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GoTo札幌・小樽~カーリングと酒・食の旅(1)

1.はじめに
2.私と北海道
3.移動手段:東京からLCCの場合
4.どうぎんカーリングクラシック
5.2030札幌オリンピック大会計画を考える旅

1.はじめに

私の趣味というと最近はカーリング観戦とお酒と食べることですが、この点に的を絞って、札幌、小樽のおすすめポイントを書いていこうと思います。
旅のお楽しみは次回(2)に任せるとして、今回(1)はその前段階のお話をします。

例年8月に札幌で「どうぎんクラシックカーリング大会」が開かれますが、これに合わせて旅行の準備、予習をしていきたいと思います。
5月の北見常呂での「カーリング日本選手権」が無観客試合になってので、「どうぎんクラシック」も微妙な立ち位置にいますが、有観客を前提に話を進めていきたいと思います。

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2.私と北海道

私は生まれも育ちも関東であり、一時関西や海外に住んだこともありますが、北海道はあくまで旅行の対象の地域です。
私が最初に北海道札幌に行ったのは1972年12月の暮れ、もう50年前の昔です。父親は出張であまり家にいなかったので、罪滅ぼしの家庭サービスのつもりからか、時間ができた時に旅行によく連れて行ってもらいました。
父と弟そして私の3人で、12月27 or 28日羽田を出発して、札幌、旭川でスキーをして12月31日夜の便で羽田に戻ってくる旅行でした。

1972年札幌オリンピックで都市開発された札幌の街、地下街、地下鉄、冬のファッション等は、東京のそれより洗練されていた印象があります。
当時成田空港の計画は決定していましたが(建設開始されていたかは記憶にない)、羽田着陸前飛行機から見えた初詣に備えてライトアップされた成田新勝寺が印象に残っています。

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その後、1973年夏に家族4人で函館から札幌までドライブを楽しみ、家族とは札幌で別れ、その後1人で国鉄で旭川、稚内、そして船で利尻・礼文まで行きました。帰りはまた国鉄で札幌から2日かけて上野までたどり着きました。そうまだ青函連絡船の時代ですが、確かトータルで2週間以上は北海道にいましたかね。

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当時私は中学2年生でしたが、青春18切符はまだ発売されていませんでした。宿泊はユースホステル、当時は若い学生(高校生以上)は、夏休みに北海道旅行するのは憧れでした。さすがに中学生の1人旅はあまり見かけませんでした。
当時の旅行のトレンドは、カニ族、エビ族、アンノン族、遠くへ行きたい、DiscoverJapan等々、わからない今の若い人はどうぞ、ググってください(笑)。
青森駅、函館駅、札幌駅の待合室は、無料ステーションホテルの「聖地」でした。今は最終列車が出発、到着すると駅から追い出されると思います。

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最後に札幌を訪れたのは2019年9月でした。2018、2019年は4回も札幌、北海道を訪れました。
2018年8月はどうぎんカーリングクラシックと道東旅行、2019年2月にカーリング日本選手権(札幌)、8月にアドヴィックスカップ(常呂)、9月は下の写真に示すような旅でした。

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この旅はの目的は札幌で開かれた「ウィスキーフェステバル」に参加することでしたが、帯広まで足を延ばして朝ドラ「なつぞら」ロケ地巡りしました。この時の旅をまとめたものをnoteに投稿しています。

2008年の2月、ひょんなことから2,3日の予定で札幌に行ったのですが、結局4週間近く札幌、北海道に滞在しました。その時に日記風のMSWORDでまとめたファイルが2つあります。
時間がある時に、それをnoteに編集してネットにUPしようと思いますが、とりえずPDF版をUPします。

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以上の事もありなんやかんや、この50年間でさすがに100回はないですが、数10回は札幌、北海道を旅行していると思います。

