ep.32 ラッパー チャック・バウワー

【サマリー】
このチャンネルはアメリカのアクションドラマ「24 -TWENTY FOUR-」の日本語吹き替えパロディーチャンネルである。
CTA:テロ対策エージェンシー捜査官チャック・バウワーの活躍をコミカルに描くコメディドラマ。

ふとした事からヒップホップのイベントに行く事になったチャック。
ラッパーとしてのチャックの実力はどれ程のものなのだろうか?

👱🏻‍♂️チャック・バウワー
👩🏻‍🦱クロイ・オブラク
🧑ダニエル・マクレガー
🐒モンキー・テツ
🦍ゴリラ・レン

【冒頭】
混沌とする世界情勢。テロの脅威は常に存在する。
僕は連邦捜査官、チャック・バウワー。
今日はヒップホップのビートに酔いしれる一日になるだろう。

【内容】
(歩いて来る音)
(音漏れ音こもり)
👩🏻‍🦱「ん?ちょっとダニエル。」
(肩を叩く音)
🧑「え?」
(音漏れ音クリア)
🧑「あ、クロイさん。どうしたんですか?ボラギノールなら持ってませんよ!」
👩🏻‍🦱「違うわよ!痔はもう治したわよ!」
🧑「え?そうだったんですか?」
👩🏻‍🦱「何言わせてるのよ!全く。そんな事よりちょっと音大きいわよ。音漏れしてるわ。」
🧑「あ、すいません。」
(音消える)
👩🏻‍🦱「そんな爆音で聴いてたら難聴になるわよ。一体何聴いてるの?」
🧑「ヒップホップです!クロイさんはヒップホップ好きですか?」
👩🏻‍🦱「私はあまり聴かないわね。」
🧑「ヒップホップは良いですよ!」
(歩いて来る音)
👱🏻‍♂️「どうしたんだ?」
👩🏻‍🦱「あ、チャック。」
👱🏻‍♂️「お尻の悩みでも語り合ってるのか?」
🧑「クロイさんの痔はもう治ったみたいです!」
👩🏻‍🦱「うるさいわね!ヒップホップの話でしょ!」
👱🏻‍♂️「ヒップホップ?」
🧑「はい、チャックはヒップホップは好きですか?」
👱🏻‍♂️「好きも何も、オレはヒップホップを子守唄にしてた位だぞ!」
👩🏻‍🦱「本当かしら?」
👱🏻‍♂️「あぁ、若い頃はよく白いエミネムと呼ばれたもんだ!」
👩🏻‍🦱「エミネムは白いわよ!」
🧑「ぷっ」
👱🏻‍♂️「まぁそれ位、オレはヒップホップが好きって事だ!」
👩🏻‍🦱「じゃぁちょっとラップやってみなさいよ!」
👱🏻‍♂️「ん?ここでか?」
🧑「聴きたいです!」
👱🏻‍♂️「仕方ないな。」
👱🏻‍♂️「Hey Yo! オレはロサンゼルス生まれヒップホップ育ち!エロそな奴は大体友達!エロそな奴と大体同じ個室ビデオ通い観てきた(ピー)」
🧑「ハハハ~。」
👩🏻‍🦱「やめなさいよ!」
🧑「どっかで聴いた事ありますよ!それ!パクリですか!?」
👱🏻‍♂️「トリビュートだ!アンダーグラウンドでドープなリリックとスワッグなライムをマッドにリスペクトしてるからな!」
👩🏻‍🦱「全然意味が分からないわ!どこの言葉よ!?」
🧑「あ、そうそう、今度僕の友達が主催するMCバトルイベントがあるんですけど、二人共一緒に行きませんか?」
👱🏻‍♂️「MCバトルイベント?」
👩🏻‍🦱「私はパス。興味無いわ。」
🧑「チャックはどうです?プロのラップが聴けますよ!」
👱🏻‍♂️「面白そうだな~。行ってみるか。」
🧑「よしっ!決まりですね!」
★I.L.
👱🏻‍♂️「人が多いな。」
🧑「すごい盛り上がっていますね!」
🧑「僕ちょっと友達探して来ますから、ここで待ってて下さい。」
👱🏻‍♂️「あぁわかった。」
(肩が当たる音)
👱🏻‍♂️「うっくっ!」
🦍「痛って~!誰だテメェ!」
👱🏻‍♂️「ん?」
🐒「どうしたレン?」
🦍「あぁテツ、オレがチルってたらコイツ体当たりして来たんだ。」
👱🏻‍♂️「いや、当たって来たのはそっちだろ?」
🦍「はぁ?レペゼン霊長類ナメんなよ!ケツの穴ディグるぞオッサン!」
(指ポキポキ音)
👱🏻‍♂️「くっ!連邦捜査官だ!」
(銃を構える音)
🦍「何っ!?」
👱🏻‍♂️「プチョヘンザだこの野郎!」
🐒「おいおいチャカかよ。ずっちーな。レン、落ち着け。」
(走ってくる音)
🧑「ちょ、チャック!何してるんですか!?」
🦍「ん?お前ダニエルじゃねぇか?」
🧑「あ、レンさん!」
🦍「このオッサンお前のツレか?」
🧑「あ、はい。チャック・バウワー。CTAの仕事仲間です。チャック、こっちはモンキー・テツさんとゴリラ・レンさん。」
🐒「チャック・バウワー?チャカって来るとかフザケた野郎だぜ。おいオッサン!ここに来たからにはルールは一つだ!」
