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【N◎VA】カゲムシャの有効活用(オンラインセッション)

 2021年7月25日に「トーキョーN◎VA THE AXLERATION(ジ・アクセラレーション)」のオンラインセッションを開催しました。ルーラー(ゲームマスターのこと。以下RL)は私。


■《買収》で○○は買えるか?

 今回はR時代の公式シナリオ「華」をプレイしました。参加キャラクターは下記のとおり。キャラクター解説はウェブキャラシートより一部コピー。


・一夜(いちや)

 年齢不明の、若く見える女性。バサラ◎ニューロ●カブトワリ。
 ニューフォート出身で父親はカーライルに加担していた魔術師だった。派閥抗争に巻き込まれて両親を殺害されたものの自身は難を逃れ、暗殺を生業とするようになり後に襲撃の首謀者を倒して両親の仇を討つ。
 その後はN◎VAに渡り、それまでの経歴を捨てて「一夜」と名乗り、アサクサに事務所を構えてフリーの荒事屋として日銭を稼いでいる。
 ダブルのスーツにコートを羽織り伊達者を装っているが性格はペシミスト。

 〈元力共通(射撃)〉で使う銃はコルト・ピースメーカーに酷似している。元力をこめることで使用できるようになる。

・“無貌のモノ”ないあ

 カゲムシャ◎●クロガネ、ヒルコ。
 年齢性別、経歴等全て不明なカゲムシャ。
 基本的に「自分が愉しいか」で仕事の報酬を決める。仕事と自分の愉しみに関してはそれなりに真摯だがそれ以外には非常に怠惰かつ辛辣。
 人生……それは暇潰し、その挙句がスカウトされて人数合わせの為のモブスクールアイドル活動である。

「『こ』《ん》【ど】(の)「し」【ご】『と』(は)『た』「の」《し》「い」『ん』【だ】(ろ)『う』「ね」『?』」

 仕事中以外では複数の老若男女(とそれ以外)が同時に発音している様な他者にとって不快以外何物でも無い音(それ以外に表現できない)で話す。
 名前と、フルートを吹き鳴らすエキストラを従えていることから、某邪神か、その関係者と思われる。

(ぱっと見は、頭に黒猫を乗せた小さな女の子だが(イラストより)、フードをかぶっているため依頼人からは顔が見えない)

・田中三助(たなか・さんすけ)

 藤咲組の構成員で26歳の男。レッガー◎コモン=コモン●
 警察勤めの父を持つ、極々一般的な家庭に生まれた彼は平凡なものだった。そう、汚職事件に巻き込まれた父がすべての責任を取らされ、家族全員が路頭に迷ったことにも特筆すべきことなどなにもなかったのだ。
 しかし、彼はそこからすこしだけ平凡を抜け出した。
 どこにでもいる特色のない彼は、どこにいても良いのだと割り切ったのだ。
 結果、彼はN◎VAに溶け込み、いつでもどこにでもいてN◎VAのことならだいたいのことは知っている少し不思議な情報屋として裏社会で知られるようになった。
 そうして平凡な彼は当然のように調子に乗ってへまをして、幸運にも藤咲竜二に助けられた。それから彼は藤咲竜二をアニキとして慕う藤咲組の構成員となった。
 なお、最近一番驚いた出来事は、へまをした時に、死ぬほど追いかけられたハウンドが、小さいころ父の友人の娘として何度か遊んだことがあった“暴走課長”レイだったこと。ちなみに向こうは全く覚えていなかった。

・“暴漢刑事”吹雪磊(ふぶき・らい)

 イヌ=イヌ=イヌ◎●のブラックハウンド機動捜査課隊員。32歳男、メガネ男子。
 天涯孤独で生きるために危険なことや荒っぽいことも多数やってきた。
 しかしある事件がきっかけで、今度は自分のような弱者を救うために凶悪犯罪と戦うことを決意した。
 普段は明るくてノリが良い、と言うよりは不真面目。
 犯罪を憎み人を助ける事に情熱を注いでいると言えばハウンド隊員の鏡のようだが、実際には直情的で暴力的。野生の感で動き回り、カッとなったらすぐに暴れる問題児。良くも悪くも、古き良きブラックハウンド。
 レイ課長によく怒られつつも気に入られてるのは、やってることが昔の自分と重なるからだろう。


 今回のシナリオは、「殺されたマネキンの少女と、紅蓮のドンの過去にまつわる物語」。
 荒事屋、カゲムシャ、ぱんぴーに限りなく近いレッガー、ブラックハウンド隊員が、マフィアたちとかかわっていきます。

