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ガブリアスexのガチ考察【1万文字超】

割引あり

みなさんこんにちは。どーばりで(@225_delibird)と申します。
推しポケはデリバードです。
久しぶりのポケカnoteです。どうぞよろしくお願いします。

お願いします!

新シーズンのシティリーグが遂に始まりました。

環境読みや新デッキの構築などが必要になってしまうので、今と大きく環境が変わらない古代未来発売前(〜10/26)のレイジングサーフ環境で参加したい方が多かったのではないでしょうか。

私は……

ガッツリ未来古代環境……

レイジングサーフ環境で出たかった〜〜と思わなくもないですが、新環境を楽しむことにします。ほぼデリバードのツツミも出ることですし。

めっちゃ欲しい、余ったらください
(余ってなくてもください)

さて、ポケモンカードに限らず対戦ゲームはメタゲームです。メタで環境が回っています。なので適切なデッキ選択をしなければ勝てません。

が、それはそうとして好きなポケモンで戦いたい!!

ということで、今回は未来古代パックの犠牲となって話題にならない、でお馴染み「レイジングサーフ」の目玉ポケモン『ガブリアスex』をめちゃくちゃ考察した(今更感)ので、せっかくだからnoteに書き残すことにします。デッキも20個くらい作った(全て強いとは言っていない)ので、今からガブを使おうかな、と思っている方の参考になれば嬉しいです。

注意事項・免責
このnoteは考察ですが備忘録でもあります。誤字脱字はご勘弁ください。
また、noteの構成も前半は以前構築したデッキを雑多に並べて感想を連ねているだけですから、読みにくいことが想定されます。予めご理解ください。
最後に、大会にガブリアスを複数回持って行ったわけではないことにもご留意ください。リモート対戦や一人回しや練習相手との対戦で使用感を確かめてから記述していますが、大会の成績が伴った考察ではないことはご理解ください。

特に「サンプルレシピ」は「サンプル」ではなくあくまで
「私が作ったデッキ集」なので読み飛ばし推奨です

『ガブリアスex』基本情報

スペック

強くね?

闘 ハイドロランダー 160
自分のトラッシュから「基本闘エネルギー」を3枚まで選び、ベンチポケモンに好きなようにつける。

無無 ソニックダイブ
このポケモンについているエネルギーを2個トラッシュし、相手のポケモン1匹に、120ダメージ。

殴りながらエネルギーが加速でき、やっていることはさながら『アルセウスVSTAR』の「トリニティノヴァ」です。下技も色指定のないベンチ狙撃、プチ巨大連撃といったところです。なかなか強力。

ガブリアスはテラスタルのポケモンです。水タイプに変化しています。つまりカイが使えます。飴+進化先を持ってくるパオでお馴染みの光景ですね。

『アルセウスVSTAR』との違い

先ほど「さながら『アルセウスVSTAR』の「トリニティノヴァ」です。」と書きました。つまり、アルセと比べて明確な強みがなければ「じゃあアルセでよくね?」となってしまいます。以下記事を展開する前に、差分をはっきりとさせておきます。

アルセウスの強み

① 特性「スターバース」があるため、「1ターン目の手張り」「2ターン目の進化」さえクリアできれば要求を誤魔化すことができる
② 技を打つだけで後続育成が可能
③ (加速先に指定があるものの)加速する色に指定がない

最初にやることをやっておけばあとは安定してゴールまで走れるタイプなので受験に強いと思います。③より、ほとんど全てのポケモンVが相方となるのでデッキの幅広さも魅力です。誰とでも仲良くできるので、ジバコイルとだけ宜しくしているディアルガのことを心配しています。

アルセウスの弱み

「1ターン目の手張り」「2ターン目の進化」が達成できなければ一気に不利になる
② サイドを2以上取られるポケモンをメインに戦うデッキなので「アルセウスがワンパンされるデッキ」に対しては極端に不利

