自らに引き寄せて考える
しばらくぶりのnote。2022年は「今まで試行錯誤していたリフレクションを自分のものにしたいな」と考えているけれど、どんな方法が自分に合っているのか分かってすらいない。リフレクションの「良さ」すら実感できずじまいだ。でもとりあえず今日は、noteに気軽に、何気ない日を書きたいように残してみたいと思う。
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昨日、新出漢字の学習をしていた。新しく学習する漢字は「耳」。今まで学習してきた漢字の中ではバランスが難しく、ポイントを押さえた後、クラスの子ども達は書き取り練習をしていた。
「バランス難しいけど、お手本よく見て頑張ってー!」と声を掛けながら、子ども達を見て回っていると、ある子が「あぁ!細い形になっちゃった!」と声を上げた。かと思うと続けて小さな声で「まぁ、僕の耳、細いからいっか。」と呟いた。そのボソッとした呟きがやけに面白くて、「いや!そういうことじゃないから‼︎」と、気づいた時には思わずツッコんでいた。
クラスのみんなで笑いながら、「耳という漢字を、自分の生活経験に引き寄せたのか。素晴らしいな。」と考えていた。子ども達はそうやって学びを自分の生活経験に引き寄せて考えることが多いのかもしれない。その考えは大切だなと思うと同時に、自分は授業の中で、子ども達のそのような思考を「授業の流れに必要のないもの」として切り捨てていなかったかと怖くなった。
「レールを敷きたくない」「教師の発想の枠を飛び越える子ども達を見るのが楽しい」と口で言いながら、時々無意識に逆のことをしていないか、自問自答していきたいと思う出来事だった。
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