タカラジェンヌを神聖視する女S

タカラジェンヌは妖精である。

まさしくその通り。
タカラジェンヌは努力と研鑽をつんだ至高の存在。
それゆえ、おいそれと人間との絡みをみたくない。
何よりも綺麗なものは綺麗なものだけで囲みたい、というのが基本思想である。

宝塚の記録媒体は客席の背中側から撮影するのが基本で、顔は映らない。
しかし、ディナーショーやコンサート(舞浜、横アリ)では意図せずとも妖精の背景に人間の顔が映ってしまう。
だいたい映ったところを見ては、「顔面偏差値の高低差で頭キーンなるわッ!」と某例えツッコミ芸人が頭の中で叫ぶのである。
誰も悪くない。悪いのは美しすぎる妖精と会場の席配置である。

公演の最中には客席降りがある。
妖精たちが戯れで人間共を魅了しにかかる時間である。
その時は自分のご贔屓が銀橋にいようとも、遥か遠くにいようとも、すぐ近くの妖精に目がいってしまう。
そこで微笑まれたりなんかしたら、「名前がわからない…!でも好き…!!」となるのが妖精の魅了に抗えない人間の性だと思う。

ただ客席降りでもトップ1人で降り立ち、人間の1人会話する
この状況が非常に苦手である。
そんな状況は少ないのだが可能ならば、人間共に混ざりながら客席に降臨した妖精か、元妖精のOGに絡んでいってほしい。
そうでなければ人間共呼び掛ける方針をとってほしい。
「みなさん、楽しんでるー!?」\イエー/拍手みたいな。

ようは未だに恋スルARENAに恋できなかった事をひきずっているのである。

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