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ライブ配信用ミキサー、マイク、音響機材のオススメと設置方法

【1】音響機材って?

イチナナやSHOWROOM、Pocochaなどの投げ銭ライブ配信では、良い音質でBGMを流しながら、エコーをかけてトークをしたり歌ったりすることで、リスナーに心地よい空間を作りだすことができます。それによって長く視聴してもらい易くなると共に、心を動かしてギフトを送ってもらいやすくなりますよね。でも、初心者にとっては何をどう揃えていいかわからないもの。今日はオススメの配信音響機材セットと接続方法についてご紹介します。

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まずは全体像を理解しましょう。冒頭でご紹介したようなアプリは、基本的にスマホ一つで配信が可能です。スマホのカメラとマイクで映像と音を拾い、スマホの通信回線を使って配信しているわけですね。極端な話、部屋に音楽を流してその場で歌えば、歌配信もスマホ一つで可能なのです。しかし、どうしてもデジタルな音源をそのまま配信する訳ではなく、一旦部屋の空間で鳴っている音をスマホのマイクで拾い直すので、リスナーにはシャカシャカした音で聞こえてしまいます。

そこで、PCやタブレット、もしくは、もう1台のスマホから出すBGMをそのまま配信用のスマホにケーブルで繋いで配信することで、BGMの音質を壊すことなくリスナーに届けられるのです。しかし、BGM音源をスマホに繋いでしまうと、スマホのマイクがオフになり、ライバーの声が配信できなくなります。そのため、BGMと声という2種類の音を一つにまとめてスマホに送るための中継地点が必要になり、その役割をミキサー(オーディオインターフェース)という機材が果たしてくれるのですね。

そのため、ミキサーを使う場合は別途、ライバーの声を拾うマイクと、ミキサーにマイクを繋ぐためのキャノンケーブルが必要になりますが、ミキサー自体にマイクが内蔵されているものがあったりもしますので、詳しくは後ほどご説明致します。

【2】おすすめミキサー

おすすめは二つありますが値段もピンキリですので、まずは安価な方から。

 TASCAM(タスカム) 家庭用放送機器(USBオーディオインターフェース) MiNiSTUDIO PERSONAL US-32W

こちらは値段が安いですが、機能的にはマイクエコーやエフェクトも付けられますし、楽器を使った配信をするのでなければ不足を感じません。トーク配信や歌配信、ダンス配信をするなら十分ですね。更に、ほかのミキサーにはない特徴として、これ自体に集音マイクを内蔵しているため、歌配信をしないのであればミキサーとは別にマイクを買う必要はありません。そこもお財布に優しくて経済的ですね。

2つ目は、値段で言うと倍ぐらいしますが、最もライバーさんに利用されているミキサーです。

YAMAHAウェブキャスティングミキサー3チャンネルAG03

見た目も本格的なYAMAHAの商品ですね。もちろんマイクエコー機能はついていますが、ミキサー自体に内蔵マイクはありませんので、これとは別に買う必要があります。マイク以外にも楽器等とも繋げますので音楽配信の幅を広げる拡張性があるのが魅力的ですね。

他によく使われているミキサーとしては、接続が簡単なRolandのGOシリーズもありますが、スマホから電源をとりますので短時間配信向きです。ご紹介した二つはMicroUSBのACアダプタ(Androidスマホの充電をするアダプタ)で充電しながら長時間配信ができますので、私はこちらの2つをおすすめしています。

【3】おすすめマイクとケーブル

マイクも松竹梅がありますが、マイクには大きく分けてダイナミックマイクとコンデンサマイクという2つの種類があります。

ダイナミックマイク⇒ライブで使いたい、丈夫で比較的湿度に強い

コンデンサマイク⇒スタジオでいい音で録りたい(感度が高い)、振動や湿気に特に弱い。比較的高価。ファンタム電源必要

では、Amazonで最も安価になっているダイナミックマイクから。

KC(ケーシー)CUSTOMTRYカスタムトライ ダイナミックマイクCM-2000 (マイクケーブル付き)

こちらはコードもついていますが、付属のコードのままだとミキサーで本来マイクをつなぐべき場所に接続できません。マイク側にはXLRという形状の端子(メス)が接続されていますが、反対側のミキサーとつなぐ方はフォーン端子になってしまっているので、マイク側と同じ種類のXLR端子(オス)のものが別に必要です(ミキサーをAG03にするなら楽器のところに接続すれば付属のコードでも使えなくはありません)。こちらも、Amazonで最安値のものをご紹介します。

CableCreation XLRケーブル,CableCreation XLRオス to XLR メス(xlrケーブル)バランスケーブル3ピンマイクロフォンケーブル キャノンケーブル ブラック/0.9M

