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里山に新たな風が吹く コラボメニューが彩るオープンガーデン

この記事は、周南市の魅力をPRする周南市市民ライターの活動として発信しています。

山口県周南市鹿野では、5月末まで、鹿野各所を会場に有志が造った庭を開放し楽しんでもらうイベント「里山オープンガーデンかの2024」が開催されました。

5回目となる今回は22庭園が参加し、新聞やテレビ、ラジオ局など、多くのメディアでも取り上げられ、普段は静かな鹿野の町が、たくさんの人でにぎわっていましたよ。

今回、新たな試みとして、5月3~6日に「たぬきの館」「cafeマルタ」の2店舗で、周南公立大学の学生とコラボしたメニューを販売。

スタッフとして参加した周南公立大学2年生の桑田小依里くわたこよりさんに、この試みが行われた経緯について、お話を聞いてみました。

コラボメニューのチラシ

桑田さんは、鹿野の活性化を考えるイベントに参加し、泊まり込みで活性化の方法を話し合ったそうです。

「鹿野のものを使って活性化を実現しよう、という話をスタートに、鹿野の皆さんと協力しながら、考えを煮詰めていきました。『温泉の入浴剤を作ってみてはどうだろう』『空き家をどうにかしたい』など、さまざまな案が出され、最後は『里山オープンガーデンかのでカフェを出店しよう』という方向でまとまりました」と話す桑田さん。

食パンに切り込みを入れ、具材を詰めて提供するポケットサンドは「コーヒーに合う料理で、見栄えのするものを」という考えで選ばれ、約1カ月の試作期間を経て完成しました。

厚切りの食パンに具材が挟み込まれ、簡単に手に取って食べることができます。鹿野のベーコンと、野菜がたっぷりの2種類のサンドは、どちらも食べ応え十分!

鹿野ファームのベーコンや、鹿野産の野菜が使用され、料理そのものにも鹿野の産品が大きく関わっており、まさに学生たちと鹿野の皆さん、そして鹿野の産品がひとつになって生まれたメニューですね。

期間中、用意していた数が売り切れるほどの反響でしたよ。

「鹿野を知らない学生に鹿野を知ってもらい、訪れてもらうことも目的のひとつです。私も初めて訪れましたが、自然豊かで、静かな良い場所だと感じました。親切な人も多いですね」と、笑顔で話してくれました。

鹿野との催しは、今回だけでなく、今後も継続的に行う予定とのこと。
桑田さんだけでなく、企画に携わる多くの人が鹿野をもっと知ってくれるようになると、すてきだなと思います。

桑田さんがスタッフ参加したcafeマルタのオープンガーデン


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