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●完全版:1/10(月)◆あなたのその服、本当に「made in人権」ですか。中国・新疆でのウイグル族の強制労働などで

【注】
下記の文章は、前半のみですが、もし100%掲載の「完全版」
をご希望のかたは、ご連絡下さい。毎回、後半部分が、真髄です。
山田の熱い思いが綴られています。

難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全員の人たちを「笑顔へ」と、つなぎたい……。

★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
  に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
  今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
  しくお願いします。


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ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

2022年1月10日(月)号
No.4216

毎朝、早朝5時、全世界に向けて2つの
配信スタンドから合計約5200部を発行。
(日曜のみ休刊)

創刊日は2004/10/5。

【注】まぐまぐ!から受信されると、
上部に[PR]と記載した広告が掲載され
ますが、無関係ですのでご留意下さい。

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『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や
『危険な食品』(宝島社新書)などの著
者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配
信。食べものだけでなく、人としての生
きかたを考えます。なんともユーモラス
な文体が人気のようで……。





★本誌は、100%掲載の「完全版」です。

~本日の「短縮版」のほうは、内容を
省略していますので、ご了承下さい~





やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる
涙をストップさせたい。

空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、
ぼくはいつもその方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180
度変え、家族を変え、文明を変え、歴史
を変えてきた重い事実を、知ってほしい。





▼本日の目次▼

【1】

本日は、山田の新作の、本邦初公開です。
(隔週月曜日に、公開します)

世界で人気の、電子本「社会の裏側!」シ
リーズ。
(「短縮版」は、前半だけの掲載です)

今回のタイトル
↓↓↓

あなたのその服、本当に「made in人権」
ですか!





==================

【1】

▼本日は、新作の初公開です!

山田の電子本「社会の裏側!」。
本誌の読者だけに、先に公開します。
隔週の月曜日に、新作を掲載。

「短縮版」では、前半だけの掲載ですの
で、ご了承下さい。

==================




今回のタイトル
↓ ↓ ↓
__________________

あなたのその服、本当に「made in人権」
ですか!

~中国・新疆(しんきょう)でのウイグル
族の強制労働や大量虐殺の広がりを見て、
日本政府も重い腰をあげました。2700社に
対しビジネスと人権の調査を始めたのです~

__________________

【目次】……と言うより、レジメのように
内容を記載しておりますので、これだけで
も、およそ概要が分かるかと思います。




★(第1章)

この中国でのアンゴラウサギの実態が世界
に放映され、世界のファッション企業たち
も、「ファーフリー」(毛皮を扱わない)を
宣言するようになりました。でも今度はウ
サギじゃなく、人間の問題です。動物を虐
待する社会は、必ず人間にも同様のことが…

★(第2章)

無印良品が「わけあって、安い」と言うの
は、なぜなのでしょうね。もしそれが新疆
綿のせいだとしたらどうなのでしょうか。
全世界の綿(めん)生産量の23%を、中
国が占めています。そして、この新疆の綿
花生産量は、中国生産分のうち84.6%……

★(第3章)

日本の衣料品は、その97%が輸入です。
そして、そのうち、中国からの輸入が7
割。しかも、その中国の綿の8割は新疆
綿なんですね。そこで、どのアパレルメ
ーカーが、中国の新疆綿を使うのを止め
たのか。ソッとお教えしましょう……







★(第1章)

この中国でのアンゴラウサギの実態が世界
に放映され、世界のファッション企業たち
も、「ファーフリー」(毛皮を扱わない)を
宣言するようになりました。でも今度はウ
サギじゃなく、人間の問題です。動物を虐
待する社会は、必ず人間にも同様のことが…





何を隠そう、ぼくは古着を探すのが、大好
きです(何も隠すことないか)。

新しい服は、マネキンさんが着ているよう
でいっこうに面白くないのですが、古着に
は、どこかしら、ストーリィが秘められて
いるようなんですね。

そのため、それらも含めて、いろいろと想
像しながら選ぶのが楽しい。

以前は、原宿にある古着屋さんなどを、一
軒ずつ冷やかしながら歩いたものですが、
最近はネット社会になり、その楽しみも減
りました。

ところでいま、衣服を探そうとするとき、
ぼくの若いころのように、「ストーリィを楽
しみながら……」なんて、そんな悠長なこ
とを言ってはおれなくなりました(笑)。

なぜなら……。

そう、その服がどこの国で作られ、どうい
う人たちが、どのような環境で現場労働を
させられているのか。

そのあたりをまず頭に置かないで安易に
「服選び」など、出来ない時代になった
わけですね。

★★★

何ともイヤな時代になったもの。

でも、心優しい皆さんは、ぜひ、そのよう
なお気持ちで「服選び」をして下さい。

ただ安ければ、何でもいい。
そのような考えは、もう捨てて下さい。

それこそが、世界が平和になり、すべての
人たちの笑顔が溢れる社会にするために必
要なんですね。

行動は、一人でも、いい。
二人なら、なおいい。
三人なら、ずっといい。

いまの衣服の問題。

以前、ぼくは、この「社会の裏側!」シリ
ーズで、1冊の電子書籍をまとめていま
す。

そのタイトルは、下記のようでした。

◆「社会の裏側!」44……ファッション
企業の「ファーフリー」(毛皮は扱わな
い)の動きが 広まったが、中国ではアン
ゴラウサギたちが今日も生きたまま……!