①については強みの裏返し、②についてはデッキ選択上の弱みです。
友達も敵も多いタイプです。

これを踏まえてガブリアスexの強みを考えます。

1ターン目に手張りできなくても良い
② 技を打つだけで後続育成が可能

ガブリアスは「闘」の色指定があるので相方を選びます。が、アルセウスと違って初手の手張りを必要としません。そのため、1ターン目のエネは「かくしふだ」や逃げるために使うことができます。

一方弱みはこんな感じでしょうか。

① ガブリアス本人の火力不足
② 2進化(2ターン目のサポートがカイ固定になる)
③ 色指定「闘」
④ 進化前がすぐ死ぬ

②については右手次第ですが、安定をとるなら2ターン目にカイを打てる構築にするのが良いでしょう。
①についてはサブアタで解決する必要がありますが、③の色指定が足を引っ張ります。というのもサブアタッカーが微妙です。
④は非ルール進化前を採用する以上、避けて通れません。

このことを踏まえてガブリアスの相方を考えてみます。

ガブリアスの相方は誰?

1.相方なし

アタッカーをガブリアス単にした構築です。相方と言っているのに早速「なし」でごめんなさい。「解なし」みたいな理不尽さ。

シティで結果(3位)を残している「いりえ」さんはこの構築です。
https://players.pokemon-card.com/event/detail/221740/result

pUyEpM-S14iyS-ppSX2X
お借りしました

①の火力不足をハチマキとルチャブルで補っており、②の2ターン目カイ要求をエルレイドで補っています。綺麗な構築だと思います。
リファインやかくしふだでエネルギーを落として加速にも繋げられるし、ガバイトとレベルボールを共有できるのが強みです。

2.グラードン

ガブリアスと同じレイジングサーフに登場したカードです。

AR欲しい

下技で最大240点を出すことができるので、たねポケモンの中ではかなりの火力が見込めるカードです。同じ弾に収録されているので集めやすいでしょう。燃費と逃げるエネルギーの観点からおすすめ度はかなり低いですが、ガブ160点+マグマパージ2枚120点で280点がお手軽に出せます。

なお、HP130は現環境だとすぐに吹き飛ぶので、打点調節可能と言えども実質ワザを打つターンに3枚以上トラッシュすることを覚悟しなければなりません。

3.テラキオン

パラダイムトリガー収録のテラキオンです。

小さな ポケモンを いじめる 相手は とことん 叩きのめす
↑すき

ガブで加速→岩窟タックル→3エネ切って逃げる→ガブで加速→以下無限

ができます。ガブ160+テラキオン120でVstarを取れます。岩窟タックルの効果でダメージを受けないので、都合よく壁になってもらうことができます。ロストマインは痛いです。

ハマったら強いですが、テラキオンに3エネ加速する要求が思っているよりも高く(2ターン目に①ガブを立てて技を打つ②トラッシュに2エネ以上落とす③テラキオンをベンチに用意する(1ターン目にベンチに置くとボステラキオンでゲームが終わる))専用構築に寄せる必要があるので、おすすめ度はグラードンよりちょっと上くらいでしょうか。

4.れんげきウーラオスVMAX

こいつでもドラピの無色が軽くなります

キョレン目的の採用ですが、ガブの逃げエネが0なので、しっぷうづきとも相性が良いです。
相手が小粒デッキかつマナフィがいない場合にはすこぶる刺さりがいいです。

が、サーナイトで吹き飛びます。サイド3枚を取られて巻き返せずに負けます。サナが減ったら採用しても良いですが、サナが減るときはEレギュが落ちる時なのでこいつも落ちます。採用できません。

5.ディンルーex

もっと固くしてほしい、HP500とか

コライドンでターン終わらせながら加速していたエネをガブの技で殴りながら加速できるようになったのは偉いのですが、ディンルーが前にいなければいけないことと、ワザを打つターンにガブが前にいることとが噛み合わず、ボツ寄りです。

