【真ウィズ】とんでもねえシナリオもあったもんだ！

　1990年前後ぐらいに、「真ウィザードリィRPG」というシステムが発売されました。
　これは「ウィザードリィRPG」の第二版で、主な変更点に「技能ルール」の導入によってキャラクターが死ににくくなったことがあげられます。要は第一版より遊びやすくなったということです。

　親切なことに、基本ルールには3本のシナリオがついており、それぞれ「ダンジョン攻略」「街でのイベント+ダンジョン」「屋外での冒険（ウェルダネス・アドベンチャー）」となっていました。当時のファンタジーTRPGによくあったシナリオの型をすべて体験できるという、なかなか豪華なラインナップです。

　しかし、豪華なのは形式だけではありません。
　なんと、2本目のシナリオの背景設定が「小説形式」で書かれていたのです。
　数ページにもわたる小説で、背景設定を説明するシナリオ。今ではちょっと考えられません。こんなことを平気でやるのですから、「ウィザードリィ」はあなどれません。

　ですが、私がGMをしたとき、この形式が仇となりました。
　何があったかについては、こちらの動画にて……。ここでは、「超弩級のガバマスタリングをやらかした」とだけ書くにとどめようと思います。

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