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カキモチオーロラが美しく完成!

 さすがに1月後半は、ハードだったので少々お疲れでした。でも被災地の人達は、もっと大変な思いをしていると思うと胸が痛みます。そしてカキモチ編みも終わりひし餅作りとお味噌作りに入りました。私は、すでに今年の米作りのことで頭がいっぱいです。

1、カキモチオーロラが美しく完成!

 カキモチ編みが終わり全てを干し終わりました。これでいつもの綺麗なカキモチオーロラが完成しました。毎年のことですが決して同じデザインは、無い。今のところ割れたカキモチも無く順調に乾いています。カキモチを割らず反らせずに干すには、カキモチ搗きの段階からノウハウ満載です。とぼにして型に入れる際は、シワにして中に粉を入れてしまうとそこから割れるのでNG。型出しして切ってから二日ほど養生します。すぐに編み始めると切った時のダメージが「応力」として残ってそこから歪んだり割れたりします。カキモチ編みは、林さんちは、4本のポリ紐を使って編みます。

 伝統的なカキモチ編みは、ワラやワラ縄を使って3本編みします。カキモチは、干すとどんどんカキモチは、小さくなって行くので紐が緩んで行きます。その時にワラやワラ縄は、ホールドがしっかりしているのです。でも干せる枚数が少ないので大量生産には、向きせん。そこで思いついたのが昔稲刈りで使った稲束を縛るバインダーの麻紐。ところが知らなかったのだが麻紐は、撚る時に油を使っていて編んだ時にその油が付いたところから割れることが分かりました。結局、ポリ紐を使って4本編みをすることになったが使える幅広のポリ紐が少ないことに気づきました。それからは、良さそうなポリ紐を探して使うようになって現在に至っています。干す時の間隔も狭いとカビるし広いと割れます。そんなノウハウを全投入して今年も美味しいカキモチが出来ることを願っています。

ノウハウ満載のカキモチオーロラ作り・年末ジャンボ宝くじ当たらずとも「継続は、力なり」・2024
https://youtu.be/VNWX6bWdggc

 2月に入って田んぼの雪が完全に無くなったので「あぜクリーン」で畦際処理を開始しました。これまでは、凸凹のブロック畦の処理は、人力でやっていてあまりにも重労働。そこで近所で手製の畦際処理の機械を持っている農家さんに畦際処理をお願いしていました。やってもらうと格段に春作業が楽になったので自前で畦際処理の機械を買おうとしました。当初は、結構ゴッツイタイプの機械を買おうとしました。でもふとカタログを見ると隣に「あぜクリーン」というなんというか「カトンボ」のようなチャッチィ機械が載っていました。でも価格は、安いのでとりあえず「あぜクリーン」を購入することに。購入当初は、あまり期待してなくてダメなら諦めもつく。でもこれが逆の想定外でメッチャ性能が良い。しかもすでに装備しているディスクカッターのフレームがそのまま使えるのも超メリット。おかげでオペレーターのスーパーメカニックもメッチャ気に入って使うことになりました。そして今年も「あぜクリーン」で畦際処理を早々に開始です、、o(^o^)o

雪が消えたので「あぜクリーン」でブロック畦際の処理開始・電動ミキサーで高速味噌作り開始・2024
https://youtu.be/zBjX2iMICmc

2、ひし餅とアラレを工夫して作っています

 2月に入ると味噌作りを開始します。4年前にファンから頂いた電動ミキサーが大活躍で手回しで3時間ほどかかった味噌作りが1時間もかからなくなりました。味噌作りは、やはり専用の機械が必要だったのですね。でもひし餅作りとアラレ作りは、少量生産なので専用機械を購入していたのでは、利益が上がりません。そこで既存の機械を使ってなんとか作ろうと工夫しました。ひし餅は、通常は、ひし形の型で作って切るのですが専用の型は、もちろん高価。そこで短冊に切った後に三角定規で角度をつけて切ることに。多少のロスが出るがこれで十分です。ロスで出た端っこは、がんこ揚げの彩に使うので無駄には、なりません。三色を重ねてスピーマーして袋詰め。普通は、ここで梅のデザインのプラスチックの飾りを付けるのが定番だが最後は、ゴミになる。そこで林さんちでは、袋の端を扇子状に畳んでリボンで縛っています。これならゴミもあまり出ないしシンプルで綺麗。メッチャ手間暇かかりますが、、( ̄▽ ̄)

カキモチ作りラストスパートでひし餅作り開始・でも節々痛いし風邪か?・2024
https://youtu.be/whtRPH1UYdA

ひし餅切りを四角い餅切り機を流用してます・カキモチも縦編みと横編みあるって驚いた・2024
https://youtu.be/YATI2EXt36Q

 ひし餅の次は、外注でアラレを作っています。石川県には、アラレ文化がありません。アラレ文化のある地域に行くと専用のアラレ作りの機械と専用のアラレを炒る道具まであります。そこで既存の機械でなんとかしようとしました。まずは、細く切らねばならないのでのし切り機の刃を狭めてみました。すると想定外なことに刃に餅が詰まってしまいました。考えてみたら薄いと思っていた刃も0.5mmあれば20枚で1cmになるので餅が刃に詰まるのも当然です。しかも狭めた刃を元に戻すのに四苦八苦。そもそもこの機械は、頻繁に刃の間隔を変えるように出来てません。そこで考えたアイデアが通常ののし餅の幅で何度か通すことに。そして次は、とぼ切りで細かく切って完成です。まあ工夫次第でなんとかなるものですね。

あられ切りをしたけど専用機械ないので工夫してます・ひし餅にリボン付けて完成です・2024
https://youtu.be/OkIqoBo1WA8

毎日投稿で動画データのHDDがすぐ一杯になる・営農のてびきが届くと米作りスタート!・2024
https://youtu.be/KNLwgsHOZr4

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