試さない人もいるが、試す人だっている。
カステラの語源はポルトガル語のカステイラだという話を聞きました。
誰から聞いたかは覚えていないのです。
記憶がはっきりしないのですが、概ねそんな話。
記憶がとにかくはっきりしないのですが、三寒四温の語源はフランス語の何かと聞いた気がします。
しゃんかんしおーんみたいな。
誰から聞いたかは分からないのです。
人の記憶というものは、いつだってあやふやなわけです。
分からないなら、さっぱり分からないくらいが良いなと思いました。
分かるなら、地平線の先まで把握出来たらなと思うのです。
把握したところで、覚えていられないのは内緒なんです。
小学生のころ合唱コンクールがありました。
記憶がフワフワしているのですが、
「毎日が土曜日だったら」
みたいな曲でした。
記憶が曖昧模糊なのですが、
「そしたら次の日は日曜日なのに」
みたいなことでした。
毎日が土曜日なら、日曜日はやって来ないと思ったのです。
所々漠然と思い出すのですが、メロディーや歌詞がほぼ出てくることはありません。
そんな人生のなかの「曖昧模糊」なのです。
それで全く思い出さないのなら良いのですが、年に一回くらいはぼんやりと考えます。
ノスタルジーではないんです。
カステラの語源はカステイラかもしれません。
三寒四温はフランス語ではないのです。
曖昧だし模糊なのです。
残りの人生で、もう曖昧模糊は使わないと思いました。
曖昧模糊はなあ。
そんなこと。
言いっぱなし。
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