特性を止めながら殴れるのは確かに強いので、手札妨害と組み合わせて中打点を押し付ける山にするのが良いのでしょうか。難しい。

6.ガラルサンダー

時速300キロに自転車で追いつくガラル主人公の方がすごい

テラキオンよりもおすすめのたねアタッカーです。

ガブ160点+サンダー70点で230点なので、たねVを見れます。追加効果でマヒにできるので足止め要員にもなれるし、ガブの弱点(火力が出ない)を無理やり補えます。

クララと一緒に採用すると、特性+手張りで即起動できます。

逃げ0も優秀です。

HPがあと10多ければ……

本命1.アルセウス

差分を書いておいて同時採用とは何事か

ここからガブリアスの本命相方カードを書いていくのですが、アルセウスはかなり前向きに採用を検討できます。特性「スターバース」による安定性はリザードンexデッキでもその強さが証明されている通りですし、無色なのでガブリアスの色指定が弱点になりません。

ガブ→アルセの加速はできるものの、アルセ→ガブの加速はできません。この点は惜しむべきですが、ガブ→アルセ→アルセで加速ができるので、一昔前のアルセ単のようなデッキが作れそうです。

なお、これはガブリアス全体の話でもあるのですが、序盤にエネルギーを落とす手段が輝くゲッコウガ(あとはハイボくらい)に依存しているので、雪道型にするかどうかは構築段階から検討しなければなりません。アルセウス+雪ジャッジが流行っているのでここで記載してみました。参考までに。

本命2.ルカリオ

こっちのイラストの方が好き

特性で自身にエネルギーを加速できることはもちろん、技も非常に強力です。たけるとうき+ガブ3枚加速+手張りで310点が出ます。サイド1のポケモンで300点以上が見込めるのはシンプルに強力です。どこぞのサーナイトとやっていることは同じですから。

HP310ラインをワンパンできるのが強力なように思えますが、残念なことに環境に多いHP310のサーナイトexとミュウVMAXはいずれも闘抵抗を持っています。お祓いグローブ・こだわりベルト・負けん気ハチマキ・6枚目のエネルギーのいずれかが必要になります。(リザードンも意識するなら負けん気ハチマキか6枚目のエネルギーが良さそうです。)

たけるとうき+手張りで130点なので+αのエネルギーをガブの技で補うことになります。ガブが技を打つ番に進化できていれば、殴るターンと合わせてたけるとうきが2回使えるのも嬉しいです。

やや打点過剰気味になるので、一緒にヒスイウインディVを採用してエネルギーを移動するプレイングも面白いです。

なお、ルカリオにリバーサルエネルギーをつけても「トラッシュした枚数×」で打点計算をするので1枚あたりの増加量は60点です。これを勘違いしてデッキ組んでしまって後から気がついたので、後半のレシピにはリバエネがいっぱい出てきますがご愛嬌(最終構築はこれを反映して作ってます)。

自身にダメカンを載せる点でロストマインや月光手裏剣での複数取りが気になりますが、これはプレイングでケアできます。というのもルカリオは高耐久をワンパンする要員なので、中打点で対処可能なアタッカー相手には立てなければいいだけの話、ということです。立ててもジラーチやマナフィで保護してあげればそこまで気になりません。そもそもHP120なんて誰にでもワンパンされる環境ですから……
(ダメカンを載せるのが受け入れられない人はサナをどう捉えているのか気になります。)

サンプルレシピ

サンプルレシピは読み飛ばし大いに可です。
ガラクタデッキが多いので、むしろ読まない方が良いかもしれません。
ご理解いただけた方はそのままどうぞ。
読み飛ばしたらガブ結論デッキの構築論が始まります。目次から「ガブデッキのビーダルについて」に飛んでくださいまし。
https://note.com/225_delibird/n/n5404269ae773#92ada544-38b5-43a1-9cad-af55c8f9f890

ガブ単-リファイン軸 その1

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特性「音速回避」のガブを採用しています。ミミッキュVの「ダミードール」に効果も防げるおまけつきの強特性です。回収ネットほしい。

