【ショート】ご機嫌取りのアフォ~

🐶チャック・バウワー
🐷ジェイムス・アリソン
🐣キャサリン・バウワー
🍇トム・ボーマン

【内容】
🐶「さ~てそろそろできた頃かな。トムの奴は~っと。」
(ドア開ける音)
🍇「あ、チャック、お疲れ様です!」(明るく)
🐶「お、いたいた。」
🐷「チャックお疲れ様~」
🐶「んあぁ~ジェイムス、お前いっつも給湯室にいるな。ちゃんと仕事してんのか?」
🐷「してますよ~。今日は朝からずっと忙しくて、お昼もやっとさっき食べれたんですから~。もうグーグーです。」
🐶「まだ11時だぞ!お昼には早すぎるだろ!」
🐷「あ、僕お昼は10時と14時の2回食べるんです~。えっへっへ~。」
🐶「ったく。一日何食あるんだお前は。」
🐶「あ~そいやトム、さっき電話で頼んでおいたエスプレッソ入れてくれたか?」
🍇「あ、はい、丁度今出来た所です。ほら。」(エスプレッソ見せる)
🐶「お、いい香りじゃないか。」
🍇「イタリア産の豆ですからね!でも珍しいですね。チャックがエスプレッソだなんて。」(明るく疑問)
🐶「いや、これは僕が飲むんじゃなくて、支部長用だ。」
🍇「え?そうなんですか?あ、分かりましたよ!この間、支部長にアウト貰ったから必死でご機嫌取りしてるんですね~!」(明るく)
🐶「当たり前だ!あと2アウトで降格なんだぞ!ちょっと印象良くしておかないと!ん大体、あれは君のせいだろ!」
🍇「あ、あ~。でもほら、だから私もこうやってチャックの助けになろうとしているんです。こう見えてちゃんと反省してるんですよ!」(真面目に)
🐶「だったら支部長に本当はチャックのアウトは君のアウトだって言って欲しいもんだな。」
🍇「いや、それは…」(口ごもる)
🐶「ふん。もういいさ。え~っと…」
(歩く音)
🍇「あれ?支部長に持って行かないんですか?」(疑問)
🐶「ん?いやさっきベンキで買ってきたものがあってな。溶けるといけないから冷凍庫に入れておいたんだ。」
🐷「便器?」
🍇「便器ってトイレの便器ですか?」(疑問)
🐶「違う!チョコレート屋だ!ベンキも知らんのか君たちは!」
🍇「あ~チョコレートのお店のヴェンキですか!知ってますとも~。チャックの発音が紛らわしいんですよ。"ヴェ"ンキです。"ヴェ"ンキ!」(発音にはドヤ顔)
🐶「まぁ何でもいいが、そこでジェラートを買って来てな。」
🐷「えっ。」
🍇「ジェラート?」(疑問)
🐶「あぁ、これは娘のキャシーのアイディアなんだがな…」
(モワモワ音)
🐣「キンキンのアイスクリームかジェラートの上からエスプレッソをかけて~…ジャ~ン!特製アフォガートよ!コーヒー好きなら絶対喜んでくれるはず!これで支部長からの評価爆上がり!ふふっ。」(明るく)
(弾ける音)
🐶「ってな事で、さっき買ってきたという訳だ。支部長アホガートに悶絶するぞきっと。ハッハッハ~」
🍇「ア"フォ"ガートですよ!なるほど~!それはナイスアイディアですね!」(発音には細かい。明るく)
🐶「だろ~。さすが僕の娘だ。え~っとジェラートジェラート…」
(冷蔵庫開ける音)
🐶「ん?あれ?…あれ?」
(漁る音)
🍇「どうしたんです?」(疑問)
🐶「ない!ないぞ!さっきここに入れておいたジェラートがない!」
🍇「えっ。」(驚き)
🐶「どういう事だ!?ほんの数十分だぞ。3つも買っておいたのに!」
🐷「ぼ、僕そろそろ仕事に戻ろ~っと…」
🐶「ぬっ。さては…」
🐷「ギクッ」
🐶「ジェイムス!お前の仕業かぁ!?」
🐷「ご、ごめんなさ~い~!でも僕2個しか食べてないよ~」
(逃げる音)
(ドア開ける音)
🐶「この野郎!待ちやがれ~!」
🍇「…ふっふ。このスキに、さっき隠しておいたジェラートで私もアフォガートを食べちゃいましょう~。ほっほっほ~。」(上機嫌)
★END

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