 ◆ ◆ ◆

 一夜はデイジーというマネキンと親しくしていましたが、酒を酌み交わしたあと、デイジーは行方不明となります。

RL「気になって捜しに行く、という導入のキャストなんですが……」
一夜「一夜は家族をマフィアの派閥闘争で失い、それがPTSDとしてあらわれることがあるんですが、夢にデイジーが現れて、家族と重なってしまい、思わず目をさまします。あまりに気がかりなので、捜しに行きます」
RL「ナイス導入!」

 ◆

 デイジー(実はないあ)と女性の仲を見てうらやましがる磊。

「いいなあ、俺もなー」
RL「じゃあ後輩隊員が『先輩には俺がいるっすよ!(ぽ)』という」
「お前はいったい何をいってるんだ」

 ◆

 他のキャストが退場し、ないあと、ある女性だけが部屋に残されるシーン。

RL「ないあだけのシーンやけどどうしよう? 二人きりだとちょっとアダルティーなシーンになるかもしれませんが」
「RLがやりたいだけやろ」
RL「失敬な! やりたいに決まってるだろ!

 ◆

 デイジーを捜しているある女性は、デイジーに化けていたないあに、彼女の敵討ちを依頼しますが……

ないあ「依頼人のことはしゃべりません。本当の顔も見せません(あくまでカゲムシャ)」
RL「じゃあ《買収》であなたに依頼したいのですが」
ないあ「金で買えるものにしか効かないので、私の『信念』は揺るぎません
RL「あるようでなかった発想!」

 金! 暴力! 信念!

 ◆

 コモンをキーに持つ三助は、どこから見ても一般人に近い存在。しかし、今回の事件解決に貢献したことから、藤咲竜二がある指摘をします。

RL「『お前も片脚だけ一般人につっこんでいないで、完全にこちらの世界へ来ないか』」
三助「いや俺には無理っすよ」
RL「『ふっ、まあいい。お前の才は、俺がよく知っている』」

 なお、セッション本編では完全に「三下レッガー」だったことを、竜二は知らない。

 ◆

 オープニングフェイズで、死んでいることがわかったデイジーでしたが、

ないあ「《神出鬼没》。頭の黒猫をおろすとデイジーだけが残る。実は今までないあだったと思っていたのは、黒猫に操られたデイジーだったんだよ!」
一夜「な、なんだってー!?」

 《神出鬼没》(宿主と入れかわる)はさかのぼって使用できるので、こういう使い方もできます。
 しかし宿主がすでに死んでいると、「入れかわる=自分が死ぬ」になるのですが、

ないあ「《突然変異》で敵が使った《黄泉還り》をコピー。黒猫が近づくと、引きとられたデイジーの遺体が起き上がり、『あー、よく死んだ』、という」

 さらに《万能道具》で《不可触》。デイジーの過去をすべて消し、自分はN◎VAの街へ消えていくのでした。フルート吹きたちとともに。

 ◆ ◆ ◆

 古いシナリオのため、トーキョーN◎VAの古いキャラクターがわんさか出てきました。
 実は紅蓮のドン・ガリアーノは、正史では行方不明になっていますが、この世界線では普通に生きてそう。アサクサの抗争で行方知れずになったのか、この公式シナリオのあとに何らかの事件があったのか、そのへんは忘れましたが。

 今回のMVPは「BS:酩酊(大)」。3~4カットの戦闘をしたのですが、ほぼ誰かが酩酊のペナルティーを食らっている状態でした。肉体ダメージとか、〈ファムファタル〉とか。
 次点は[BS:邪毒]。邪毒6で、山札から引いたらぴったり16。神業を切るはめになったじゃないか! 結構な確率で痛いところにぶち当たるのは勘弁してほしい。
 でも、こっちも社会戦がクリーンヒット(BS:重圧)したのでどっこいどっこい。社会戦って、時間に余裕があるときはやってみると凄く楽しい。情報をわたすきっかけにもなりますし。

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 私が所属する「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」は、大阪で活動するTRPGサークルです。
 月一回、TRPGのフリープレイ例会を開催しています。
 新規参加者は常に募集中。TRPG初心者も大歓迎です。
 参加方法については下記のページをご覧ください。

◆F.I.N.公式サイト(外部)
http://circlefin.html.xdomain.jp/

◆ツイッター(非公式)
https://twitter.com/TRPGcircleFIN

◆現在進行中のトーキョーN◎VA THE AXLERATIONリプレイ動画
 「マリンセス・プリンセス」
 (制作者は異なります)
https://www.youtube.com/watch?v=hfxpU09QEi0

◆大昔の動画(非公式)
http://www.nicovideo.jp/mylist/50478702


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