2.移動手段:東京からLCCの場合

飛行機による移動が一般的です。最近はLCCによる成田⇔新千歳の便も3社で運行しており、1日あたりの便数は、Peach7便(GW期間は9便)、JetStar6便、Spring Japan1便(GW期間は2便)になっています。
Peachが便数も多く利便性がいいようですが、ご自分が貯めているマイルとの兼ね合いで決めるのもいいでしょう。
Peachは昨年からANAのマイルが使える、貯めれるようですが、詳しいことはPeachもしくはANAマイレージクラブのサイトでお調べください。
JetStarは「ちゃっかりPlus」以上の料金で搭乗すればJALのマイルが25%のレートで加算されます(成田⇒新千歳なら128マイル)。
Spring Japanはコロナ禍のより業績悪化によりJAL傘下(名称も春秋航空から変更)に入りましたが、まだJALのマイルとは提携していないようです。

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JetStarの料金はPeachとほぼ同じですが、年会費¥3,980払って会員になると、曜日、時間は限定されますが、¥1,000で成田⇒新千歳まで搭乗できます。ただし荷物を預けたりした場合、個数、重量によってあらたに費用が発生します。

https://www.jetstar.com/jp/ja/club-jetstar/_/media/b11db1a8b7584a15a94c8d7021b7e34a.ashx

3社共、成田の第3ターミナルからの発着になります。
このターミナルは原則24時間開放されており早朝発のフライトの場合、前日深夜から待合スペースに滞在することができましたが、コロナ感染予防の観点から変更されている可能性があるので各自HP等でお調べください。
また、フードコートやコンビの営業はコロナ感染予防のため制限されています。フードコートは待合スペースとして24時間使用可(感染対策のため変更の可能性あり)であり、無料WiFi、スマホの充電もできます。
東京駅からのバスは以前は深夜でも1時間おきにありましたが、今は深夜帯の運行はないようです。

https://tyo-nrt.com/timetable

LCCの場合、手荷物(預けるものと機内に持ち込むもの)と個数、サイズ、重量に厳格な制限があるので、これも注意が必要です。またこのチェックに時間を要するケースがあるので、CHECKINはWEBでもできますが、早めに空港に到着して手荷物を預けることをお勧め致します。

新千歳から札幌方面に向かう場合、JR北海道の列車は新千歳駅22:51発札幌行きが最終なので飛行機が遅れた場合や手荷物受取の時間を考えると、PeachのMM589便成田20:10⇒新千歳22:00でもぎりぎりなので注意が必要です。
JALやANAではネットで予約時に注意メッセージが出ますが、LCCの場合そこまで親切ではないので注意が必要です。
新千歳ではLCC便のゲートは一番端でJR駅からは一番遠いの場合もあるので余裕を持ったスケジュールが必要です。

新千歳⇒羽田の便でスカイマークが7-9月期に、新千歳0時台発、1時台発の便がありましたが、どうやらコロナになってから運行されておらず今年もまだネット予約サイトにはこのフライトは出てきません。
羽田に到着してから到着ロビーから追い出されますが、第3ターミナル(国際線)は24時間開いていますので、近くにいる同じような人に声をかけ4人でタクシーに乗れば1人400円程度で行けます。

4.どうぎんカーリングクラシック

昨年2021年は東京五輪マラソンを札幌で行ったため、8月20日過ぎの開催になりましたが、通常は8月初旬に開催されます。

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会場はどうぎんカーリングスタジアムですが、札幌市営地下鉄南北線の月寒駅から徒歩10分以内の場所にあります。

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施設の詳細は下記のサイトを参考にしてください。

2018年男子決勝戦の実況担当は元NHKアナウンサー麻呂こと登坂アナウンサー(スキャンダル話題になった方)です。登坂さんはNHK札幌勤務時代にカーリング経験があるそうです。

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何年か前からWORLD CURLING TOURの1つになったので、海外の選手も参加されます。
常呂のように観客席はアイスのある競技スペースとガラスの仕切りがないため、例えばカーリングベル等を使った応援もやりがいがあります。
またこの構造により有観客試合を期待できるかもしれません。

一昨年2020年はコロナにより大会は中止、昨年昨年2021年は海外チームは参加できなかったので参加チームは男女7チームでした。
2019年以前は海外チーム参加もあり、男女10チーム程度参加規模のカーリング大会です。

レセプションではまぐろの解体ショーもあり、海外の選手からも人気の大会のようです。
ただしこのレセプションは一般の方は参加できませんのでご注意を!
私も一般人が参加できるか気になっていたのですが、以前大会観戦に行った際、隣合わせた人が参加できるかどうかわざわざ主催者に問い合わせたと聞いて爆笑しました。

