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【2020シーズン振り返り】2月

2020シーズン振り返り企画。今回は2月編。

1月編はこちら↓

【2/1】茨城サッカーフェスティバル vs 水戸 1-0 ○ 

2週間後にはルヴァンカップも控えており、プレシーズンマッチとはいえ、ACLプレーオフを踏まえての修正やスピーディな既存選手と新加入選手の融合が求められる中での水戸との試合。ACLプレーオフからスタメンを10人入れ替え、全体的なコンディションの見極めと、浸透度をチェックしたように見える。

試合後
鹿島アントラーズ:ザーゴ
前半は完璧に近い試合内容だった。フィジカル的にいい状態の時はよさが多く出せていたと思う。練習からかなり負荷をかけているので、後半は足が止まってしまい、チグハグした部分が多少あった。ただ、全体的に選手たちが練習でやってきていることを表現しようとしてくれている。自分自身としては、非常に満足のいく試合内容だった。

Q. 評価している部分と課題は?
A.唯一満足いっていない部分は、準備期間の短さである。コンディション面で差がある中での融合を考えながら、現在、チーム作りをしている。コンディションがあまりよくない中なので、後半に足が止まってしまったり、反応が遅くなってしまっている選手もいた。それはやむを得ない部分だと思っている。選手たちが練習でやってきていることを自然にできるようになるまでは時間がかかる。現状、やろうという意識を持ってプレーしてくれている。これからしっかり準備をしていきたい。次の試合に向けて、全体的な質をもっと高めていきたい。

コメントを読んでる限り、この時の状況は以下のようなイメージ。
・練習でやっていることをチャレンジしようとしている点はOK
・コンディションの部分は仕方ない。そもそも準備期間少ない
・質はここから時間をかけながら上げたい

【2/4】 内田負傷

■受傷名:右下腿三頭筋損傷

■治療期間:約4週間

水戸戦で内田が負傷。戦力としてももちろんだが、立ち上げ当初のチームにおいて、クラブを知るベテランは新監督と選手を繋げる貴重な存在だけに、痛い離脱だった。

【2/7】 練習試合 vs 栃木シティ 4-1 ○

この日、関東サッカーリーグ一部の栃木シティを行った。ルヴァンカップに向けて良いイメージをもたせるためにも、カテゴリを下げた相手とのマッチメイクと見られる。

【2/16】 ルヴァンカップグループステージ 第1節 vs 名古屋 0-1 ×

ルヴァンカップ開幕。1週間後にリーグも開幕も控えており、両チームともベストメンバーを揃えてきた。結論としては、内容と結果ともにまだまだな出来であった。和泉のポストを叩くシュートなど、決定機自体はあった。しかし、自分らのターンで仕留められないまま、相手に先制されてしまうという、序盤戦の典型例でもあった。光明はルーキーたちがJ1の舞台でも戦力になるとわかったこと。松村は退場してしまったが、荒木も含め新チームの起爆剤になる予感を強く感じることができた試合でもあった。

【2/23】明治安田生命J1リーグ 第1節 vs 広島 0-3 ×

敗戦から1週間後、リーグ開幕。スタメンは名古屋戦と同じメンバー。試合展開的にはこの試合も開始早々に決定機が2回あったが、決めきれず、、、。そのまま自陣でのビルドアップのミスで失点。続けざまにハイプレスをかいくぐられ、失点。その後は上田や荒木を投入して攻勢にかかるが、終盤にカウンターを食らい、終わってみれば0-3という完敗の試合であった。

これまでの試合からの改善で言えば、プレッシングのところが形になりつつあり、序盤は広島も面食らっていた。また、ボールを運ぶ作業も着実に改善されていた。

試合後
鹿島アントラーズ:ザーゴ
立ち上がりは非常によくて、ゲームをコントロールしてこの試合の中で一番決定的な場面をつくった。だが、それを決めきることができなかった。途中からパスミスを繰り返し、自分たちのリズムを失い、個人のミスから1失点目を喫してしまった。そして相手の狙い通りの形で、残念ながら2失点目を喫した。それでも選手たちはやるべきことを忠実にやろうとしてくれたし、チャンスもつくれた。後半に入ってから、再び攻守で分断された内容になり、3失点目を喫してしまった。チームをつくっていくうえでやって欲しくないことをやってしまったが、これは徹底して練習で取り組むしかない。開幕戦なので勝ちたかったが、また集中して取り組んでいきたい。

Q.「チームとしてやって欲しくないことをやってしまった」と言ったが、具体的にはどのようなことなのか?
A.ピッチのゾーンによって、やってはいけないミスというものがある。1失点目と3失点目は、自分たちでボールをコントロールしながら、判断ミス、動作ミスということがあって、失点してしまった。やってはいけないところが開幕戦で出たので、これからみんなで修正していきたい。

【三竿 健斗】
1点目は、自分のミスから失点した。自分に責任がある。ただ、そこまでの流れは、準備してきたことが出せていた。そのいい流れの時にミスをしてしまうと、流れが変わってしまう。そこは反省しなければいけない。ミスしたから、今後それを恐れることは成長がないと思う。これからもミスを恐れずにプレーしていく。

ザーゴ的にも前半良い流れがあった中での決めきれないところ、先制点のミスには指摘しており、今後も継続して我慢と向き合わないといけないスタンスだった。また、キャプテンの三竿もミスは認めつつも、そこから逃げないことを誓ってもいる。年間通して見てきた者としては、選手個人のチャレンジ(成長)への向き合い方が浮上の要因でもあったなと思う。

こうして2月は危機感や不安を感じる悔しい月であった。しかし、お先真っ暗というよりは、なんとか時間をかけて我慢すればいけるかもという期待は残してくれた。この準備期間が年始のキャンプからできていればまた面白い結果になったかもしれない。その点、2021シーズンは楽しみだ。

【参考】




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