ジェット機に 負けない 速さ
↑S102と言わずに300くらいでも良い

一番初めに作ったガブリアスデッキです。水を加速する手段がなかったので当初ボツになりかけたのですが、ガブexの加速先が自由であること(前のターンに闘エネを準備して次の番に水を手張ればいい)と、リバエネの登場で採用が現実的になりました。

レベルボールをラルトスのラインと共有できることと、1進化を盤面におく重要性が高い(音速回避は進化した時限定の効果なので)ことから、HP90のガバイトを厚く採用しています。多分飴でいいです。

アルカナのサーナイトはキルリアのHPを上げる要員です。山を掘り切った後に釣竿で水エネを2枚戻す→アルカナシャイン→ゲッコウガに2加速→手張り の手順を踏めれば理論上は手裏剣が打てます。多分エルレイドの2枚目でいいです。

ガブ単-リファイン軸 その2

Q. カイが一番欲しいタイミングは?

A. (ガブを立てたいから)2ターン目

Q. つまりサポートに確定タッチしたいのは?

A. 2ターン目

Q. 2ターン目にエルレイドは立ちますか?

A. いいえ

yMMpyp-ymNfxm-ySyMXX

ということでネオラントを採用。それに伴って音速回避やアルカナサナなどは抜けました(そりゃそうではある)。

ミュウexを試験的に闘エネの加速先として採用したものの、すぐ死ぬので次の回には抜けました。尻尾ミュウは使用感こそ良かったものの、入れ替えor手張り逃げを要求してくるので難しいです。

ガブ単-リファイン軸 その2−2

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マイナーチェンジ。ジェット→闘エネ、ミュウex→博士

他にも色々考えて、ガブリアスはメインアタッカーになり得ないと判断。

モミ型も考えましたが回復が間に合わない対面(特にミライドンやサーナイト)は構築単位で無理です。
パオジアン対面で手裏剣を打たれてフカマルが吹き飛んでもキツいです。

先ほど紹介したガブ単のbest4レシピは、結果を残しているので一つの正解ではあると思いつつ、2ターン目にガブリアスが立つかどうかはかなり右手依存になっており苦手な対面も多い(特にミライドンには逆立ちしても勝てない)構築だと思うので、今回の考察では以後ガブ単は扱わないこととします。

ディンルー型(真似しないでね)

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後攻選択
・1ターン目
サワムラーの技打ってディンルー入れ替えがゴール
裏にはフカマルを置いておく(可能ならもう1ディンルーも置いて穴抜けをケアしたい)
盤面は、
前にディンルー
裏にサワムラー、ディンルー、フカマル+ゲコイキリミュウ魚フカマルから2枚
・2ターン目
ディンルー入れ替え(入れ替え札必須)、ガブリアスでディンルーに加速、がゴール(エネ枚数がシビアだが頑張って落とそう)
・3ターン目
以後ディンルーで殴りつつ死んでエネが足りなくなったらガブに下がって加速しよう

こ ん な 動 き で き ま せ ん

ポケカを舐めてるデッキです。
右手が強いか、積み込むか、イカサマシャッフルかしないと達成できません。

下手な相方を選ぶとガブは本当に動かないデッキだと再確認。(構築の問題?ディンルーと組めるガブがいたら教えて欲しい……)

アルセ-ガブリアス

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昔々、裏工作アルセウスというデッキがありました。
アルセウスで中打点を出しつつ後続を育成し、ダメージを喰らったアルセをチェレンの気配りで回収、必要札はスターバースと裏工作で揃える、という安定して戦うデッキタイプです。
裏工作でサポートを好きなタイミングで持って来れるので、回復もドローも妨害も思うがままの人気アーキタイプでした。

それと似たことをやれるのでは?との思いで生まれたのがアルセガブリアスです。(デッキレシピは仮組みのためマナフィジラーチを入れ忘れていますがご愛嬌)

エイチ湖やフルフェイスガード、チェレンやモミでHP300付近を前に立てながら、中打点を押し付けるデッキです。スターバースからカイを持ってこれるのでガブリアスが毎回立ちます。攻撃の試行回数で勝ちを狙いに行く安定志向のアーキタイプになっているように思います。

