人間関係に悩めるあなたへ Ⅱ
こんばんは、福井です。
前回では、人間関係を良好にする為に
第一章 人間関係を良好にする為に1番大切なこと
について、書かせていただきました。
人の立場になって考えることが大切なことだと伝えられたら幸いです。
今回のnoteでは、
第二章 教える立場になった時に意識することです。
上司の方で、部下がなかなか思うように動いてくれないと悩んでいる方、是非とも拝読していただきたい。
内容に偉人の言葉を添えています。
よろしければ(補足)の内容も、ご覧ください。
*所々、上から目線に伝わってしまうかもしれません。伝える力を勉強しているところです。
申し訳ございませんが、ご了承ください。
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教える立場になった時に意識すること
❶『相手の名前を覚えて呼ぶこと』
人に好かれる一番簡単で、わかりきった、しかも一番大切な方法は、
相手の名前を覚え、相手に重要感を持たせることです。
人間は自分の名前に敏感な生き物であり、名前を間違われると不快に思ったことはないでしょうか。器が小さいのか、私は少し思ったことがあります。
名前とは、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つ言葉です。
自分の名前を覚えられ、呼んで貰えるということは、誠に気分のいいもので、つまらないお世辞よりもよほど効果があるのです。
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〜偉人の言葉〜
『冷たい会社を温かくするには、人の名前を覚えることだ。重役たちの中には名前を覚えられないと言う人もいるが、つまりは重要な仕事が覚えられない、すなわち仕事の基礎ができていないのと同類だ』
(テキサス・バンクシェアズ会長 ベントン・ラブ)
『良い習慣とは、わずかな犠牲を積み重ねることによってつくられる』
(ラルフ ウォルド エマーソン)
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❷『わずかな事でも、心から褒める』
まず、相手を褒めておくことは、歯科医がまず局部麻酔をするのによく似ています。
人と話すときは、その人自身のことを話題にして褒めると、相手は何時間でも話を聞いてくれます。
また、わずかな事でも心から誠意を込めて褒め、常に相手に重要感を持たせる事を意識し、相手の能力に自信を持たせることで、人を動かすことができるのです。
〜偉人の言葉〜
『褒め言葉は、人間に降り注ぐ日光のようなものだ。それなしには、花開くことも成長することもできない。我々は、事あるごとに批判の冷たい風を人に吹きつけるが、褒め言葉という温かい日光を人に注ごうとはなかなかしない』(心理学者 ジェス・レアー)
『我々の持つ可能性に比べると、現実の我々は、まだその半分の完成度にも達していない。我々は、肉体的、精神的資格のごとく一部しか活用していないのだ。 概して言えば、人間は自分の限界よりも、ずっとせまい範囲内で生きているにすぎず、いろいろな能力を使いこなせないままに放置しているのである』(心理学者・哲学者 ウィリアム・ジェイムズ)
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❸『相手に思い付かせる』
人間は、人から押し付けられた意見よりも、自分で思いついた意見の方をはるかに大事にする習慣があります。
理由としては、その人のプライドがあったり、何か取り組んでいた過程を知らないのに指摘されたと感じ不快に思うからだと思います。
なので指摘する際は、決して命令せずに自主的に行わせることを意識していただきたい。
これは、相手が自分の過ちを直しやすくなる効果があります。
相手の自尊心を傷つけず、重要感を与える事にもなり、反感の代わりに協力の気持ちを起こさせるのです。
『賢者は、人の上に立たんと欲すれば、人の下に身を置き、人の前に立たんと欲すれば人の後ろに身を置く。かくして、賢者は、人の上に立てども、人はその重みを感じることなく、人の前に立てども、人の心は傷つくことはない』(中国の賢人老子)
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❹『相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない』
先ほども、書いていた内容と重なりますが、相手に思い付かせることが大切になります。
相手の間違いを頭から決めつけるやり方は、効果が無いどころか、
自尊心を傷つけ、皆から敬遠され、話し合いもできなくなるのがおちです。
ここで誤りを指摘せず伝える方法として、以下の3つを参考にして貰いたいです。
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① 仕事で意見が食い違い、返答する場面
『実はそんなふうには考えていなかったのですが、
おそらく私の間違えでしょう。私はよく間違えます。
間違えていましたら改めたいと思いますので、一つの事実をよく考えてみましょう』
この言い方に反論する方は、まずいないでしょう。
② 伝え方を変えてみる
『確かに』や『疑いもなく』などの断定的な言葉を使うのではなく、
『自分としてはこう思うのだが...』『私にはそう思えるのだが...』
と言い換える事で、相手の誤りを指摘しないで伝えることができます。
③ 遠回しに注意を与える
”しかし”と言う言葉を”そして”に変えてみる。
すると、すぐに成功へ転じます。
遠回しに注意を与える方法は、直接批判されることに強く反発する神経質な人たちには、驚くほど効果があります。
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〜偉人の言葉〜
『教えないふりをして相手に教え、相手が知らないことは、忘れているのだと言ってやる』
