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保育士の私が日頃の生活で思ったこと…連絡帳の今・昔

日々の子どもたちとのたくさんの関わりの中、おそらく以前から、『子ども同士や保育士とのやり取りなど、この瞬間の子どもたちのようすを伝えたい』そう思っていました。

私が保育士になったばかりの頃は携帯電話も今ほど普及していませんでした。もちろんパソコンも箱のような形が主流。日々の記録は手書きが当たり前でした。
保護者にノートを2冊用意してもらい、返事は子どもたちが帰った後、書いていることも多かったです。

今はICTを活用することで、それが飛躍的に可能になっています。画像や連絡帳への記入もiPadに書き込んで保護者のスマホに送信するシステムも使われ始めました。
子どもたちの画像なども送ることができます。先程の私の思いは、表面上、これを使えば解消できそうです。

笑顔で遊んだり、トラブルが起きても解決していくようすを見ることができる…保護者にとって嬉しい情報だし、安心できるのかもしれないと考えます。

一方で(ほんとかな…)と、思うこともあります。画像はあくまでも子どもたちの《目に見える姿》。氷山モデルで話せば水面の上です。水面下で子どもたちに何が起こっているのでしょう?保育士としてそこまで伝えられるといいと思います。それはきっと『子どもたちの育ち』にも『保護者の子育てのヒント(親育ち)』にも通じることだと思うので、伝えるタイミングは考えなければなりません。(それは保育士としてのスキルアップにも繋がることは言うまでもありません)

何を大切にして療育していくのか…そのために何が必要か…。いろいろなことが過渡期にある現代社会において、子育てについても根本から考え直す大切な時期になりそうです。

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