スクエア大阪お別れオフミーティング
2022年5月末をもって閉鎖になってしまったリコーイメージングスクエア大阪。
思えば、2月末に急に閉鎖が発表され、3月に慌てて惜しみにいき、J limitedイベントがあるというのでもう一度行き、そしてギャラリー・ショールームとして3月28日に終了してそれからサービス受付だけになり、それも5月末で終了。
突然の告知。一週間前。
でも3日で「予定を上回るお申し込みをいただいたため」と受付終了になってしまった。
私? 見た直後に申し込んだに決まってんじゃないですか。
ひとネタ仕込んでいきました
こんな機会なんだから、せっかくだしなんか仕掛けたい。
今までスクエア大阪で集まるとなると、大体なにかすごいカメラ持ってくる人がいるんです。自作パーツ勢もいれば、オールドカメラもいるし、今なお実用してるバケペン(PENTAX 67)とか出てくる。というか当のリコーイメージングのひとが変なカメラ持ってくることもある。Optio Xとか。
リコーイメージングスクエア大阪の集まりですからね。
というか事前に入手してたわけですらなく、イベントに申し込んだ直後にたまたま出くわしたんですよね……。外装なんか傷らしい傷もなく、電池入れたら動き出し、液晶漏れすらないくらい健全な状態のリコーMIRAIに、そんなタイミングで出くわすのは 呪い 運命なんでしょう。
純正ロゴ入りレンズキャップまで残ってるのは点数が高すぎる。
さすがこの日にスクエア大阪に集う人たちだけあって、食いつく人が後を絶えず、この場での話の種としては最高の呪物だったといえましょう。
当時を知る年上の方からは、京セラSAMURAIのまさかのヒットからブリッジカメラが隆盛する時代の話を聞けたりもし、オリンパスと共同開発だったとか知ってる人もあり、グリップ変形機構を何も言わずとも操作する人もありと、流石の客層。
若い人からは「なにこれ」「ムービーカメラかと思った」「これがフィルムカメラ?」といった、至極まっとうなリアクションが得られて、持ってきたおじさんとしては実に楽しい。
伏見撮影会
で、今回の集まりは、まず朝に伏見の中書島駅近くの公園に集合して、みんなでフォトウォーク。
といっても50人とか居たので固まって行動するわけにもいかず、午後2時にスクエア大阪に帰ってきていること、とだけ決めてあとは自由行動。
50人近くのPENTAXのカメラ持った人が同時に伏見に放たれる、という異常事態が起きまして、「街を歩くとPENTAX持った人と何度もすれ違う」というここ10年はめったになかったことがざらに起きる有様でしたよ。
まあ私はMIRAI持った人という、ひょっとしたら25年ぶりくらいに伏見に出現した人だったかもしれませんが。
はい、私はMIRAIにAGFA APX400(モノクロ)詰めて撮ってました。もちろんまだ現像できてないので、写真は後日。
私は集合場所の伏見港公園から西の方へ、濠川を渡ると伏見港になってるのでそこを見て、三栖閘門や洗堰(濠川が宇治川に流れ込むところ)、資料館なども見て。このあたりなかなかおもしろかった。
それから濠川沿いの遊歩道に降りて通りかかった十石舟を撮ったり紫陽花を撮ったりしつつ、寺田屋の近くで地上に復帰。
龍馬通りといういかにもな商店街から、キザクラカッパカントリーへ。まあ初めてではないのだけど、黄桜のなつかしCMを見ながらカッパについて学べる、結構な謎施設。明らかにお酒関係の展示よりカッパの方が力入りまくってるの。
ちょっと早かったけど昼食にしちゃうことにしてレストランへ。
黄桜もウィスキーを始めたということで、Sakura Chronosというブレンデッドを頼んでみた。
丹波に蒸溜所を作ってるそうで、まあ、始めたのが2018年で当初は焼酎用の蒸留器だった(2021年にウィスキー用のを入れたばかり)とのことで、流石に熟成年数はあんまり取れてない味かな。
