ep.39 テロ組織から脱出せよ

【サマリー】
これはアメリカのアクションドラマの日本語吹き替え風番組である。
CTA:テロ対策エージェンシー捜査官チャック・バウワーの活躍をコミカルに描くコメディドラマ。

テロリスト組織ロケット団の幹部達に近頃不信感を抱くシスター・マヨ。
監禁されているショリッド・スネークを助け組織を抜け出そうとする。

stand.fm

🥗シスター・マヨ
🐍ショリッド・スネーク
🐰ラビット・アカマツ
👨🏿‍🦲ポール・マクフライ

【冒頭】
🥗混沌とする世界情勢。テロ組織の中にも色々問題はある。
🥗私は新米テロリスト、シスター・マヨ。
🥗もうこのロケット団から、抜け出そうと思う。

【内容】
（歩く音）（檻ドア開閉音）（荷物を置く音）
🥗「スネーク！スネーク！」（声は抑えめ）
（軽く叩く音）
🥗「ショリッド・スネーク！ほら、起きて！」
🐍「ん。ん～。はっ。だ、誰だ？」
🥗「私はシスター・マヨ。あなたを助けてあげる。ここから逃げるわよ。」
（手錠を外す音）
🐍「ほ、本当か？」
🥗「そう。いい？私もこの組織から抜け出したいの。だから協力して。」
🐍「そ、そうなのか？」
🥗「いつまでテンガ付けてるのよ！さっさと取りなさいよ！」（テンガの”テ”にピーが入ります。）
🐍「ん？あぁ…そうだった。」
（荷物を出す音）
🥗「あなたの服と持ち物、これでしょ？」
🐍「あ、あぁ。ありがとう。」
🥗「礼ならここから出てからでいいわ。早くこれ着て。」（ぶっきらぼう）
🐍「わかった。」（真面目に）
（場面変わる）
🐍「待たせたなぁ～！」（なぜか上機嫌）
🥗「遅いわよ！着替えるのに何十分かかる訳！？」（ツッコミ）
🐍「い、いや月間ソフトオンデマンドが落ちてからつい…」（えへへ感）
🥗「バカなの！？もう！！ほらさっさと行くわよ！」（呆れ強くツッコミ）
🐍「あぁ、すまない。」（えへへ感）
（歩く音）
🥗「…こっち。誰もいないわ。」
🐍「…ところで、君は…シスター・マヨって言ったか。どうして組織を抜けたいんだ？」
🥗「う～ん…私もしばらくここにいたけど、最近何か幹部達のやり方に納得がいかないのよ。」
🐍「そうか。でもどうして俺を助ける？」
🥗「私はそこまで腕っぷしが強いわけじゃないし、一人で抜け出すのも大変なの。それに抜け出せた所で手配されている事に変わりはない。あなたも捜査官でしょ？だから助ける代わりに、あなたには私を守ってもらって、身柄を保証してほしい訳。」
🐍「なるほどな。わかった。協力しよう。」
🥗「よろしく。さっきCTAに連絡しておいたから迎えに来てくれるはずよ。」
🐍「そうか。ん～そう言えば君…誰かに似てるな…」（考え込む）
🥗「え？」
🐍「う～ん。…メリル！そうかメリルに似てるんだ。」（ひらめく）
🥗「え！？だ、誰の事かしら。知らないわ。」（焦る）
🐍「いや、俺の昔からの友人だ。雰囲気がどことなくな。」
🥗「な、何の事かさっぱりね。」
🐍「メリル…今頃心配してるだろうな…。チャックも…。」
🥗「そんな事よりさっさと行くわよ！見つかったら大変なんだから！」（話を変える）
🐍「あぁそうだな。そういえば、あのオカマ野郎はどうした？」
🥗「ピロシキさんね。あの人は今、彼氏とヨロシク中だから大丈夫よ。」（呆れてる感）
🐍「ふ～む。他の幹部達は？」
🥗「リンさんはアジをさばくのに忙しいみたいだし、アカマツさんは…いつも映画ばかり観てて、私も一度しか会ったことないのよね。」
