染野唯月とフィルミーノの話
鹿サポ界隈で「ソメミーノ」と呼ばれる選手がいる。高卒3年目の染野唯月だ。その語源は現在リヴァプールで活躍するブラジル代表ロベルトフィルミーノから来ており、プレースタイルを重ねている人もさぞ多いことだろう。
そんなことで今回は染野とフィルミーノの話をしていく。
■そもそも染野は意識しているのか
リサーチをかけたところ、高校時代のインタビューにて染野は確かにフィルミーノの名前を出している。プロになってある程度の時間が経った今、意識しているかは不明だが、少なくとも高校時代の彼は意識はしている存在だったようだ。
■フィルミーノのプレースタイルとは
それでは次にフィルミーノのプレースタイルについてフットボリスタの記事を参考におさらいしていこう。
ポイントは大きくわけて2つ。
・スペースメイク
サラーとマネの存在が影響しているのかもしれないが、フィルミーノは彼らがゴールを取るための時間とスペース、ボールのあらゆるものを供給する。また、それに留まることなく、自らも局面を打開でき、ゴールも奪えるという「超ハイクオリティマルチプレーヤー」である。
・守備
「超ハイクオリティマルチプレーヤー」であるフィルミーノは守備もできちゃう。カバーシャドウで消す動きや献身的なプレッシング、球際の強度、タフなプレミアリーグでも守備能力の高さはトップオブトップである。
■フィルミーノと比較した時の染野は
じゃあ、鹿島の染野と比較した時、染野のどこに伸びしろがあるのか考えてみた。
僕が考える、2人の大きな差は守備の強度にあると考える。攻撃面はJでもある程度通用しているおり、使われ方次第では鈴木優磨や上田綺世がもっと点を取れているんじゃないかなんて気もしている。しかし、指揮官であるヴァイラーがまず求めているのは強度の部分だ。ここはまだまだ足りない。逆に染野が鈴木優磨ばりにボールを取れる選手に変貌すれば、一気に序列がひっくり返る可能性すらある。だからこそ僕はもっと鹿島の先輩やスタッフに揉まれて、タフになってほしいと思う。
■今後の変貌
今後の話だが、そもそも僕は別に染野がフィルミーノになってほしいとか、なるべきだとも特別思わない。しかし、ヴァイラーという監督に出会えた彼は今、キャリアを大きく左右するターニングポイントにいる。エヴェラウドも帰ってきて、いつまでもベンチが定位置では立場が危ういだろう。そんな染野が今シーズン、どう変貌を遂げるのか楽しみにしている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?