(アレクサンダー・ポープ)
『人にものを教えることはできない。自ら気づく手助けができるだけ』
(ガリレオ・ガリレイ)
『できれば、人より賢くなりなさい。しかし、それを、人に知らせてはいけない』
(チェスターフィールド)
『私の知っていることは一つだけだ。自分が何も知っていないということ』(ソクラテス)
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(補足)
*こちらの補足の欄は、私が以下の項目を意識したことで自分は人として成長したなと思ったことです。よろしければこちらもご覧ください。
①『期待をかける』
期待をされていると実感すると、人は頑張りたい気持ちが強くなります。
人を動かしたいときは、その気持ちを利用するのです。
どこか良いところを見つけて、それに敬意を表してみる。そうすると大抵の人は自分の思い通りに動いてくれます。
また、相手のある点について矯正したいと思えば、
その点について、『あなたはすでに人よりも優れている』と言うと、頑張りたい気持ちが芽生え、取り組むようになります。
『徳はなくても、徳あるごとく振る舞え』(シェイクスピア)
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②『自分の過ちを話す』
指導する際に、自分にも同じ過ちがあったと伝えることで、『指導した方も同じ過ちがあったのだ』と同情を寄せます。
すると親近感が湧き、相手も納得して話を聞いてくれるはずです。
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③『顔を立てる』
顔を立てることは、信頼関係を築き上げる方法の一つです。
例えば、ある会社の部下の立場にいると仮定しましょう。会社の方々が集まっている場で、上司から自分の顔を人前で立ていただくと、凄く良い気分になりませんか。
努力している姿を見ていくれていたのだと感じ、もっと頑張ろうという気持ちになります。
『相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪に陥らせるようなことを言ったり、したりする権利は私にはない。 大切なことは、相手を私がどう評価するかではなくて、相手が自分自身をどう評価するかだ。 相手の人間としての尊厳を傷つけることは犯罪なのだ。』
(フランス航空界のパイオニア アントワーヌ)
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④『対抗意識を刺激する』
会社やバイト先の質を高める方法として、
優位を占めたい欲求、重要感を得たい願望、これを刺激することです。
何事にも、ライバルがいることにより成長意欲が高まります。
『仕事には競争心が大切である。あくどい金儲けの競争でなく、他人よりも優れたいという競争心を利用するべきである』(チャールズ・シュワブ)
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⑤『穏やかに話す』
穏やかに話すことにより、心を許し合いながら話しができます。感情に任せて話すと、状況が悪化するだけで、何も良いことはありません。
冷静に、感情を抑えて会話することが大切なのです。
『相手の心が反抗と憎悪に満ちている時は、いかに理を尽くしても説得することはできない。人間は自分の心を変えたがらないということをよく心得ておくべきだ。人を無理に自分の意見に従わせることはできない。 しかし、優しい打ち解けた態度で話し合えば、相手の心を変えることができる』(リンカーン大統領)
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⑥『喜んで協力させる』
肩書きや権威を与えることで人を変えることができます。
相手の良いところや、喜びそうな肩書きを与えると相手は重要感を抱き、仕事ぶりがガラリと変化し、自分の任務を完全に遂行するようになります。
『人間は玩具に支配される』(ナポレオン)
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〜人を変える方法として、以下の言葉を意識〜
1. 誠実であれ。守れない約束しない。
自分の利益は忘れ、相手の利益だけを考る
2. 相手に期待する協力は何か、明確に把握する
3. 相手の身になれ、相手の真の望みは何かを考える
4. あなたに協力すれば相手にどんな利益があるのか
5. 望み通りの利益を相手に与える
6. 人にものを頼む場合は、その頼みが相手の利益にもなると気づくように話す
指導する立場で、今の現状に納得していない方は上記の内容を意識して貰いたい。
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以上が、第二章 教える立場になった時に意識することになります。
私は、大学の後輩やバイト先の上司に何か伝えようとした際に、上記の項目を意識して発言・行動するように心がけています。
すると今までだと、なかなか思い通りにならなかったことがうまく伝えられ、良好な関係を築くことができました。
よろしければ、是非実践してみて貰いたいです。
思い通りに人を動かせるようにどうしたらいいのかを考えると、何事も面白く感じますよ。
第二章 教える立場になった時に意識すること 完
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『人間関係に悩めるあなたへ』は3シリーズに分けて、書かせていただいています。
よろしければ、次回の
第三章 距離を縮める際に意識することもご覧ください。
次回が最終編になります。
全て伝えたいことを、述べさせて頂いております。
是非、ご覧ください。よろしくお願い致します。
読んでいただき、誠にありがとうございました。
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