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「大気の状態が不安定」とは9/28

天気予報でよく聞く言葉「上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となり~」
という言葉をよく耳にしますが、、、

かるけど、どういうこと???
??????????????????????

そもそも大気の状態が安定とは

簡単に言えば、目の前の空気がそこにとどまっているか下降することです。
温かい空気であれば軽いので上昇します。これは体験として分かります。
湯気はのぼる。
ということは冷たい空気は重いので下降します。
冷蔵庫開けると足が涼しい。

でも、山に登ると気温が下がります。これはなぜかというと標高が高くなるほど気圧が下がるからです。気圧が下がるほど気温も下がるのです。
気圧が上がると温度も上がる。
そりゃぁ空気も圧縮されれば温度が上がります。
つまり我々の住んでいるこの大気は、気圧差に応じた気温があるわけです。

通常は100m上がる毎に約1℃下がります

気温は地面が温められて上昇しますので、夏にカンカン照りになると地面付近の気温が上がり、暑~い空気が上昇し上空の冷たい空気と混ざり、雲が発生し夕立や積乱雲が発生することがあります。
空気が混ざると水蒸気がぶつかり雲ができるわけです。


そこで、大気の状態が不安定とは、、

100mで約1℃下がりますから、1000mだと10℃下がります。
地上の気温が25℃だと1000mまで登ると15℃。
ここに大陸から冷たい空気が流れてきて山の上空に冷たい空気が入ってくると、流れてきた冷たい空気が下に降りて地上の空気が上昇せざるをえなくなり、混ざって雲ができてしまうのです。

そのことを大気の状態が不安定と言います。雲ができやすくなるのです。
上空と地上の気温差が大きくなるほど大気の状態が不安定度がひどくなります。

これは夏でも冬でも使います。
夏によくあるのが積乱雲ができての豪雨。
冬によくあるのが上空に冷たい寒気が入り日本海側に大雪をもたらす筋状の雲です。これはペナール対流が発生し風に流され筋状の雲となり大雪をもたらすのです。


気象衛星ひまわり

なにかまた南の海上に
あやしい雲のかたまり

おはようございます。
さて、昨日はよく眠れましたか?
私のところは涼しくて、何もせずすやすや眠ってしましました。
今朝の空、きれいです。いわし雲よりはでかい雲ですが、太陽光を浴びて白い。
きれいです。

さて、
たまには息抜きもして根をつめないでくださいね。
息抜きで別の考えが浮かぶかもしれません。
今日もいい日でありますように。


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