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看板のさき

仕事帰り

人がまばらないつもの道を歩く

ふと目線を上げると大きな看板が目に入る

広告だ

大きな広告

見た人を行動させるべく作られたもの

誰が作ったんだろう

おそらく一生知ることはない

デザインした人、印刷した人、運んだ人、この仕事をとってきた人、取り付けた人

看板一つ見てもいったい何人の人が関わっているのか

この世界は仕事でできている

自分もその一部

これは死ぬまで変わらないだろう

仕事にもいろいろあって、人にイヤな顔されるものもあるだろう

仕事だからと自分を殺してる人がどれだけいるだろう

幸いにもお客様にありがとうと言ってもらえる仕事をさせてもらっている

幸せなことだなと思う。


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