看取り医の意義

QOD=Quality of Death(死の質)という言葉があるそうです。終末期ケアの質に対する概念ですね。
QODの指標は、以下5項目を基に算出されているとのこと。

(1)緩和ケアを受けられる環境
(2)人材育成
(3)ケアを受けるための費用
(4)ケアの質
(5)地域社会の関わり

2015年の調査では日本は80カ国中14位。1位は「ゆりかごから墓場まで」で知られる英国だそうです。英国の救急医療などの対応は決して評判は良くないらしいのですが、緩和ケアに関しては保険でカバーされ質が高いとのこと。
一方、日本の医療は質が高く、健康保険制度が整い平等に医療が提供されているというところで世界的に評価が高い。しかし、終末期医療や緩和ケアの整備がまだ不十分で、従事する人員が少なく、高齢者の約8割が病院で最期を迎えることから、終末期に関しては芳しくないという評価のようです。
加えて、日本は諸外国に比べ疼痛コントロールが遅れていることが評価に繋がらない一因だそうです。確かに、麻薬に対する拒否反応のようなものはありますね。(←レペタンを2回も無駄打ちした家族の発言とは思えませんが😱)

今回、在宅看取りにチャレンジしてみた結果、想像していた以上によかったです。父が亡くなった悲しさや喪失感ももちろんありますが、負の感情だけではない感覚。家族が主体となって見送った満足感というのでしょうか。在宅介護のサポートがここまで手厚いだなんて、、、日本は良い国だなぁというのが率直な感想です。

人はいろんな価値観があるので、在宅看取りを希望される方ばかりではありません。また進行性の病気ですと、刻一刻と変化する病状に家族が慌ててしまうこともあるでしょう。常にプロが居てくれる環境でないことに不安を感じる方は多いはずです。うちの場合は、長い闘病を経た上での看取りだったため、ある程度気持ちの整理も出来ていました。父は入院中ずぅーと帰りたい帰りたいと言い、ここは自分のいるべきところではない、と言い続けていました。その姿を見ていたからこそ、無理をしてでも最期は自宅で、と決めていました。目標が明確だったからこそ突き進めたというのもあります。

終末期の過ごし方は十人十色。だからこそ、選択肢が一つでも増えればいいな、と強く感じます。







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