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ホグワーツレガシーのPCスペック

『ホグワーツ・レガシー(Hogwarts Legacy)』のPCスペックについて説明します。

PCスペックとは

 PCスペックとは、ゲームを動かすためにPCに求められる条件です。
 システム要件や動作環境とも言われます。
 "最低"と"推奨"の2つを定めるゲームが多い中で、ホグワーツレガシーは4つ定めています。

最低仕様:720p/30fps、低画質設定
推奨/高品質仕様:1080p/60fps、高画質設定
ULTRA仕様:1440p/60fps、ウルトラ画質設定
4K ULTRA仕様:2160p/60fps、ウルトラ画質設定

https://www.hogwartslegacy.com/ja-jp/pc-specs

 最低仕様は、解像度が1280×720のいわゆるHD(ハイビジョン)です。30fpsは1秒間に30枚の画像が表示されます。
 推奨/高品質仕様は1920×1080のいわゆるFHD(フルHD、フルハイビジョン)です。FHD60fpsは現在のPC用途としては一般的です。
 ULTRA仕様は2560×1440のいわゆるWQHD(QHD)です。このサイズは少数派です。
 4K ULTRA仕様は3840×2160の4Kです。4KはFHDの4倍の情報を表示するためPCの負荷が高まります。またFPSなどの対戦型撃ち合いゲームは美しい映像よりもいち早く敵を発見し正確に追従することが求めらるため、解像度よりもフレームレートが重視されます。4K60fpsよりFHD144fpsを優先する方向へ進んだため4Kの普及は遅れています。
 この記事では『推奨/高品質仕様:1080p/60fps、高画質設定』を中心に解説します。

ホグワーツ・レガシーの推奨/高品質仕様
https://www.hogwartslegacy.com/ja-jp/pc-specs

推奨/高品質仕様の説明

 推奨/高品質仕様の内容について簡単に説明します。
 現在使用中のPCで動くかどうかの確認方法や、新規にPCを購入する際の注意点などは後述します。

OS Windows 10 (64ビット)

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OSはPCの基礎となるプログラムです。パーツではありません。
Windowsが対応しています。
MACは対応していません。

CPU:Intel i7-8700 (3.2GHz)、またはAMD Ryzen 5 3600 (3.6GHz)

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CPUはプロセッサーとも呼ばれ、PCの頭脳の役割です。
Intel社のCore i7-8700、またはAMD社のRyzen 5 3600が推奨です。

RAM:16GB

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RAMはメモリとも呼ばれ、ゲームをプレイしている間だけ必要になる容量です。
16GBが推奨です。

GPU:NVIDIA GeForce RTX 1080 Ti、AMD Radeon RX 5700 XT、またはINTEL Arc A770

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GPUは映像に関する機能のことです。GPUはCPUに内蔵されている場合とグラフィックボードという映像専用パーツに搭載されている場合があります。
NVIDIA社のGeForce RTX 1080Ti、AMD社のRadeon RX 5700XT、またはIntel社のArc A770が推奨です。
RTX 1080Tiの型番は存在しないためGTX 1080Tiの間違いと思われます。

DX バージョン:DX 12

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DXはDirectXの略で映像に関する規格です。DirectX 12が推奨ですがGPUの項目を満たしていれば必然的にDXバージョンも対応します。

ストレージ:85GB SSD

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ストレージはSSDやHDDなどのゲームを保存しておく場所です。
ゲームを保存するために85GB以上の空き容量が必要です。
さらに、低速なHDDではなく高速なSSDが推奨されています。

備考:SSD、1080p/60fps、高画質設定

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備考としてSSDを搭載することと、1080p/60fps、高画質設定にできることが記載されています。

所有しているPCのスペックの見方

 既にPCを所有している場合、タスクマネージャーでスペックの確認ができます。
 スタートボタンを右クリック
  →タスクマネージャー
   →詳細
    →パフォーマンスタブ
でPCのスペックを見ることができます。
 CPU、メモリ、GPUを確認します。

タスクマネージャーで所有PCのスペックを確認

所有しているPCのスペックと推奨/高品質仕様の比較

CPU
 下の表はCPUの性能の比較一覧表です。これまでに発売された主要なCPUの性能を数値化して並べています。表の右へ行くほど新しく、下へ行くほど高性能です。
 緑色で囲んだi7-8700とRyzen5 3600が推奨/高品質仕様です。
 所有しているPCのCPUがこれより下にあれば推奨/高品質仕様を満たしています。
 なお、水色で囲まれた最低仕様のi5-6600よりも上にあるCPUではゲームが動かない可能性があります。
 前述のタスクマネージャーの例でみると、i7-6700(表中ではi7-6700Kが近い)は最低仕様のi5-6600と推奨/高品質仕様のi7-8700の間にあるため、ホグワーツレガシーは動くものの快適ではないだろうと判断できます。

ホグワーツレガシーCPU

グラフィック(GPU)
 緑色で囲んだGTX1080Tiが推奨/高品質仕様です。
 所有しているPCのGPUがこれより下にあれば推奨/高品質仕様を満たしています。
 なお、水色で囲まれた最低仕様のGTX960よりも上にあるGPUではゲームが動かない可能性があります。
 前述のタスクマネージャーの例でみると、GTX1060/3は最低仕様のGTX960と推奨/高品質仕様のGTX1080Tiの間にあるため、ホグワーツレガシーは動くものの快適ではないだろうと判断できます。

ホグワーツレガシーGPU

ゲーミングPCを買う場合の候補

 ホグワーツレガシーのためにPCを買う場合は、推奨/高品質仕様を満たすことが重要です。
 プロセッサはIntel社製の場合、最新のCore i3-13100か旧世代のi3-12100、AMD社製の場合、最新のRyzen5 7600か旧世代のRyzen5 5500が候補です。
 グラフィックはNVIDIA社製のGeForceRTX4060か旧世代のRTX3060Tiが候補です。AMD社のRadeonとIntel社のArcはシェアが低いためPC初心者にはお薦めしません。

ホグワーツレガシー用PC

 PCの比較サイト(ニコニコロニー)ではPC専門店のお買い得PCを一覧表にしています。
 ホグワーツレガシーの推奨/高品質仕様を満たすPCは14万円~、最低仕様では約11万円~あります。
 なお、デスクトップPCの価格は本体のみで周辺機器(デバイス)は含まれません。
 参考までに、1080p/60fpsを表示できるモニタは1万円~1.5万円程度です。4K60fps対応モニタは3万円弱~、4K144fps対応モニタは6万円台~です。
 4K ULTRA仕様のPCは23万円~ですがモニタも高価になるため、予算の振り分け方を考えなくてはいけません。
 ゲーミングキーボード、ゲーミングマウス、ゲーミングヘッドセットなども安価な物から高価な物まで数多くあるため、用途や好みで選ぶことになります。

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