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真夏の飲食店に求められているものは何か?

真夏の飲食店に求められているものは何か?

それはもう、一言で言うと「キンッキンに冷えたビール、キンッキンに冷えたおしぼり」

これに尽きると思う。

たしか去年の8月、かんかん照りの中を駅から15分くらい歩いて穴子を食べに行った時、お店に着いた時点ですでに汗だくだく、シャツの背中も汗でぴったり貼り付いて気持ち悪いくらいだった。

そんな中、そのお店はキンッキンに冷えたおしぼりを出してくれた。

頭や顔周辺に集まった体中の熱が拭い取られていく気持ち良さ。

そして穴子天丼とグラスビールを頼む。

ビールももちろんキンッキンで出てくる。

それを一息で半分くらい喉に流し込む。

この時の爽快感は言葉にできない。水風呂に入るよりお手軽で、それと同じくらい気持ちいい。

何が言いたいかと言うと、あるシチュエーションでは(真夏で汗が止まらないなか来店した)料理の味はもちろんなんだけど、それ以外の、おしぼりやビールで熱をとるっていうサービスが通常以上の効果を持つっていうことを強く感じた。

自分が飲食店を経営するなら、真夏の7.8月限定でキンッキンに冷えたおしぼりはもちろん、ウェルカムドリンクとして生ビールかサイダーなんかのドリンクを無料でつける。

お客さんからしたら100円クーポンとか10%オフとかでお得感を出すよりも、きっと、記憶に残るサービスを受けた方がまた来ようって思うだろうから。

どんな感謝の言葉よりも、来店してくれてありがとうって気持ちが伝わると思う。

極端にいうと、恋人や奥さんに誕生日プレゼントで現金を渡すのか?

これと同じだと思う。

さらにいうと、大体の人は事前に欲しいものをヒアリングして、決まった日にアクセサリーやその他いろいろをあげる。

でもそうではなくて、相手も気付いていない、実は欲しかったものをなんでもない日にプレゼントしてあげると、よろこびはより増すんじゃないかなぁ。

今回のビールやおしぼりにしたって、発想は同じだと思う。

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