が、時代とともに環境は移っています。

かつて人気だった裏工作アルセは「HP280を一撃で突破されない」のがデッキ構築の前提でした。今は280打点を出せるデッキがうじゃうじゃ環境にいます。そのためこれは今のレギュレーションでは通用しないデッキでしょう。
マッチ運がよほど良ければ耐久勝ちできそうですが、ヒスイヌメルゴンが環境最強ではない(≒高耐久は突破される環境)ことからも分かるように、ガブリアスには違った役割(具体的には火力)が求められそうです。

一応思考の過程で他にもアルセ-ガブリアスを作ったので供養しておきます。ジムバならなんとかなるかもしれません。シティは無理。

ビーダル軸+ヒスイウインディ

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リファイン軸+ウインディ

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ゲッコウガ採用リファイン軸

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音速回避型リファイン軸

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特にリザにどう足掻いても勝てなかったので、アルセ+音速回避ガブで1体持っていってサイド取られないターンを作ることで無理やり突破しようとした図

エネどうやって持ってくるねん

ボツ

(一応、一応、トリニティノヴァ+ポピーでエネは供給できる。本当に一応、同じ要領で手裏剣も打てる。)

ガブリアスV型(真似しないでね)

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エクのルギア以外でガブリアスVを使うと思ってませんでした。ハイドロランダーでVに3エネ加速すると水を手張ればベンチに220狙撃できます。ポケモンVやミライドンを取れます。ガブと合わせると120+220でほとんどみんな倒せます。

それだけです。

220狙撃したいタイミングは相手がポケモンVを出しているタイミング(=序盤)なのに最短でガブリアスVが狙撃できるのは3ターン目なので環境に全く噛み合わず。ボツ。

ルカリオ-ウーラオス型(真似しないでね)

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迷走してウーラオスVMAXを入れた形を作ってしまいましたが、相方は誰?の項目で述べた通りサナにボコされました。相手のマナフィの出勤状態が悪い時だけ本当にすこぶる強いです。

対面のポケモンをルカリオで吹き飛ばした時が一番気持ちいい。

というかこれならもうルカリオ+ガブで作るのが一番安定するし強いのでは?となり、結論構築に近づきました。

ルカリオ-ガブリアス

先にざっと構築を並べます。デッキビルドをしているとあれもこれも入れたくなってしまって、どんどん変な要素を付け加えてしまいます(自戒)。

ビーダル型(リバ2枚を基本闘エネ2枚に変更)

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ガバイト採用ビーダル型(リバ2枚を基本闘エネ2枚に変更)

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ネオラントV採用ビーダル型

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パルキア採用ビーダル型

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ジラーチマナフィ戻して組み直したビーダル型

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以上、並べましたがパルキア採用はかなり面白かったです。

どこにでも出張させられるやつ

ガブの下技が無色2エネ要求なので、スターポータルで水を2枚加速してやれば(ガブリアスは水ポケモンなのでスターポータルの対象に選択できる)、ソニックダイブを連打できます。終盤に即起動できて自身がアタッカーになれる点も強いです。水エネが入るようになったので、手裏剣も打てるようになるし、ネオラントも山に帰れます。

ネオラントの要求エネは「水無無」なのでハイドロランダーで闘を2加速してから水を手張りorスターポータルで用意してあげると、「アクアリターン」を宣言することも可能です。(打っている暇があるかどうかは別の話である)

練習段階で、
①音速回避のガブリアスを裏に用意
②アクアリターンを打つ
③前に音速回避ガブを持ってきて壁にする
というプレイングができることを発見して、決まればつよそう、となりました。

とはいえ、都合よく水エネが落ちないし、詰め込みすぎたせいでカイで直サーチすることを前提にしたボールの採用枚数になってしまったので、安定性には欠けます。安定した山にしたいのに安定しないって何?となり大反省です。

