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ゲーミングPC選びの初歩の二択

 ゲーミングPCを買うには多くの知識が必要で様々な選択を迫られます。
 まずは簡単な二択から決めていきましょう。
1.デスクトップノートかならデスクトップ
 ゲームが目的ならデスクトップ。
2.WindowsMacかならWindows
 ゲームが目的ならWindows。
3.Windows10のHomeProかならHome
 ゲームが目的ならHome。
4.Intel CoreAMD Ryzenかならどちらも可
 ゲームが目的ならどちらも可。
5.NVIDIA GeForceAMD RadeonかならNVIDIA GeForce
 ゲームが目的ならNVIDIA GeForce。
6.BTO自作かならBTO
 ゲームが目的ならBTO。
7.PC専門店家電量販店かなら安い方
 要件を満たすなら安い方。
8.通販店舗かなら安い方
 要件を満たすなら安い方。
9.新品中古かなら新品
 目利きに自信がないなら新品。

1.デスクトップノートかならデスクトップ

 持ち運ぶならノートを選ぶしかありません。
 二択になるということは持ち運ばないということなので、ノートを選ぶ理由がありません。
 ゲーミングPCの基本は、PC本体とモニタが別々のタワー型デスクトップです。
 ノートは持ち運ぶためにモニタとキーボードを一体化させ、小さな本体にパーツを詰め込むために冷却を犠牲にし、駆動時間を長くするために性能を抑制しています。持ち運べるというメリット以外にノートを選ぶ理由はありません。
 デスクトップにはPC本体とモニタが一体になった一体型デスクトップもありますが、ノート並みに性能が低い上に持ち運びもできないのでメリットがありません。

2.WindowsMacかならWindows

 ゲームの多くはWindows用に作られています。ゲームの動作環境や推奨要件でOSの項目を確認してみましょう。
 MacにWindowsを入れる方法もありますがマニアに限られます。

3.Windows10のHomeProかならHome

 Homeは家庭用でProは企業用です。
 Proの方が値段が高く多機能ですが、ゲームをするだけなら違いはありません。
 WindowsUpdateを止めるためにProを選ぶ人もいますが、Updateをコントロールする知識が必要です。なお、Homeでも一定期間Updateを止めることができます。

4.Intel CoreAMD Ryzenかならどちらも可

 PCの頭脳となるCPUはIntel社のCoreシリーズとAMD社のRyzenシリーズが有名です。
 「Intelはゲーム向き、AMDは動画編集向き」「最近はAMDもゲーム向きになった」などと言われますが、極限状態で比較した際に少し差が出る程度なのでゲームの推奨動作環境を満たせばどちらでも構いません。
 AMDはIntelよりコスパが優れていますが、あくまでも同世代で比較した場合です。古いAMDより新しいIntelの方がいいということもあるし、AMD同士でも世代が新しい方がコスパがよくなります。
 特に今は在庫不足で現物がなかったり値段が上がっていたりするので、世代(発売時期)や値段、在庫状況で判断しましょう。

5.NVIDIA GeForceAMD RadeonかならNVIDIA GeForce

 普通のPCとゲーミングPCの違いの特徴がグラフィックボードの有無です。3Dオンラインゲームの綺麗なグラフィックを滑らかに動かすためには映像専用のグラフィックボード(グラボ)が必要です。
 NVIDIA社のGeForceシリーズが有名で、多くのゲームはこれを対象に開発されていると言われます。
 AMD社のRadeonはシェアが小さく、搭載されたゲーミングPCも少ないのであえて選ぶことはないでしょう。

6.BTO自作かならBTO

 ゲームがしたいだけならBTOで構いません。初めてゲーミングPCを買うならBTOを買うだけでも調べることがたくさんあります。
 自作ならその労力が数倍になります。調べたり作ったり問題を解決したりすることが趣味でなければ自作はおすすめしません。
 自作の方がBTOより安いかどうか、その答えを自分で出せない人は自作に向いていません。

7.PC専門店家電量販店かなら安い方

 時間がなければPC専門店だけ調べることになりますが、最近は家電量販店でもゲーミングPCを扱っています。
 時間が許す限りPC専門店と家電量販店の両方の情報を集めましょう。

8.通販店舗かなら安い方

 通販と店舗に大きな違いはありません。
 PC専門店は通販専門と思われがちですが店舗もあります。
 店舗のメリットは現物を見ながら店員と相談でき当日持ち帰ることができることです。
 現物を見なくても大きさは仕様でわかるし、店員に相談しなくてもネットで多くの情報を知ることができます。ゲーミングPCは注文を受けてから生産するBTO方式が多いため店舗に在庫がないこともあり、この場合は工場から発送されるので通販と変わりません。
 故障時に持ち込めるメリットもありますが店舗で修理対応できず工場へ移送されることがあるので、自宅から工場へ送る方が早いということもあります。また、デスクトップPCは10kg以上ある上に段ボール箱も相当大きいので車は必須です。

9.新品中古かなら新品

 PCのパーツは毎年のように新製品が発売されるため、古いパーツは相対的に性能が低くなっていきます。
 例えばIntelのCore i7は10年以上前に発売されてから毎年のようにモデルチェンジされ現在は第11世代になっています。初代i7は第11世代i3より性能が低く、i7なら高性能とは言えません。
 中古ならどの世代も出回っているので、i7-960やi7-3770という型番を見て何年前のCPUで性能はどのくらいか、当時のマザーボードやHDDや電源ユニットの残りの寿命はどのくらいかなどを考慮し、値段が妥当かどうか判断しなくてはいけません。
 新品なら第11世代か第10世代が搭載されていて3~5年は使えます。
 CPUに限らずグラボも歴代モデルが多々あるので、それらを調べる自信がない人には新品をおすすめします。

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