見出し画像

七夕賞の調教傾向と考察について

先週の2重賞は、土曜日時点で買いたいと人に言っていたオフトレイルとヨシノイースターが好走し、このnoteで予想したシリウスコルトはなんとか2着したものの、バースクライは惨敗と散々な結果となりました😥
やっぱり、予想は変えるものではないですね・・・。

さて、いつまでも凹んでいても仕方がないので、七夕賞の予想をしていこうと思います。
まず、過去6年の七夕賞の好走馬の調教傾向は次のとおりです。

①3着以内に好走した馬の調教タイプは、併用調教が7頭、トラック単一調教が7頭、坂路単一調教が4頭だった。
②3着以内に好走した馬は、調教本数が標準以上追われている馬が多く、18頭中16頭が該当していた。調教本数が少なくても好走した馬はハンデが54キロ以下の馬だった。
③3着以内に好走した馬は、最終追い切りで上がり1ハロン最速を出していた馬が多く、そうでなかった馬は坂路で52秒台より早い時計を出していた。

始めに今回の出走馬の調教タイプは次のとおりでした。

ノースザワールド(乗り込み併用坂路主体)
レッドランメルト(多めトラック)
ボーンディスウェイ(多め併用)
レッドラディエンス(乗り込み併用)
カレンルシェルブル(少なめ併用坂路主体)
アラタ(標準トラック)
ノッキングポイント(乗り込み併用トラック主体)
ダンディズム(多め併用坂路主体)
バビット(標準坂路)
リフレーミング(乗り込み坂路)
キングズパレス(乗り込み併用)
ダンテスヴュー(多め併用)
グレンガリー(少なめトラック)
フェーングロッテン(乗り込み併用坂路主体)
セイウンプラチナ(多めトラック)

出走馬16頭中10頭が併用調教であり、トラック単一調教の馬が4頭、坂路単一調教が2頭となりました。
何れの調教タイプも好走した実績がありますが、ここはやはり併用調教馬から選んでいきたいと思います。
予想していく前に、土曜日の福島の1800~2000㍍の馬場傾向は内有利でした。この馬場傾向からコーナーで外を回す馬たちは厳しいと言わざるを得ません。
まず始めに調教傾向②にあるとおり、基本的に標準以上の本数を乗られた馬が好走する傾向にあるので、併用調教で調教本数が少ないカレンルシェルブルは消しとします。
他の併用調教馬については、1頭ずつ検討していきたいと思います。
ノースザワールドは、前2走で良いところなく二桁着順で惨敗。もともと先行していた馬ですが、近走はスタートを平均的に切っても前につけられていません。さすがにここでは厳しいでしょう。
ボーンディスウェイは、前走でフラットな馬場で4コーナーで手ごたえ十分で前に取り付き、最後の最後でリフレーミングに差されたものの強い競馬をしています。今回は初ブリンカーということもあり前進に期待したいところです。
レッドラディエンスは、前走は内先行有利な馬場で、馬場傾向にマッチしたレースをしての好走であったため、評価に困るところですが、馬場傾向とドンピシャのポジションを取れそうですし、調教の動きもよく自己ベストを更新していることから買っておきたい一頭です。
カレンルシェルブルは、前走の福島民報杯で5着でしたが、調教本数が少なく調教的にはあまり推せない内容であり、ハンデを考えても消しが妥当だと思います。
ノッキングポイントは、本数は十分追われていますが、木村厩舎としては珍しく、トラック中心に仕上げられています。最終追い切りの動きもそれほどいいと思いませんし、後ろから行く脚質から外を回す可能性が高いと見て消しとします。
ダンディズムは前走は馬場傾向にあったレースをしての好走でしたが、まだまだ力が衰えた印象もありません。ただノッキングポイントと同様に外を回すことになりそうなので消しとします。
キングズパレスは、右回りだと直線で外へヨレる傾向にあることだけが心配材料ですが、調教では動けていますし、力は上位と考えています。ただキングズパレスも外を回す可能性が高く、買っても押さえまでかなと思っています。
ダンテスヴューは、前走でフラットな馬場で競馬をしての0.3秒差7着なので悪くはないですが、内を回れそうに無く消しとします。
フェーングロッテンの前走は去勢明けということもあり、0.7秒差の7着に敗れましたが、今回は2走目となります。ただすぐに結果がでるかどうかもわかりませんし、トップハンデということもあり消しとします。

次は併用調教と同じ好走実績を持つトラック単一調教馬についてです。
アラタは、前走の金鯱賞で馬場傾向にマッチした競馬で1.1秒差の5着と好走しましたが、ドゥレッツアとは0.3秒差(とはいえドゥレッツアは距離ロスのある競馬をしましたが)であり、そこまで差がないように思えますが、実際の差は0.6秒差あることを考えるとそこまで押せないという感じです。
レッドランメルトの前走は、長期休養明けということもありますが、フラットな馬場で1.4秒差の17着でした。ただ、4歳時の七夕賞でフラットな馬場で0.4秒差の5着と好走しており、枠順が内側で恵まれたことを思えば激走もありそうです。
グレンガリーは平場での勝利は3勝クラスまででオープンで結果が出ずに障害へ。前走のメトロポリタンSでは内先行有利な馬場傾向でコーナーの最内を回りながら1頭も抜くことができずに2.7秒差という結果ではさすがに推せません。ただ一つ買い材料があるとすれば少なめトラックでハンデが53キロとうことで、過去の調教本数が少ない馬の傾向と同じということでしょうか。とはいえ厳しいと思いますが…。
セイウンプラチナの前走は馬場傾向にマッチした競馬をしての0.2秒差で勝利しました。とはいえさすがにいきなりの重賞では厳しいと思いますので、この馬も消しとします。

最後に坂路単一調教馬についてです。
バビットは、京都記念で3着と久しぶりに好走し、前走の鳴尾記念でも悪くないと思いますが、前々走の福島民報杯ではハナに立ちながら3コーナー途中でずるずる下がって2.2秒差の最下位という結果ではさすがに厳しいと思います。
リフレーミングは、前走の福島民報杯を鮮やかに差し切り人気が予想されますが、福島2戦2勝という成績から人気になるでしょうし、差しという脚質から外を回すのは確実と思われるので消しとします。

とうことで、七夕賞の本命はレッドラディエンスとします。3枠4番という絶好の枠に入ったこともありますが、調教の動きも抜群でデキも問題なさそうです。人気になってしまいそうですが、一番勝つ可能性があるのはこの馬だと思います。
対抗はボーンディスウェイとします。今回はブリンカーを着用し、最後の一伸びに期待できそうですし、枠も内の3番に入ったこともプラスです。
あとは2番に入ったレッドランメルトを買いたいと思っています。吉田豊騎手に手が替わって前目で競馬をすれば穴をあける可能性もあると思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?