以上、ガラクタデッキ紹介でした。
お目汚し失礼いたしました。

ガブデッキのビーダルについて

ここまでデッキを組んでいく中で、リファインorビーダルなど何軸にするのかを適当に決めすぎていたことに気がつきました。大反省です。

他のデッキタイプでもそうですが、世の中のデッキの多くが「他のプレイヤーが使っているから」との理由だけで軸を決定してしまっている気がします(それでいうと、デッキを「作る」のではなく「選ぶ」傾向が強くなってしまっているのですが)。

採用理由が言語化できない札は採用してはいけない、というのはカードゲーム界の金言ですので、これに則って以下考えて行きます。

ガブデッキの初動

ここまで記述してきた通り、安定して2進化exであるガブを立てるには、2ターン目にカイを打つのがほぼ必須です。
(尻尾ミュウで必要札を揃えにいく構築ならばこの限りではないが、手張り+逃げるを使ってしまうとガブがワザを打つためには入れ替え札要求になるし、ジェットエネは構築単位で相性が微妙なので採用したくない)

そして、ガブリアスは決して後攻を取る山ではありません。
なぜなら進化して殴り始めることが前提の山だからです。先殴るに越したことはありません。ガバイトがサメさんステップみたいなワザを覚えていたら初動弱くてもなんとかなる説があったのですが、生憎持ち合わせていません。(覚えていてもガバイトが増えてどうするんだという話があります)

先攻をとってかつ、展開もしたいわけです。(欲張り)

とすると、

① 先攻の場合でも展開力が担保できること
② 2ターン目にカイを打てること

がデッキ構築上の大切な要素になります。

なお後攻になった場合は後1カイから展開できるので先攻時の初動で以下考えます。

2ターン目「カイ」の弱さ

2ターン目にカイを打つということは、その番にドロサポを使えないということです。何を当たり前のことを言っているんだという感じではありますが、これは非常に重要で、つまりプレイに伴ってハンドがどんどん細くなります

これをシステムポケモンで補ってやろうという意図でビーダルorリファインの採用を検討するのですが、ここでガブデッキの初動①を確認すると、先攻でも十分に展開する必要があるわけです。

「十分に展開」の内訳を考えてみると、一応フカマルが居れば足りはするのですが、後1おとぼけスピットなどフカマルが倒される盤面を考えて、フカマルの2枚目(手裏剣が想定できる対面ならばマナフィも)が必要です。スタートがフカマルでないならば、先攻でサポを打てない状況の中、フカマル2体(+マナフィ)を用意する必要があるわけです。この要求の中、更に進化を前提としたシステムポケモン(例えばビーダル)を採用するならば、もう一枚ポケモンを盤面に用意する必要があるわけです。シビアすぎます。

整理しておきますが、最もシステムポケモンにいて欲しいタイミングは、2ターン目です。1ターン目の展開と2ターン目の進化によって細くなった手札を補充して、ワザや次の番に繋げる動きを取ることが重要です。

この動きを目指すにあたって、1ターン目の展開札(パスなど)は優先してフカマルに、2ターン目のハイパーボールは優先してガブリアスexやネオラント(カイを持ってくる動き)に使いたいので、ビッパ-ビーダルに触る札は確約できません。無いと言ってもいいでしょう。

初手の手札7枚からスタートのポケモンを引いて6枚+ドローでハンドが7。期待値から7の内訳は初手で使えないサポや釣竿や進化先などの死に札が4枚、エネが1枚、現物含めてボール系2枚と仮定します。
初手、ボール系でベンチを2〜体展開してエネを手張り。ハンドは4枚。(なおボールの内訳がハイボならハンドは4以下になる)
次の番、ドローして5枚。サポートカイを使ってガブに進化。ハンド4枚。前に手張りして逃げるならばそのエネが必要。ハンドは3枚。

もちろん隠し札や相手のナンジャモなどで変動はしますが、この手札の流れで2ターン目にシステムポケモンが立てられるか?となれば話は変わってきます。3ターン目以降にカイからサーチすることはできるのですが、最もいて欲しいタイミングに立たないシステムポケモンは困りものです。
「立てば強い」は「立たねば弱い」です。