🐍「…お前達、本当にテロリストなのか？ずいぶん平和なんだな…」（呆れる）
🥗「でしょ？最近特にひどくて、そのくせ雑用はたくさん押し付けられるし。私もいい加減疲れちゃって足を洗いたいのよ。」（同意）
🐍「なるほどな。」
🐰「ジャンボ～！！！！」
🐍「うぉっ！！」
🥗「キャッ！！」
🐰「ど～こ～行くんだ～！！」
🐍「ウ、ウサギの着ぐるみ！？誰だコイツは？」
🥗「ア、アカマツさんよ。」
🐍「何っ！？こ、こいつが組織のトップだと！？」
🥗「マズイわ…」
🐰「こらぁ～おまぁえぇ達～！！！逃げるつもりだなぁ～！！」
🐍「く、くそっ！」
（銃を構える音）
🐰「こっちへ来ぉ～い！！オレ様と遊んでくれたら逃してやるぅ～！！」
🐍「へ？遊ぶ？」
🥗「アカマツさんは遊ぶのが好きなのよ。」
🐍「い、一体どういう事だ…」
🐰「さっさと来ぉ～い！！」
🥗「言う通りにしましょ。騒がれたらまずいわ。」
🐍「あ、あぁ…」
（♬ねこでんき Aメロ）
★I.L.
🐰「よぉ～っし！！余の番じゃぁ！！！よこせぇ！！」
🐍「あ、あぁ…」
（サイを渡す音）
🐍「まさか遊びがすごろくだとはな…」（ヒソヒソ）
🐰「ナンマイダーナンマイダーナンマイダー…」
🥗「好きなのよ。すごろくが。」（ヒソヒソ）
🐍「しかも忠臣蔵すごろくって何なんだ？意味が分からん。」（ヒソヒソ）
🥗「ここは機嫌を取っておいて、隙を見て逃げましょ。」（ヒソヒソ）
🐍「う～む…わかった。」（ヒソヒソ）
（サイを振る音）
🐰「6じゃぁ！！１・２・３・４・５・６！えぇ～っと…浅野内匠頭(あさの たくみのかみ)が吉良上野介(きらこうずけのすけ)とイチャイチャしだして一回休みぃぃぃ！！！？？うぉ～何ということじゃあ～！！！歴史が…歴史が変わってしまうではないかぁ！！！」
🐍「何言ってやがるんだこいつ…」（ポツリとつぶやく）
🥗「しっ！」（たしなめる）
🥗「あはっ…アカマツさん、残念ですねぇ～アハハハハ。」（明るく）
🐰「無礼者ぉ！殿と呼べ！ほれ次はおぬしの番じゃ！さっさとやれぇ！！！」
🥗「は、はい！やります！ほら、スネーク！」
🐍「あ、あぁ…」（やる気ない）
（サイを振る音）
🐍「１・２・３と。え～っと、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)、女風呂を覗き切腹でスタートに戻るぅ！！？？何だこれは！！」（強く）
🐰「ダハハハハハハハ～！！！うつけものじゃな！！！よし、次！」
🥗「私の番ね。」
（サイを振る音）
🥗「5だわ。1・２・３・４・５。赤穂浪士(あこうろうし)、音楽性の違いにより解散を発表、スタートに戻る！？何なのよ！」（強く）
🐰「ダハハハハハハハ～！！！おぬしら仲良く出直しじゃ！そんなんではいつまでたっても討ち入りはできぬぞぉ！ハッハッハ～！」
🐍🥗「…」
（場面変わる）
🐍「こ、来いよー来いよー…」（ヘタクソ棒読みやる気ない）
🐰「違う！！ぜんっぜん違う！全然パッションがこもっていない！いいか！こういうのはな、気持ちが一番大事なんだ！気持ちがこもってなきゃ成長は出来ないぞ！やる気が無い奴はいつまで経っても上手くならない。時間を無駄にするだけだ！このオレ様の弟子になったからには必ず出来るようにさせてやる！だからこそ、お前らのやる気、そう、やる気が一番大事なんだ！」
🐍「なぁ…オレ達一体何を練習させられてるんだ？」（ヒソヒソ）
