秋華賞の調教傾向と考察について


週始めに次のようにアップしていました。

秋華賞の過去5年(京都開催のみ)の好走馬の調教傾向は次のとおりです。

①好走馬の多くは調教本数を標準以上追われた馬だった。調教本数が少なかった馬は最終追い切りでW最速に該当していた。

②好走馬の調教タイプは併用調教の馬が多く、次いで坂路単一調教、トラック調教の順番だった。

③好走した馬の最終追い切りは、併用調教で坂路主体の馬以外全ての馬が上がり1ハロン最速(W最速)を出していた。

となっています。京都コースの特性上なのか、調教本数が標準以上追われている馬が好走する傾向にあります。

現時点で調教本数が少ない馬が数頭いますが、多くの馬は標準以上の調教本数となりそうなので、さすがに絞り込むことが難しくなりそうです。

最終追い切りの動きをチェックして買う馬を絞り込みたいと思います。

今のところ、リバティアイランドの力を認めながらも、ヒップホップソウルに注目しています。

週始めにもお伝えしたように、結果的に調教本数が少なかった馬は、コンクシェル、ピピオラとなりました(シランケドも10月2日までしか時計を出していなかったので少ない馬と思っていましたが、結果的に疲れが抜けきらないからと回避になりました)。コンクシェルとピピオラはここで消しとします。

次に調教タイプですが、併用調教か坂路単一調教の馬が好走する傾向にある中でトラック調教だった馬は、コンクシェルとドゥアイズの2頭でした。ここでもコンクシェルは消しとなりました。過去に好走した馬の中でマジックキャッスルが同様の調教タイプで好走しているのですが、調教の動きもパッとしないことから消しと判断します。ドゥアイズも気性的に課題があるためか単走馬なりで仕上げられています。調教タイプは標準トラックでW最速で無い(過去5年のトラック調教の好走馬は最終追い切りでW最速に該当していました)ことから、ドゥアイズも消しとします。

最後に最終追い切りで上がり1ハロンが最速だったかどうかということですが、キタウイングとリバティアイランドは上がり1ハロン最速となりませんでした。キタウイングは消しで良いと思いますが、リバティアイランドは調教本数も多く、調教の動きが抜群ですので、逆らってはいけない馬だと思います。ただ、もしもスタートで後手を踏んで内に押し込められたらという条件付きで対抗とします。
本命はコナコーストとします。コナコーストはオークスからの直行組ですが、調教本数も多く2週前追い切り、1週前追い切り、最終追い切りと3週続けて自己ベストを更新してきました。過去5年の勝馬の調教を見るとクロノジェネシスを除いて、併用調教で最終追い切りを坂路で追われた馬が勝っています。騎手も乗り慣れた鮫島克駿騎手に戻ってきましたし、桜花賞ではリバティアイランドを苦しめた馬でもあります。オークスの2400㍍よりは今回の京都2000㍍は合うと思いますし、成長していると見ての本命です。
単穴はラヴェルとします。ラヴェルもコナコーストと同じ併用調教で最終追い切りは坂路であり、今まであまり多くの本数を追われてこなかった馬(過去は少なめ〜標準でした)が今回は中3週で時計を5本と本数を増やしてきました。ここは目一の仕上げと見ます。

あとは週始めに名前を挙げたヒップホップソウルですが、前走時の調教の方が良かったと思うので今回は評価を下げて消しとします。

馬券はコナコーストの単勝とコナコーストからリバティアイランドの馬連、コナコーストとラヴェルのワイド、コナコーストとリバティアイランド、ラヴェルの3連複と3連単を少し買いたいと思います。

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