見出し画像

愛情を注ぎ続ければ、いつか思いは伝わると思う。

 我が家のアゲハチョウの幼虫【キャタピーちゃん】が巣立ったあと、また次のむちむち幼虫さんが現れました。ついついキャタピーちゃんの時のように撫でてしまったあとに後悔。ついばまれたと勘違いした幼虫さんが、あの黄色くて強烈な臭いを放つ角を出して、私を威嚇してきたのです。そして、それはまんまと私の指に当たり、臭い思いをするはめになりました。何と言いましょうか、個体差ってあるんだなぁと思いました。

 思い返せば、キャタピーちゃんを見つけたとき、私は嬉しくて嬉しくて天にも昇るような気持ちで、毎日毎日飽きもせずにキャタピーちゃんに話しかけていました。まだ茶色くていがいがした幼虫のときからずっとです。けれど、今の幼虫さんには話しかけておらず、ましてやむちむち幼虫さんになってから急に「可愛い」と言って撫でたわけですから、幼虫さんからしたら「馴れ馴れしくすんなや」という気持ちだったことでしょう。猛省でございます。

 そこで私は、その日の夜から幼虫さんに話しかけるようにしてみたのです。今日は雨ばかりだったけど大丈夫だった?とか、暑いねぇ!とか、一言二言ですが、触ることなく話しかけていたのです。

 そして、今日、勇気を持って尋ねてみました。「ちょっとだけ、触ってみても良いですか?」と。
もちろん返事はなし。なので、そーっとお尻の方から撫でてみました。「いい子、いい子」と言って、何度もです。するとどうでしょう。頭を持ち上げて反応することもなく、あの黄色くて強烈な臭いを放つ角を出すこともなく、すんなりと触らせてくれたではありませんか!もう、感動でした!!

 そこで私は、思いました。見返りを求めず、ただただあなたを愛していますと言葉と行動で伝え続ける、愛情を注ぎ続けることができれば、いつか思いは伝わるのだと。

 調子にのって、むちむち幼虫さんにも名前を付けたいと思います。出会いの衝撃から和解への道のりを踏まえて、【ツンデレさん】に決定です。本日のツンデレさんは、ミカンの葉っぱをもりもり食べていました。今度こそ、飛び立つ瞬間を見せてほしいものです。

 ツンデレさんは、凄いです。私に人との関わり方まで教えてくれるのですから、脱帽です。今回のツンデレさんとの関わりで学んだことを、子育てに役立てたいと思います。ツンデレさん、ありがとう。

もしもあなたの琴線に触れることがあれば、ぜひサポートをお願いいたします(*^^*)将来の夢への資金として、大切に使わせていただきます。