週報20230903_0909:チュパカブラ

・おいおいおい。

・そんなことしていいのか???

・そんな、ただただ自分の大好きなコンテンツがどう良くてどう好きなのかをずっと語るだけのオタク語りみたいな、コンテンツを一個挟んでるだけで実質的には自分語りやんけ!みたいな記事、書いていいのか???

・自分の解釈と体験にだけに基づいた主観的な感想と妄想だなんて、小学生が漫画読んでる時にやっちゃうと「最強の悪魔の実」一緒だろうが!!!

・「僕が考える最強の泥門デビルバッツ」とか「僕の考える最強の斬魄刀」とかと一緒だろうが!!!

・『エターナル・フォース・ブリザード』だろうが!!!

・「相手は死ぬ」だろうが!!!!!

・そんな記事……そんな記事なんてさァ……





・めっっっっっっっっっっちゃ……ええやんけ……

・ちょっと俺にもやらせてくれや……



Do the IDOL!! ~断崖絶壁チュパカブラ~

・いやふざけてない。マジのマジ。この曲凄すぎる。ま~~~~~じでかっこいい。もう普通に「アイマスの曲」っていう範疇ではなく、自分が好きなハードコアテクノの範疇の楽曲として好きだ。

・ミリシタ自体は未履修なんですが、ポプマスで七尾さんと伊吹さんは知ってたんです!ポプマスで見かけて「あら素敵!」と思ってからユニットに入ってもらったりで認知してたんですけど。

・でも、この楽曲で改めて天空橋さんは調べちゃったなぁ。「チュパカブラ~♡(ッカァァ~)」にやられました。面白過ぎるし可愛すぎるしカッコ良過ぎ。

・ハードコアって基本的には夏の季語で、聴いたあと汗をかいてるもんだっていう謎持論があるんですけど、チュパカブラは爽快感だけじゃなくどこか柔らかく受け流されてしまうような優雅さもあって。これはきっとセンターに立っている天空橋さんの成分なんだろうなぁと思った次第でした。いや、ニワカなのでイメージでしかないですが……。



・ミリシタ自体は未履修ですが、この曲が企画アンケートを基に作られた楽曲だっていうのは知ってて。”新時代への挑戦する断崖絶壁を登るハードコアテクノでチュパカブラな曲”ですよね……作曲陣の実力を甘く見るつもりはないけど、あんまりだよ。

・でもそういう、普段はハードコアを制作してるわけじゃない人の着地がここ、って事実が凄すぎるという面がある。ハードコアオタクってキックで誰の曲か推定しようとするっていう癖があるんですが、最初一聴したとき「え???Alby Loud!??」となったし、「そんなわけなくない???」と思って調べてたら全然そんなわけなくてビビった

Alby Loud:メキシコ発のめちゃ強ハードコアDJ。キックの暴力みたいな曲ばっか作るので大好き。一回だけ大阪で生で見れたのだが、バキバキのDJしながらテキーラを瓶でラッパしたり、DJ放棄してモッシュしてたりで完全に最高だった。

・冒頭にストイックにキックしか鳴らないパートあるじゃないですか。このキックが硬いのなんの。 

・ハードコアの中でもかなりキック強めのハードコア(細分化したらHARDPSYだろうか、ドカカカドカカカ言うてるし)をリファレンスしてるっぽいのがかなり攻めてる。そもそもハードコアってもっとメロディ主体の曲もいっぱいあるはずで、そっち寄りで普通に歌えるようなアイドルソングにする方向性は全然あったと思う。

・でも、これでしょう?「いやそっち!!?」ってなるんだよな。歌ってるの後半だけやん。ほぼインストやんけ。まずそれで方針を固める胆力が凄い。なんでなんだろ……たぶん普通に歌っちゃったらチュパカブラ感が薄れちゃうんだろうな……チュパカブラ感って何?

・MVだとアイドルちゃんが足開いたり閉じたりでお茶目な振付してるけど、こんなんハードコアファンならヘドバンして腕振ってレイヴホーンかホイッスル鳴らしまくるし、DJはテキーラを瓶でいく。お行儀良くペンラ振ってコールしてるオタクども間違ってるぞ。こんなにハードコアそこかしこでモッシュしないと嘘だぜ。今すぐ横のオタクに体当たりしろ。


・もうちょっと個人的な意見を言うと、こういう「ハードコア×カワイイ女の子ボイス」な楽曲って、どうしたって素材が電波ソングと領域が近くなっちゃうので、ともすれば楽曲のテイストとしてもそっちに寄っちゃうと思うんですよね

・合いの手で「ッハイ! ッハイ! ッハイ! もう一回~!」みたいなこと言ってもらったりなんかしてさ。もちろんそれも全然悪くないのよ!そういうのも大好きよ!でもそこまでいくと「流石にちょっとハードコアっていうよりは電波ソングかな~~~」って気持ちが高まるわけで……具体的に何が違うんだって聞かれると難しいけど、跳ねたり首振ったりというよりは合いの手を楽しむ感じになるというか……。

・でもチュパカブラはそういうのが……マジで全然無い! 強いていうなら「チュパチュパ」ぐらいか。チュパカブラがテーマの楽曲で「チュパ」って言わない楽曲って一個もないですからね。

・この「電波ソングじゃなさ」ってめちゃ凄いことだと思うんですよね。だってこれ、アイマスですよ??? アイマスなんて日本で一番声が素敵な女性の集まりで声優天下一武道会のひとつなわけで。しかもアンケートで決まったネタみたいな楽曲なんだからちょっとおふざけしようが許される土壌があるわけで……だから「ッハイ! ッハイ! ッハイ! みんな一緒に~!」が入ったところでマジで誰も文句言わなかったと思うし、ハードコアオタク側だって「そうなるわ!」で受け入れたと思うんだよな。

・でもBNSI佐藤は、それらをしなかった。日本一良い声はあくまでサビにとどめてカッチカチのハードコアを錬成し、断崖絶壁のような期待を乗り越えた……あまりにも大胆不敵で勇猛果敢。あなたがチュパカブラ×ハードコア界隈で最強です。


・そんでもってそのサビがさぁ…………もう本当にさぁ…………最高。

・最高です。

・爆発。こんなもんアイドルソングじゃなくて爆発ソングですよ。

・最初この記事を書き始めた時、どっかで「こんなにアイドルソングで、こんなにハードコアな曲あるんですね!」って書こうと思ってたんですけど、申し訳ありませんがアイドルソングじゃなかったです。爆発ソングでした。

・冒頭にちょっと出てきたフレーズがメインフレーズといして後半に帰ってくるのって人類みんな大好きだと思うんですが、普通にハードコアというか音ゲー楽曲でもここまで効果的に機能してるのも珍しい気がしてるんですよね~~~……メロディそのものが素晴らしいのももちろんそうなんですけど、やっぱりきっとアイドルソングとしての本質というか、「サビでアイドルが歌ってる瞬間こそが一番輝いている」ことを意識して作られていることが爆発力を何倍にも何十倍にもしている気がする。


・一点だけ敢えて言うならば……

夢が作ってく新たな時代 劇場で叶ってく確かな未来
常にスマイルが私のスタイル Do the IDOL

歌詞が「チュパカブラってそうなんですか???」となるぐらい王道に良過ぎる点だけ気になっちゃうくらいでしょうか。



・何曲か書こうと思ったら一曲でちょうどいい文量になってしまった。

・というかやっぱ日記めいたことを書くよりも「これ良いんだよな~~~」って思ってることを吐き出す方が圧倒的に出力が速いし精確だ。

・またタイミングを見てやろう。また来週。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?