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専門問10から「突風」とは11/19


第58回気象予報士試験専門 問10

問10
気象台が、突風被害の発生した2ヵ所で現地調査を行った結果、1ヵ所では竜巻、もう1ヵ所ではダウンバーストが発生したものと判定された。草木の倒れている方向の調査結果(a)(b)および住民への聞き取りの調査結果(ア)~(ウ)について、竜巻およびダウンバーストの特徴を示す組み合わせとして適切なものを、下記の①~⑤の中から1つ選べ。

図中の矢印は、地点の草木や物が倒れたり移動したりした方向をしめしたもの。

住民への聞き取りの調査結果
 (ア)・突風被害発生時は晴れて気温が高かった。
    ・突然、地面から渦巻が発生してテントが巻き上がった。
 (イ)・「ゴーという音が聞こえた。」という住民が多かった。
    ・「耳に異常を感じた。」という住民が多かった。
 (ウ)・激しい雷雨で雹(ひょう)も伴っていた。
    ・突風が吹く前後で気温が急に低下した。

。。。。。。。。。。

まず、気象庁のHPから調べます。
「突風やダウンバースト、ガストフロント」とは

竜巻などの激しい突風とは

発達した積乱雲からは、竜巻ダウンバーストガストフロントといった、激しい突風をもたらす現象が発生します。

主な突風の種類は以下のとおりです。

竜巻

積乱雲に伴う強い上昇気流により発生する激しい渦巻きで、多くの場合、漏斗状または柱状の雲を伴います。被害域は、幅数十~数百メートルで、長さ数キロメートルの範囲に集中しますが、数十キロメートルに達したこともあります。



ダウンバースト

積乱雲から吹き降ろす下降気流が地表に衝突して水平に吹き出す激しい空気の流れです。吹き出しの広がりは数百メートルから十キロメートル程度で、被害地域は円形あるいは楕円形など面的に広がる特徴があります。



ガストフロント

積乱雲の下で形成された冷たい(重い)空気の塊が、その重みにより温かい(軽い)空気の側に流れ出すことによって発生します。水平の広がりは竜巻やダウンバーストより大きく、数十キロメートル以上に達することもあります。

この他に晴れた日の日中などに地表付近で温められた空気が上昇することにより発生する「じん旋風」などがあります。
 なお、竜巻発生確度ナウキャストや竜巻注意情報では、「激しい突風」をイメージしやすい言葉として「竜巻」を使っていますが、ダウンバーストやガストフロントに対する注意も含まれています。


以上が気象庁HPに載っていました。

で、問題の図ををみると、
(a)はあきらかに竜巻の特徴をもっていてテレビなどでも見たこともあります。被害の幅が数十~数百mくらいで被害方向はバラバラです。
(a)は竜巻
ですから⓵➁⓷の中から選びます。

そして、(ア)は、
・突風被害発生時は晴れて気温が高かった。
・突然、地面から渦巻が発生してテントが陣旋風巻き上がった。
とあり、積乱雲もなく、これは運動場などで起こる塵(じん)旋風
(ア)は除外。


すると、答はもう➁しかありませんでした。

気象庁|気象衛星ひまわり (jma.go.jp)

気象庁 | 天気分布予報・地域時系列予報 (jma.go.jp)

おはようございます。
今朝の目覚めはいいですか?
こちら晴れていると思うのですが、上空に雲があったのか、それほど寒くありません。

明日から少し忙しくなりそうですが、できるだけやろうと思います。

さぁ、いい日にしましょう。
good time!

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