したがってビーダルは採用を見送るのが自然でしょう。

この理屈ならばリファイン軸もあまり嬉しくありません。レベルボールを多投できるのでガバイトやマナフィたちと共有ができる点は優秀なのですが、もう一つの懸念事項が足を引っ張ります。

もう一つの懸念事項

ガブリアスexのワザ「ハイドロランダー」の加速が強制効果であるということは全プレイヤーに注意しておいて欲しいです。(自分は使うつもりがなくても相手が使ってくる可能性があり、トラッシュにひっそりと置かれているエネルギーを使って奇襲されるのを防ぐためです。)

公式様いつもありがとうございます。

つまり、ガブリアスがワザを打つ番に後続アタッカーがいない場合、非アタッカーに無駄加速をしなければならないということです。

ビッパやラルトスが下手に居てしまったら、ここに強制で加速が発生するわけです。とすればなるべくアタッカーだけで盤面を構築したい or 非アタッカーが消える手段を準備しておきたいです。

そもそも

ガブリアスデッキは盤面さえ出来てしまえば、ハンドに関係なくワザを使うだけで後続の育成ができ、殴り続けられるデッキではあるので、さまざまなデメリットを考慮してまでシステムポケモンを入れる必要性に乏しいことは付け加えておきます。


ここからは記事執筆時点(2023/10/16)における環境で、最も2ターン目の進化が安定しかつ継戦能力も高く火力も出る、と考えているデッキレシピをご紹介し……


たいところではありますが、モンエナ1杯分程度の対価をいただきたく思ってしまいました。

ここまで相方考察やシステムポケモンの話を山ほどしてきたので、自力で結論レシピを作成できる方は沢山いらっしゃると思いますし、完全無料も視野に入れたのですが、最後まで書き切る原動力にするため有料にしました。

デッキレシピの素が200円で手に入るなら安いもんだ!と思われる方はご購入いただけると幸いです。
拡散していただけたら割引が入るように設定したのでそちらもぜひご検討ください。

何かあればX(旧Twitter)のDMか新めのツイートにリプください。
ありがとうございます。

追記【2023/10/17 11:30】 かがやく枠について

かがやく枠についてフーディンを採用している方がいらっしゃるのも含め、なぜゲッコウガなのか?と質問をいただきましたので追記します。

理由は「エネを落とす手段が限られているから」です。ゲッコウガなしガブリアスexの構築はハイパーボール・ガブの下技・逃げる以外にエネを落とす手段がありません。リファイン軸を採用すれば落とせるのですが、先述した理由からキルリアラインの採用はあまり好ましくありません。

エネを落としたいのは2ターン目(ガブが上技を打つタイミング)ですから、加速のために2ターン目までに少なくとも1枚(可能なら2〜3枚)エネルギーを落としたいわけです。1ターン目の要求を増やすことなく2ターン目にエネルギーを落とすためには、2ターン目に出しても良いゲッコウガが最適でした(一応ガラルフリーザーVもたねポケモンで同様のことができるがサイド2枚取られるのがネックでありゲッコウガでない必要性はない)。

なお、有料部分の不採用カードの項目でゲッコウガの差し替え札(スタジアム:サイクリングロード)を議論しています。ここで議論していない札としてはサポート「ザクロ」がありますが、今度はザクロをどのようにサーチしてどのようにトラッシュに送るのかという問題があり、こちらもボツになっています。

エネルギーをトラッシュに送る問題を解決するにはグッズ「大地の器」が来るのを待つのが良いでしょうか。エネをトラッシュしつつハンドにエネを蓄えることができるので、相性は良さそうです。

かがやくフーディンは火力の調整ができるので中打点のガブと相性がいいのですが、ゲッコウガを採用したため採用を見送りました。ゲッコウガが抜けるなら真っ先に採用を検討できる枠です。

結論構築

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