残念ながら、2018年にどうぎんカーリングクラシック大会をきっちり観戦したのですが、残念ながら画像、動画はすべて無くしてしまいました。
iPhoneをなくしたことと、iCloudのAppleIDとパスワードを忘れてしまい、復元することができませんでした。
参考までに他の方のSNSを紹介します。

札幌でカーリングができる施設は、この「どうぎんカーリングスタジアム」と札幌市東区にある「美香保体育館」の2か所のようです。
後者はアイスリンクは冬季のみで、なおかつカーリング専用でなくフィギャースケート等にも使用されています。
全国のカーリング施設をまとめたものがありますので、詳しくは下記のサイトを参考にしてください。
http://www.curling.or.jp/about-curling/arena-info.html

5.2030札幌オリンピック大会計画を考える旅

5.1 月寒体育館
このスタジアムの近くに月寒体育館がありますが、2015年のWWCC2015札幌大会(カーリング女子世界選手権)はここで開催されました。
いわゆるアリーナ開催です。
元々は1972年札幌オリンピックに際してアイスホッケーの会場として建設された施設です。

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老朽化が進み建て替えの話も長らくあったようですが、2030年札幌オリンピック大会招致計画では、この体育館をカーリング場として改修を行うそうです。
余談ですが、2015年カーリング女子世界選手権にはレセプションがありましたが、こんな珍しい写真を見つけました。

5.2 1972年札幌オリンピック

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札幌オリンピックは1972年2月に開催され、私も小学6年生の卒業を控えた時期でよく覚えています。
トワエモアの歌う「虹と雪のバラード」、フィギャースケート女子「銀盤の妖精」ジャネット・リン、そしてなんといっての金銀銅3つを日本勢が制したも「日の丸スキージャンプ隊」スキージャンプ70m級(現在のノーマルヒル)が印象に残ります。

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1968年のグルノーブル冬季オリンピック記録映画のテーマ曲「白い恋人たち」(フランシスレイ作曲)は有名ですが、それに劣らずこの「虹と雪のバラード」は札幌冬季オリンピックを盛り上げるための大会テーマ曲でした。

ジャネット・リンさんは転倒をして銅メダルでしたが、金メダルの選手をさ差し置き、その愛くるしい容姿から抜群の人気でした。ただその直後に出演したCMの件で、オリンピック選手のプロアマ論争に火をつけました。

「日の丸スキージャンプ隊」は日本中に多くの感動を与えました。当時のジャンプは現在のV字開脚姿勢でなく板を揃えて飛ぶのが主流でした。

5.3 2030札幌オリンピック大会計画を考える旅
今年中に2030札幌開催の可否が決定との話もありますが、冬季スポーツやオリンピックに興味があり、また開催可否の議論に興味がある方は、札幌旅行のついでに計画に挙げられている施設や場所を訪れるのもいい機会かもしれません。
時間があれば大倉山ジャンプ台とそれに併設された札幌オリンピックミュージアムを訪れるのもお勧めです。
展望台から見るとジャンプ台の先に大通り公園が一直線に見えますが、当たり前ですが逆から見ても同じです。

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下記に2030年札幌オリンピック大会招致計画のサイトを示します。https://www.city.sapporo.jp/sports/olympic/documents/honsho5.pdf

最大3000億円の開催経費と言われていますが、東京2020大会の計画と実施にかかった金額の大きな違い、国内の政治家の姿勢、IOCの姿勢を我々は忘れていけません。

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例えば、スキージャンプ台はラージヒルは大倉山、ノーマルヒルは宮の森にありますが、今回招致計画では大倉山にノーマルヒルのジャンプ台を設置するという報道があります。
大倉山にジャンプ台を集約することにより集客の効率化を図るとしています。札幌市の計画案では「改修」と表現していますが、これは改修の範囲なのか疑問を感じます。このような言葉の魔術で予算が計画より膨らんでしまうという懸念があります。

今回はここまでとして、次回は札幌の宿泊施設、お酒と食にまつわる話をしたいと思います。

今回以上です。













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