ただし、この最安値のものだとコードの長さが90センチなのでお気をつけ下さい。

つづいて値段は上がりますが、コンデンサマイクの中で、最も歌配信をするライバーさんに使われているのがこちらです。

audio-technica オーディオテクニカ コンデンサーマイクロホン AT2020

コンデンサマイクなので音質はグンと上がりますが、先に書きましたように湿気に弱いのでメッシュ状のポップガードと一緒に使いましょう。

Earamble ポップブロッカー 二重張り ノイズ防止 ネット直径15.5cm

ただし、後でマイクスタンドにポップガードも付属したものをご紹介しますので、そちらを買われる方は必要ありません。

さて、こちらのコンデンサマイクにはキャノンケーブルが付属していませんので別に買う必要があります。先程の安いものでもいいですが、折角マイクを良いものにしたのならコードも同じメーカーのものにしたいという方や、もう少し長いコードが良いという方はこちらが最も売れています。

audio-technica キャノンケーブル ATL458A/3.0

これなら、3メートルありますので設置の自由度が広がりますね。いずれのミキサーにおいても、上面の左上角にに大きなソケットがありますのでそこに差し込んでください。

【4】おすすめマイクスタンド

どういう環境で配信するかにもよるのですが、デスクに向き合って椅子に座って配信される方が多いので、配信用のスマホも設置できるこちらの商品が最も便利です。

Luling Arts マイクスタンド 卓上 デスクアーム式 伸縮アーム コンデンサーマイク用 金属製 収納簡単 変換アダプタ 説明書付属 カラオケに適し 生放送 ストリーミング 実況録音 歌唱用【改良版】

ポップガードもついていますので、コンデンサマイクを使われる方も安心ですね。しかも、とにかく安いです。

スマホスタンドを別に持っている方は、こちらのマイクスタンドがAmazonのオススメとなっています。

Roycel マイクスタンド ポップガード マイクアーム コンデンサーマイク用 卓上マイクスタンド デスクアーム 伸縮 実況 配信 収録 カラオケ 変換アダプタ (ポップガードセット)

【5】配信用iPhoneとミキサーを接続するためのアダプタ

ミキサーと配信用のiPhoneを接続するためには、ミキサーに付属されているUSBのケーブルを変換しなければいけません。また、iPhoneも同時に充電するために、下記のアダプタが必要になります。いずれのミキサーも、PCで配信することを想定しているので、ミキサーと反対側の接続端子がUSBになってるわけですね。説明書を見てパソコンと繋いで出力すると書かれている部分に、配信用のiPhoneに繋ぐので間違えないでください。

Apple Lightning - USB 3カメラアダプタ

純正ではない安いものもありますが、使えなかったという声も聞きますのでご自身の判断でお願いします。

【6】音源とミキサーをつなぐためのコード

AG03の場合、上面の真ん中よりやや右下にあるAUXと書いてある部分(TASCAMの場合は前面のスマホのマークが書いてある穴)にイアホンジャック端子のコードを使って音源からの音をミキサーに繋ぎます。イアホンジャックを指す穴があるPCまたはiPadや、古いiPhoneの場合は下記のコードで接続します。

Anker 3.5mm プレミアムオーディオケーブル (1.2m) AUXケーブル ヘッドホン、iPod、iPhone、iPad、ホームステレオ、カーステレオ他対応 (ブラック)

上記はちょっといいものなので、百均で安いのも売ってますから、同じ形のものを買ってみてもいいと思います。

音源をもう1台のiPhoneからとる場合、イアホンジャックを指す穴がないので、そちらも充電しながら音がとれる下記のコードを上記のコードと一緒に使います。

[音質強化バージョン] iPhone イヤホン 変換アダプタ 3.5mm イヤホン + 急速充電二股接続ケーブル 充電 イヤホン 同時 ナイロン編み 高耐久 iPhoneXs/Xs max/Xr/8/8plus/7/7plus(IOS11、12対応)

これで全てがつながりました。

さて、気をつけなければいけないのが、これらを全て接続すると部屋に音楽は一切流れません。そのため、ミキサーにイアホンやヘッドホンを繋いで、自分でも音楽が聴けるようにしましょう。ダンス配信をする方はイアホンを付けられないでしょうから、ハウリングに注意しながらミキサーのイアホン端子に繋げるスピーカーを用意して、マイクが音を拾わない位置に設置しておくといいですね。

エレコム スピーカー USB給電 4W コンパクト ブラック MS-P08UBK

USBから電源をとりますので、下記のような電源アダプタがなければ一緒にご用意ください。

必要ないかもしれませんが、ふたつ一緒に充電できるのがオーソドックスな商品です。

それでは、以上になります。素敵なBGM音質でエコーをかけながら、トーク配信や歌配信でリスナーさんを楽しませてあげてください。

念の為、しっかり揃えたい方と、安く揃えたい方に向けたフルセットをまとめておきます。iPhoneで配信して、イアホンジャック付きのiPadやPC、スマホで音源を確保することを想定していますのでお間違えないように!

まずは本格的で最も人気があるセットで揃えたい方はこちら。

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トータルで3万5000円ぐらいですかね。

接続図はこんな感じです!

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安くフルセットを揃えたい方はこちら!

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全部で1万8000円ぐらいです。appleの3カメラアダプタが高いので、純正じゃないものでも不具合がなければもっと削れますが、できない方もいたのでご注意を!

ではでは、素敵なライブ配信を!

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