👱🏻‍♂️「ん?どういう事だ?」
🐒「ラップバトルで勝負だ!」
🧑「チャック!この人達プロですよ!勝てるわけないです!」
👱🏻‍♂️「ふっ。くだらないな。帰るぞダニエル。」
(歩く音)
🐒「おい、逃げんのかよオッサン。チキンか。」
👱🏻‍♂️「ん?」
🦍「コケーコッコッコ~!(鶏の真似)」
(歩く音)
👱🏻‍♂️「もう一度言ってみろ。」
🐒「チキンかよ。マザーファッカー。」
👱🏻‍♂️「…分かった。受けて立ってやる。」
(歓声)
🧑「ちょっとチャック!」
🐒「よし来た!レン!ビートくれ!」
🦍「オッケー!テツ!」
(走って行く足音)
🐒「逃げんなよオッサン。」
🦍「よし8小節2本で行こう!」
(ビート)(歓声)
🦍「YO!先行!まずはテツからだ!ワックなオッサンをケチョンケチョンにしてやれ!Let's Go!」
🐒「お前の名前はチャック・バウワー
  こんなやつの相手は参っちまうな
  ただのアラフォーのおっさん
  俺のライムで即ノックアウト
  よく見りゃ金髪うすらハゲ
  俺に勝てるような器じゃねえ
  適当にグラビア画像でも漁って
  鼻の下でも伸ばしてやがれ」
(歓声)
🦍「YEAH~!これぞモンキーフロウ!次はオッサンのバースだ!ビビってないでちゃんとアンサーしてみろよ!行くぜ。Let's Go!」
👱🏻‍♂️「言ってくれるなモンキー野郎!
  アラフォーナメんな!ぶっとばすぞ!
  テメェもいつかは老いてく未来
  サルとゴリラのコンビなんか知らない!
  イタい!イキがってるその姿
  臭ぇな!ここはお猿の惑星か?
  黙って帰ってイチャイチャしながら
  ただただ尻でも掻きあっとけ!」
(歓声)
🦍「OH~!これは意外にもオッサンによる強烈なパンチラインが炸裂だ!よしっ!テツ!もういっちょかましてやれ!Let's Go!」
🐒「YO!尻の掻きあいよりも罵り合い
  の方が俺は得意だぜ
  CTAのお前はここで散ってくぜ
  悪人に勝てても俺には勝てねえ
  と言いたいがあんたなかなか
  クールでイカすラッパーだな
  リスペクトするぜチャック・バウワー
  この出会いにマジで感謝」
(歓声)
🦍「OH MY GOD!テツがオッサンを認めたぞ~!さぁオッサン!最後のアンサー決めて、バトルを綺麗に締めてくれ!Let's Go!」
👱🏻‍♂️「正直ビックリ掌べっとり
  オレこそサンキューベリマッチ〜
  罵らないラップで来るとは
  予想が付かないさすがはプロだな
  相手を素直に認める力
  それこそ本物がなし得る見方
  テツandレン テメェら最高の
  ヒップホップユニット オレも認める Yo!」
(歓声)
(歩いて来る音)
🐒「オッサン…いやチャック。」
👱🏻‍♂️「何だサル野郎。」
🐒「アンタ最高にクールだよマイメン!」
👱🏻‍♂️「ふっお前もな!」
(握手する音)
🐒「マジ バイブス上がったぜ。」
(歩いてくる足音)
🦍「オレも認めるよ。チャックって言ったな。アンタ本物のラッパーだ。」
(握手する音)
🐒「チャック、良かったら今度のオレ達サルゴリずむの新曲[パインパイン〜愛の山盛〜]で、フューチャリング参加してくれないか?」
🧑「え!?」
👱🏻‍♂️「何?それってまさか…」
🐒「あぁ、アンタにラッパーとしてデビューして欲しい。いいよな?レン?」
🦍「勿論だ!一緒にヒップホップシーンをジャックしてやろうぜ!」
🧑「チャック!スゴイですよ!やりましたね!」
👱🏻‍♂️「本当か?ははっ!そりゃ嬉しいな!」
🦍「今日からオレ達は仲間だ。」
🐒「そうだ。もうクルーだよ。ブロ。」
👱🏻‍♂️「あぁそうだな。マイメン。」
🦍「ウホ♪」
(♪トモダチ サビ)
★I.L.
(ドアを開ける音)
🧑「チャック!大変です!」
👱🏻‍♂️「ぬぉっ!どうしたダニエル!?」
🧑「テツとレンの二人が!」
👱🏻‍♂️「ん?何かあったのか?」
🧑「覚醒剤の横流しで逮捕されちゃいました…」
👱🏻‍♂️「何だと!?」
🧑「はい…二人共しばらくムショ行きです。」
👱🏻‍♂️「…って事はオレのデビューの話は!?」
🧑「え~っと…当然オジャンでしょうね。」
👱🏻‍♂️「う~くそっ!あのサル達めぇ!」
(♪トモダチ ラスト)
★END

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