見出し画像

●完全版:11/10(金)◆野菜の種(たね)について由々しき事態が進んでいますが、スポンサーのため、マスコミは報じません

割引あり



難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全員の人たちを「笑顔へ」と、つなぎたい……。

★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
  に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
  今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
  しくお願いします。



◆◆━━━━━━━━━━━◆◆
ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

2023年11月10日(金)号

No.4763

毎朝、早朝5時に、全世界に向けて2つの配信スタンドから、
合計約5200部を発行
(日曜のみ休刊)。

創刊日:2004/10/5

【注】まぐまぐ!から受信されると、上部に[PR]と記載した
広告が掲載されますが、当方とは無関係です。
◆◆━━━━━━━━━━━◆◆

『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や『危険な食品』(宝島
社新書)などの著者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配信。食べものだけ
でなく、人としての生きかたを考えます。なんともユーモ
ラスな文体が人気のようで……。



本日の「完全版」は、100%掲載です。

本日の「短縮版」は、「完全版」と同じにしました。
少しでもお役立て下さればと思います。



今日も1日、お元気で!

やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせ
たい。

空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、ぼくはいつもその
方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた重い事実を、知ってほしい。



▼本日の目次▼

【1】

人生には少しのお金と歌と夢、それにでっかい健康があれば、
それでいい!
(連載:1059回。毎週、金曜日に掲載)

■No.18

「F1種」のように、種(たね)が取れないように操作された
ものを食べても、本当に大丈夫なのでしょうか?

(Y.S、岡山県岡山市、女性、41歳、パート)

【2】

あなたやあなたの家族をいのち懸けで救う、山田博士作品集。
今回、読者限定で、「衝撃価格」で提供します

まだご覧になっていないかたのために、先日の内容を、再度、
案内しています。

★貴重な音声作品です! (((((インターネット・スタジオ)))))

「山田博士のいのち吹き込み、生録(なまろく)30分!」
◆ 第4巻

「早朝4時半起床は、シッカリおやりなさい」

下記の本文中で、第4巻の「見本音声」を、お聴きになれます。

【今回は、期間限定、人数限定ですが、「嬉しい価格」で、お譲り
します】



===============
【1】

人生には少しのお金と歌と夢、それにでっかい健康があれば、
それでいい!

連載:1059回(毎週、金曜日に掲載)

===============

下記の文章は、ぼくの作品「実話・食卓の事件簿」の第12巻……
を元にして、毎回、そのときどきに新しい事実を加えて、述べて
行きます。

毎週金曜日を、どうぞ、お楽しみに!

……ということで、今回も、早速、下記の本文をご覧下さいな。

ささささ、どうなっていますやら……。



【下記が本文です。名前のイニシャルは「姓名」の順。
年齢や職業は、連絡をいただいた時点のものです。
(文体は、ママ)】

________________
■No.18

「F1種」のように、種(たね)が取れないように操作された
ものを食べても、本当に大丈夫なのでしょうか?

________________
(Y.S、岡山県岡山市、女性、41歳、パート)

F1種子のこと、かなり前から気になってました。

種(たね)も取れないように操作されたものを食べても本当に
大丈夫なのでしょうか?

○○の共同購入にも、F1の苗(なえ)が堂々と掲載されていた
ので問い合わせたら、遺伝子組み換えではないですと断言された
のですが、生協の職員ですら実態を知らないことに危機感を感じ
ました。

○○種苗さんの話をちょっと読んだのですが、このF1種がミツ
バチ減少の原因ではないかと考えているようです。

私が子供のころ、祖母の畑仕事の手伝いをよくしていたのです
が、あの頃は種も瓶(びん)に保存してあって、毎年それを播
(ま)いていたのを覚えています。

かんぴょうをむいて干すのを手伝ったり、田植えを手伝ったり
してたのがとても楽しかったです。

(山田注:固有名詞は、○○にさせていただきました)

■山田からのお返事■

Yさん、こんにちは。

いつもメルマガをご覧になり、喜んでいます。

野菜の種(たね)については、この日本列島に本当に由々しき
事態が進んでいるようで、ぼくはいつも心配しています。

皆さん、今回の原発大事件のような事態ばかりに目が惹(ひ)
きつけられているようですが、じつは、マスコミも叫ばない
事態が、毎日、この日本列島で「静かに」進行しているんで
すね。

でも、マスコミは、何か事件にでもならないと、報じたりしま
せん。

だって、「スポンサー」ですからね(笑)。

★★★

この「F1種」とは、人為的に作られた一代限りの雑種(一代
雑種)のことなんです。

現在、日本で流通している、種苗(しゅびょう)会社によっ
て作られている野菜の種は、ほとんどが「F1種」です。

そうですね、現在、日本の市場に流通する野菜の9割以上が
「F1種」だと言われております。

すごいものですね。

いつの間に、こうした事態になったのでしょうか。

子ども時代に、学校で、「メンデルの法則」を習いましたよね。

あのことろの授業を思い出してみて下さい。

え? ちょうど給食のあとの授業だったため、教師の言葉を子
守歌にして、心地よく居眠っていた?(笑)

まあまあ、ぼくも同類ですが、それはともかく、この法則では、
異なる親同士をかけ合わせた1代目は「雑種強勢」が働くわけ
ですね。

つまり、優勢の形質しか現れないんです。
だから、あとのことを考えなければ、両親の性質の「いいとこ
取り」となるわけですね。

★★★

こうすると、どうなるか。

同じ形で、同じような大きさの作物が、一度に大量に育つこと
になります。

そうなれば、「大量生産・大量出荷」に適していますよね。

そのため、現在、日本のJAのほとんどは、この「F1種」を
採用しています。

そして、農家はJAからの苗を利用しているため、農家が
生産し出荷している「市販の野菜」は、基本的には「F1種」
となるわけですね。

こうなると、ぼくたちに、選択の余地はありません。

どれだけ、昔ながらの「固定種」の野菜を求めようとも、
近くのスーパーやコンビニ、デパ地下などで買うものは、
ほとんどが、この「F1種」なんです。

「固定種」を扱っている種苗(しゅびょう)メーカーや、
それを扱っている身近の生協で購入したり、地元の農家で
購入しない限り、手に入れるのは難しいでしょうね。

★★★

この「F1種」とは、「自分の子孫を作れない種」のことを
言います。
つまり、「自殺をしてしまう種」のこと……なんですね。

そう、子孫を「残せない」わけですから。

もちろん、こんなもの、ぼくたちの子どものころには世界
に存在しませんでした。

たとえば、そのころに食べたスイカには、いまのような縞
(しま)模様がありませんでした。

すべてが、その土地でできた「固定種」だったのですね。

その皮を、よく母は細かく切って、漬けものにしてくれま
した。

そのスイカの漬けものの味を、いまもぼくは夏になれば思
い出します。

いまとなれば、農薬問題なども含めて、こんなこと、とて
もできません。

当時のスイカは、甘くて本当の意味での「スイカ」だった
のですが、皮が極めて柔らかいものでした。

★★★

ところがこれでは、業者たちにとっては大量生産をして大量
輸送するには「役立ちません」。

だって、運搬の途中で割れたら、おしまいですからね。

そこで、「縞王(しまおう)」などと言われる「F1種」の
スイカを作った……わけなんです。

この「F1種」は、子孫を残しません。

ここから先は

5,057字

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?