🥗「アカマツさんの持ちネタなのよ。」（ヒソヒソ）
🐍「大体、渡部篤郎って一体誰なんだ？」（ヒソヒソ）
🥗「しっ、いいから言う通りに…」（ヒソヒソ）
🐰「うぉいっ！！！お前ら聞いてるのかぁ！！？」（怒る）
🐍「ぬっ。」
🥗「き、聞いてます！」（焦る）
🐰「いいか、オレ様が最後にもう一度見本を見せてやる！ちゃんと真似するんだぞ！」
🐰「ん～ん～(咳払い)。」
🐰「来いよ～来いよ～」（渡部篤郎）
🐰「ほら！もう一回やってみろ！」
🐍「あ、あぁ…え、え～っと…」
🐍「来いよ～来いよ～」（上手になる）
🐰「おっ、ちょっと上手くなったじゃないか！よしっ次お前！お前もやってみろ！」
🥗「え！？わ、私もですか！？」（焦る）
🐰「そうだ！ほら、」
🐰「来いよ～来いよ～。」（渡部篤郎）
🥗「えっと…」
🥗「来いよ～来いよ～。」（割と上手）
🐰「おっ、なかなかやるじゃないか！よしっ、次は応用編だ！」
🐍「応用編？」
🐰「セリフは自由だ！渡部篤郎が言いそうなカッコいい事を言ってみろ！」
🐍「え、え～…」（まいったなぁ感）
🐰「行くぞ！ほら、」
🐰「来いよ～来いよ～。」（渡部篤郎）
🐍「い、行けよ〜、行けよ〜、向こう行けよ〜」（ヤケクソだけど上手）
🐰「よしっ！いいぞ！」
🥗「えっ！？」
🐍「いいのかっ！？」（意外）
🐰「次はお前だ！ほら、」
🐰「来いよ～来いよ～。」（渡部篤郎）
🥗「え～と…」
🥗「最後の一個だけど、この餃子、お前食べるか？」（上手）
🐰「やるな！よしっ、来いよ！もっと来いよ～」（渡部篤郎）
🥗「いまって、人生100年時代だよね。」（上手）
🐰「ノッてきたな！来いよ～！まだまだ来いよ～！」（渡部篤郎）
🥗「サンリオピューロランド、一人で行ってみた。」（上手）
🐰「よしっ！来いよ～！もっともっと来いよ～！」（渡部篤郎）
🐍「(こいつらアホなのか…)」（呆れる心の声）
（♬ねこでんき サビ）
★I.L.
🐍「ふぅ～何とか外に出れたぞ。助かった～。」（スッキリ）
🥗「アカマツさんのおかげね。逃げ道も教えてくれたし。」（清々しい）
🐍「あぁ。アイツも遊ぶのに満足したみたいだったし、案外いいやつだったな。テロリストってのもわからないもんだ。」（明るめに）
🥗「私は正直疲れたわ。こんな組織だと知っていたら最初から入ってなかったもの。」（疲れた感）
🐍「さっきはノリノリだったじゃないか！」（ツッコミ）
🥗「あれは逃げるためでしょ！演技よ演技！」（心外）
🐍「あ～それはそうとCTAに連絡したって言ってたが、迎えが来るのか？」
🥗「えぇ、確か合流地点はこのあたりなんだけど…」
（車の音）
🐍「おっ」
（車から出る音）
👨🏿‍🦲「スネークさん！」
🐍「おぉ！確か君はチャックの部下の！」（懐かしい）
👨🏿‍🦲「はい！ポール・マクフライです！無事ですか？」
🐍「あぁ、大丈夫だ。ピンピンしてるさ！」（元気な感じ）
🥗「ピンピンしてるのは下半身でしょ。」（ぶっきらぼうに）
👨🏿‍🦲「あなたが連絡をくれたシスター・マヨさんですか？」
🥗「そうよ。捜査にも全面的に協力するわ。」（淡々と）
👨🏿‍🦲「わかりました。行きましょう！」
🐍「あーポール、ところでチャックは来てないのか？」
👨🏿‍🦲「えっ。あ、そうか…知らないのも無理はないですね…」
🐍「ん？どうした？何かあったのか？」
👨🏿‍🦲「はい…実はチャックは…」
（場面変わる）
（シューシュー音）（医療機器音）
★END