マガジンのカバー画像

這い寄る病魔

3
ゆっくりと、本当にゆっくりと忍び寄ってくる。 気をつけてそれに気付けるかはわからない、私は気付けなかった。
運営しているクリエイター

記事一覧

とある書家の血圧冬季攻防戦4日5日

半分になった血圧の薬は思った以上に安定した。

先日の午後にかかりつけ医に連絡をして「あまりにも吐き気と船酔いのような感覚が酷いので半分にしてもいいですか?」と、相談したら許可が出た。

まぁ何て言うか高血圧が原因と見られる頭痛から解放されて、強すぎた副作用も減薬でほぼほぼ気にならない程には収まったのである。

気を抜くと言うのは現実に漫然と立ち向かわないことだ。

副作用と言うのは身体に対する効

もっとみる

とある書家の血圧との冬季攻防戦 二日三日

今だ世界は自転している

毎日の腰痛の薬と共に血圧降下のお薬を飲む、なんなら前日に朝の分をまとめておいている。
ただ朝起きて薬を飲もうとすると既に目眩のような感じに襲われる、完全に気持ちの持ちようでなんとかなるとおぼしきそれは気圧のせいでも体調不良でもなく単に「あー、また一日中船酔いかぁ」と心が拒否をしているだけなのだろう。

意を決して流し込む…、不思議なのは効いてくるまで多少の時間を要するはす

もっとみる

とある書家の血圧との冬季攻防戦

「下が110超えていますので寒い間だけでも」

そう言ってかかりつけの主治医から伝えられた、処方されたのはアムロピジン5ミリ錠剤。
ここ数年は血圧も安定していてのまなくて良くなっていたお薬だった…、副作用のことも記憶からなくなっているほどに。

「久しぶりに血圧の薬がでましたね」

そう言って少し心配そうにこちらを伺っているかかりつけの薬剤師さん、私は言い訳のように「コロナ罹患が原因ですかね…、早

もっとみる