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araigoichi
始まりだす朝×走りだす電車×流れだす「Pride」
【2021/04/18 追記】
当時、私はある資格を取得しようと、受験を繰り返していた。
試験会場までは片道2時間弱、公共交通機関での移動、少し、朝が早い。時間帯は丁度朝焼け。乗り込んだ電車が進んで行くごとに、窓の外の明るさが増していく。巻いたコードを解き、イヤホンを耳に宛がう。WALKMANをパワーON。起動画面、後、楽曲リスト。「Pride - Nothing's Carved in Stone」を選択。曲が流れだす。そして参考書を開く―
その資格は科目合格制度があり、3年までの有効期限があった。そう。つまり、初年度の科目合格は無効となってしまった。それでも、「いける」「取れる」その感触が在った。そう感じていた。
これでダメなら、もう止めにする。そう決めての4年目だった。
「いつかきっと 叶う 今も見える希望」
追記:全科目の試験を合格し、資格を取得するに至ったが、その後、まったく生かせていない……(苦笑)。まぁ、それも、また―
追記2(2021/04/18):試験は毎年9月の第一日曜日に行われているが、その日は中高の競技会と重なっているようで、各々のユニフォーム、大きなボストンバッグを携えた姿が、車内のあちらこちら、各駅に停車するごとに増えていった。
「繰り返してきたこと 同じ景色の向こうのプライド」
彼らもまた、戦士―
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