録音機材&MA機材の覚書(自分が使った機材の覚書)
そもそもレコーディングエンジニアを目指して、音の世界に飛び込んできたのです。私。
で、なんの因果か映像の世界へ。
という経緯も踏まえて、実際に使ってきた機材を紹介して行きます。
1、レコーディングスタジオのアシスタントエンジニア期(東京:1980年代後半)
主にシンセのオーバーダビングメインのレコーディングスタジオでしたが、ギターやベースのダビング、生ドラムの差し替え、管楽器の録音などもされてました。
○ アナログ・マルチトラック・レコーダー:STUDER A800
(今ではプラグインになってるらしい。)
https://www.youtube.com/watch?v=-fZliXoIi7g
○ デジタル・マルチトラック・レコーダー:SONY 3324
https://www.sony.co.jp/Products/proaudio/story/story03.html
○ アナログ・コンソール:MCI(24CHだったか?型版不明、画像見つからず)
○ シンクロナイザー:アダムスミス ゼータスリー
余談ですが、私、この職場で、超有名スタジオミュージシャンJさんのサックスソロをOKの直後に、スパッと消してしまった記憶が凄まじく残っております。
2、MAアシスタントからMAミキサー期(東京:1990年代)
レコーディングエンジニアに挫折し、お誘いのままMAミキサーの道へと歩み始めた私です。
だって、広島の田舎者が、一人で東京に出て行って、金銭的に親に迷惑をかけずにレコーディングエンジニアになるってなかなか難しいですって。
○デジタル・マルチトラック・レコーダー:SONY 3324
https://www.sony.co.jp/Products/proaudio/story/story03.html
○ コンソール:STUDER 900 Series(だったと思います)
○ VTR(ワーク用):SONY U-matic(通称:シブサン)
○ VTR (マスター用):SONYの1インチVTR(型版わからず)
https://ja.wikipedia.org/wiki/1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81VTR
○ VTR(報道マスター用):SONYのベータカムかベータカムSP
https://ja.wikipedia.org/wiki/BETACAM
○ VTR(マスター用/後期):D2
○ シンクロナイザー:リンクス(まだメーカーはあるのでしょうかね?)
これまた余談ですが、当時音効さんがSTUDERの「ダイアクシス」というDAWを使っていたとの話を聞き、とても羨ましく思った記憶があります。
当時のDAWは超高額な「フェアライト」だけでしたので、これが出た時は相当話題になりました。
今のネット上には画像はありませんでしたので、記憶の片隅に残しておきたいと思いまして、書いておきます。
3、MAミキサー期 福岡①(大体2000年以降)
ここで、いきなり余談ですが、、、
いろんな理由で福岡に来ちゃうわけですけど、ちょっとびっくりしたのは、当時、福岡にはマルチテープレコーダーが入っているMA室はほぼなく、6mmやCDでBGMを叩き、ナレーターが喋りながら、別の6mmテープにMIXを録音して音の完パケを作るという、昔のフィルム映画のような作業から、一足飛びに、DAWを導入しているMA室が多かったのです。
当時は、PCを使ったDAWの安全性がまだまだ不安視されている頃でしたが、その方が、コスト的に安かったからでしょう。
しかも、DAWを導入していないMA室では、まだそのフィルム的なMA作業をやっていたのです!!
自分自身がその作業を経験していなかったので、さすがに驚きました。
で、機材のお話に戻ります。
福岡の、CM制作も番組制作もおこなっている会社にて。
○ DAW:フェアライト(しっくりくる写真がない)
○ VTR:D2
https://ja.wikipedia.org/wiki/D2-VTR
4、MAミキサー期 福岡②
で、作業場がTV局内に変わりまして、、、
○ デジタル・マルチトラック・レコーダー:TASCAM DA88(適当な写真がない)
○アナログ・コンソール:SSL 4000シリーズ
これもプラグインになってます。
https://zzstylesound.com/ssl4000-plugins/
○ VTR:D2
DA88にSSLという組み合わせにも、ちょっと驚きました。
あと、ここにもダイアクシスあったと記憶してます。
使わせてもらえなかったから記憶が曖昧です。
そんな機材がありながらも、アナログ的な手法でMIXしている大先輩もいたりで、ちょっと困惑しました。
ここに来て初めてSSLなんて触らせてもらいました。
さすがにちょっと嬉しかったですが、、、
「やっぱりTV局は金があるんだなぁ。福岡では、TV局と専門学校以外でSSLを見たことない」と思った覚えが(苦笑)
5、MAミキサー期 福岡③
で、新設のMA室ができるから、と、ホイホイと職場を代えまして(苦笑)
主にVPを作る会社に入ってしまいました。
で、その一年後には CMもやるようになっていきました。
○ DAW:デジデザイン(AVID) PROTOOLS(Ver4.5位から現在)
この頃は、サウンドデザイナーだかサウンドツールズだかからProToolsに名前が変わった頃だったんじゃないでしょうかね。(知らんけど。)
まだモノラルトラックしかなかったですから。
○ VTR:D2〜HDカム
まだ、他のMA室から戻ってくるミックスの音は6mmテープでもらっていたものも有りました。
それと、この頃はミックス音の納品レベルも、ノンモン半秒の規定も結構曖昧でした。
○ フィジカルコントローラー:マッキー Human User Interface(HUI:適当な写真がないけどオークションサイトには結構出てます)
これ、なんか使いやすかったなぁ。
単純だったからかw
↓
○ フィジカルコントローラー:デジデザイン D-Command
↓
○ フィジカルコントローラー:AVID S-3
VTRは、途中HDカムが入りましたが、ご存知のように、ミックスデータをwavで渡すことが主流になり、ほぼ無用の長物となりました。
6、MAミキサー期 福岡④(2023年現在)
ということで、どうしたことかフリーという名目のもと、自己資金で機材を揃えた現在のシステムです。
とりあえずなんでも出来そうです。
○ DAW:AVID ProTools Ultimate(Ver.2022.12)
○ I/O:AVID CARBON
○フィジカルコントローラー:BEHRINGER(べリンガー) X-TOUCH
余談ですが、AVID CARBONはなかなか良いシステムです。
飛躍的にステレオのMA作業のコストパフォーマンスが良くなりました。
特に、内包されているHDX DSPプロセッサーによる低レーテンシーと、
これ一台で、コミュニケーションまで司れる(多少不満はありますがコスパが良いので)ので、コミュニケーション系の費用が少なくて済みます。
以上、余談、記憶の中の独り言を含めて書いてみました。
興味のある機材がありましたら、検索してみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?