チキンナゲットがお一つ、それからバニラシェイクですね!」
🐷「う~ん、ハンバーガー1個じゃ足りないかな〜」
🥑「(えーー♡ハンバーガー追加しちゃうの?どうするの?ん?ん?)」
🥑「以上でよろしいですか?」
🐷「やっぱり~、チキンバーガーを1個追加で!」
🥑「(きゃー♡可愛い♡いっぱい食べちゃうのー♡もう♡)」
🥑「チキンバーガーを追加でお一つ、お会計13ドル40セントです。」
🐷「ん?あれぇ、、、わー、デスクに財布忘れちゃった~。」
🥑「(えーー大変、大丈夫かしら...)」
🥑「お客様、どうなさいますか?」
🐷「ふっふっふ。ジャーーン!こういう時の為におやつ用の小銭入れを持ち歩いてるのだ!大丈夫、お会計お願いします。えっと、いくらだっけ?」
🥑「(ジャーンだって!ジャーンだって!もう♡可愛い〜♡可愛いすぎる♡え!これおやつなの〜!?)」
🥑「お会計、13ドル40セントです。」
🐷「ん~っと、、、あ!あれぇ~!?12ドルしかないや〜。」
🥑「(そりゃ、バーガー2つとサイドメニューガンガン頼んでるもんね!おやつなのに!)」
🥑「えっと、何か減らされますか?...例えばポテトを二つ注文されてるのでSサイズの方をキャンセルするか、値段的にバニラシェイクを削っても12ドルに収まるかと。」
🐷「うーん、ポテトは外せない!」
🥑「(ポテトは外せない♡♡♡男らしい♡)」
🐷「う~...すごく辛い選択だけど、バニラシェイクをキャンセルして下さい!」
🥑「(はーーー辛いのね。私ならポテトのSを削るけど!だってポテトのL注文してるもん!でも、そういうところがいい♡好き♡♡♡でもデブ道のポテトとシェイク一緒に食べて欲しかった....)」
🥑「はい!それではお値段代わりまして12ドルちょうどです。」
🐷「はーーい!」
🥑「(はーーいだってぇ♡あーもう好き♡)」
🥑「店長!ダブチONE(ワン)、チキンONE(ワン)、プリーズ!」(遠くに叫ぶ感じ)
👔「サンキュー!!俺が最高のバーガー作ってやるぜ!」(オーダーに気づき、遠くに叫ぶ感じ)
(場面変わる)
🥑「店長、ネット注文の商品袋詰めしたのここ置いておきますね!」
👔「お!仕事が早いね!バービーちゃんありがと〜!」(明るく笑顔)
🥑「あれ、次のオーダー、バニラシェイクの数2じゃなくて1ですよ?」
👔「ん?あらぁ、やっちゃったね〜その次のオーダーとかで入ってない?」(困った感じ)
🥑「うーん、シェイクのオーダーは…今のところ入ってないですね。」
👔「あ~じゃあいいや、バービーちゃん、もう上がりでしょ?シェイク持って帰っていいよ!」(思いついて明るく)
🥑「え?」
👔「あ、でもバービーちゃん甘いもの嫌いだったよね。じゃ俺が休憩の時に....」(一転少し困った感じ)
🥑「いただきます!!ありがとうございます!!」
👔「お、おぉ。」(戸惑い)
👔「あ…それはそうとさ、今週末なんだけど何か予定ある?良かったらさ…」(慎重にお誘い)
🥑「予定あります!では失礼します!」(明るくキッパリ断る)
👔「えっ…そ、そうか…じゃお疲れ…」(あまりにハッキリ断られ戸惑う)
(足音)
👔「…クッソ~。もしかしてボーイフレンドでもいるのか?」(独り言~チクショー感)
👔「あ、にしてもバウワーの奴遅っそいな。アイツまだ着替えて来ないのか…」(ブツクサ不満~怒りがこみ上げてくる/八つ当たり発動)
🐣「ふ~。さ、仕事仕事。あ、店長!お疲れ様です!」(明るく)
👔「お、バウワー!お前クビだ!もう明日から来なくていい!」(急にハッキリ強く宣告)
🐣「えぇ!?どどどうしてですか!?今日は遅刻してないのに!」(戸惑う)
👔「お前昨日、ビッグバーガー、肉焼かずに生のまま出しただろ!あの後お客さん病院行って大変だったんだぞ!」(苛立ちながら)
🐣「えぇっ!?」(衝撃)
👔「そんな非常識な奴はウチにはいらない!遅刻も多いし!クビだ!」(ハッキリ宣告)
🐣「えぇ~嘘でしょ~」(悲しげ)
(場面変わる)
🐷「(モグモグ)。うーーん、ここのチキンバーガーやっぱり美味しい〜。」
(足音)
🥑「あの…」
🐷「ん?あれぇ、もしかしてさっきの店員さん?私服だと別人だね~どうしたの?」
🥑「えっと...これ!」(躊躇いがちから~思い切って)
🐷「えっ!?バニラシェイクならさっきキャンセルしたよー。」
🥑「べ、別に、余ったからあげるの!私、甘いもの嫌いだし!どうぞ!!」
(足音)
🐷「な、なんだ〜?でもラッキー!いっただっきまーす!(チュ~)う〜ん、やっぱ、ポテトとバニラシェイクは最高の組み合わせ!僕幸せ~!」
🐷「グフ、そして、ここでダブルチーズバーガーも!(ガブリ)…ん?何かいつものと違う…あれ?このバーガー肉が焼けてないや。う~ん、ま、いっか。生肉も美味しいし~。」

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