これから美味くなっていくものだから、暫し見守ろう。余裕のある人は今のうちに押さえておけばプレミアついたりして。
写真交流会
午後2時にスクエア大阪(跡地)に戻ってきて、参加者が事前にネットで送っておいた写真をプロジェクターで見せ合う会へ。
さすがに見せたい人だけ見せる場ではあるとはいえ、ガチ勢の星景・天体写真やらホタルが技術解説つきで出てきたり、旅写真はモンサンミッシェルもシルクロードの中央アジアも出てくる。
PENTAX独特の機能を使ったような写真も多く、題材は身近なスナップでもレベルの高い写真ばかりでした。平均がおかしくなってる。
で、私も一枚送ったつもりだったんだけど、送れてなかった。ずっこけ。
回線エラーでも起きとったんやろか。まあ私のことだから送信ボタン押したつもりで押さずにブラウザ閉じたりしてたかもしれん。
既出というかPENTAX道場で中伝貰ったときのであったけど、私の中ではスクエア大阪と密接に関わる一枚でね。
前からカメラや写真も好きだったけれど、まあ漫然とスナップを撮ってたくらいのもので、わりと良さげな写真が撮れてもまぐれ当たり。そりゃ写真の基本みたいな本を読んだりはしたけれどさ。
それがスクエア大阪ができたので、何度かフォトスクールを受講してみたりして、撮ったり現像したりの知識がちゃんと付いた。
これを撮ったレンズも、予算だけ決めて一本買おうとスクエア大阪に行って、DFAマクロ100mmやDA16-85mmと迷って、結局決めたDA70mmF2.4 Limitedだった。
それでPENTAX道場に応募して中伝なので、ほぼ全面的にスクエア大阪あっての一枚だったわけですよ。
懇親会とか
ここから先はめいめいで思い出話やPENTAX話やカメラ話をする時間。
別にリコー側から出演依頼があったわけでもなく、写真家の瀬尾拓慶さんが、近くで仕事があったから時間をやりくりして、と登場したり。
例のアレ持って、早くもフードの角の塗装が落ちるほど使い込まれたDFA21mm Limitedをつけてらした。まだ世界に3台しか作られてないらしいよ。
それから、J limitedチームのTKOさんとアニキも、無理矢理大阪に飛んできて(日曜深夜の夜行バスで東京に帰ってそのまま出社と)登場。
流石にJ limitedの新ネタ仕込んできたとかではないけれど、どう考えても仕事ではないだろうにこうして来てくれるのがなんとも嬉しい。
恒例のじゃんけん大会は、今回は勝ち抜けルールで、Jリミチーム提供のJ limitedロゴのホットシューカバー9個を取り合いの後、驚愕のアイテムが登場。
いつも入ってすぐのカウンター後ろにつけてたRICOH IMAGING SQUARE OSAKAのライト入りロゴをバラして景品に。ただRICOH IMAGING部分はまた使うからってSQUARE OSAKA部分だけ。
まあ、旧本社ビルを解体したときに外してきた看板をずっと持ちネタにしてる人が会社側にいる変な集団だから……。
アウトレットの販売もなかなかレアなものも出てきて、Qの08 WIDE ZOOMとか、初代Qのボディが複数出てきたり。
私は愛してやまないハンドストラップO-ST128のホワイトとベージュを買い足し。これで5本目だっけ……。
それからレザーストラップキャメルもひとつ。ネックストラップ久々だけどどうしようかな。
最後のスクエア
スクエア大阪ももうほとんどのものは撤去され、置かれていた書籍もなく、什器もなくなり作り付けの棚もほとんど空っぽ。ロゴまで取り外した。
しかし、真ん中にいつも飾られていて、時折季節にあわせて様子が変わってたりしていたやつ、あれが最後の最後まで撤去されずに残っていた。
スクエアで展示されているカメラを手にした時に、レンズを買ったらまず最初に、買ってなくてもなんとなく撮ってたけど、最後だと思って何枚も撮ってきた。
本当にもうなくなるんだねえ。
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