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今日は蓑虫山人の命日です。

2月20日、今日は蓑虫山人の命日です。


1900年のこの日、65歳で蓑虫山人は風呂上がりに倒れ、帰らぬ人となりました。
お墓があるのは愛知県名古屋市東区の長母寺、こちらにもなんども足を運びお墓にも手を合わせてきました。本来なら、今日のような日にはお墓参りをと思っていたのですが、諸事情で行くことが叶わず、次の機会に伺おうと思っています。

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没年は121年前のことですが、蓑虫山人の生き方は今の時代に何かを教えてくれているように思い、数年前から僕たちは蓑虫の足跡を追いかけました。
知れば知るほど、その人となり、そのはちゃめちゃな旅人生や苦笑いしか出ないようなエピソードも含め、蓑虫山人ことが面白くなり、好きになり、夢中で資料を漁り、実際にそのゆかりの場所には足を運びました。
蓑虫山人のこと知ってもらいたい、と、写真家の田附とともに、取材をし、書き、写真を撮り、蓑虫山人の人生が俯瞰できる一冊を作ることができたことは、僕らにとって喜ばしいことでしたが、蓑虫山人本人がどう思うか、いつか墓前で聞けたらと思っています。


しかし、蓑虫山人はいまだに誰も知らない存在です。僕ら自身の力の無さも痛感しています。本が売れる、売れないは別にして、もっと知ってもらってもいい存在だと本当に切実に思っています。
せめて所縁のある岐阜名古屋、東北の各県、九州、そして、蓑虫山人と同好の士でもある縄文ファンや研究者には知ってもらえたら嬉しい。
もしかしたら蓑虫山人と自分自身がどこか重なるように思えるかも知れません。僕や田附がそうだったように。


名古屋の長母寺がお近くの方はぜひお墓参りでも。

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