https://bit.ly/3rTbES2

そう、隣の中国という国では、現在、「ア
ンゴラウサギ」の毛皮を、生きながら剥
(は)いでいる現実があります。

それらについて、具体的に述べました。

もちろん、麻酔(ますい)はしません。

そのため、そのウサギは、「毛がむしり取
られるたびに」甲高(かんだか)い悲鳴を
上げて……(どうぞ想像して下さい)。

★★★

ウサギは●●を持っていません(●●は、
下記の設問をご覧下さい)。

そのため、普通は鳴いたりはしないものな
んですね。

だからこそ、彼らの絞り出すような、「声で
はない声」が聞こえてくるようで、彼らの
ために何もできないぼくなど、本当に辛
(つら)くなります。

ある団体が、この中国の農場を取材したの
です。

そして、ウサギ飼育所の従業員が、鳴き声
をあげ続けるウサギから毛をむしり取って
いる動画を、なんと世界に公開したんです
ね。

この動画は、中国の農場10か所で撮影さ
れたものでしたが、板の上に精一杯に引き
伸ばされて毛を引き抜かれるウサギたちの
姿。

もう誰が見ても、この行為の残酷さが分か
ろうというもの。

これ、人間のすることですか。

この凄(すさ)まじい動画が、世界中に
一瞬に駆けめぐり、大きな反響を与えた
わけですね。

★★★

そしてその結果、世界のファッション企業
たちは、少しずつ動き始めたのです。

「ファーフリー」(毛皮を扱わない)を宣
言したファッションブランドもあります。

上記の「社会の裏側!」44巻では、その
企業たちの名前などもすべて載せておきま
した。

ぜひ、ご覧下さい。

ところで、いま述べたのはアンゴラウサギ
のお話しです。

いつもぼくは述べておりますが、動物や植
物、魚たちなどの生きものが虐(しいた)
げられている社会は、同時に「人間自身」
が悲惨な社会だと。

まさに、そのとおりでした。

今回のこの中国でのアンゴラウサギの実態
は……やはり……当地の人間たちにも当て
はまっていたわけですね。

★★★

今回取り上げるのは、アンゴラウサギじゃ
なく、中国で暮らしているある民族が、強
制労働によって衣服を作らされ、そして大
量虐殺までされているという事実。

こうした事実が、ある局の取材によって世
界に広がり、現在、各国のアパレルメーカ
ーでは、その対応に追われております。

なぜなら、この中国の新疆綿(しんきょう
めん)という綿が、いまや衣服を作るには
無くてはならないほど、世界の衣服に使わ
れてしまったからなんですね。

これが無くては、アパレルメーカーたちは
生きて行けない。

そのために、いまや大騒動になっているわ
けです。

だけど、もっともっと早くから分かってい
たはずなのに、儲けを重視して知らんぷり
をしていた企業にも大いに責任があります
よね。

★★★

それにしても、この中国という国は、本当
に卑怯(ひきょう)だなあ……と、ぼくは
思います。

オカネで、企業たちのホッペタをひっぱ
たこうとしている。

そして、事実をねじ曲げようとする。

そして、中国人たちは、政府の言うとおり
に、それを当たり前のように考えて、政府
の意向に反する企業たちの製品の不買運動
に走る。

どうして、一歩立ち止まって、考えようと
しないのでしょう。

自分の国にもいいことも悪いこともありま
す。

それはどこの国でも同じ。

人間が作っている社会なのですから、それ
は当然です。

ただ、もし間違ったのなら、それを改めて
出直せばいいだけ。

★★★

それをせずに、糊塗(こと。ごまかすこと)
すれば、永遠に良い方向に社会は向かない
わけですね。

そして、どこかで破綻(はたん)する。

そのほうが、社会いとっては、もっともっ
と大きな弊害になります。

もしですよ。

自分の国で、そのような人権弾圧などまっ
たくされていないというのなら、世界の
マスコミたちをどんどんと中国に入れ、
「自由に」取材させればいい。

なぜ、それができないのでしょう。

そうしたうえでなら、自分の立場を叫ぶの
は分かりますが、それをしないで、この
問題は政治の問題だとか、米中対立の問題
だとか。

ちょっと違うのじゃないですか。

★★★

そして、日本も含めて、世界のアパレルメ
ーカーたちは、儲けを取るか、人権を取る
か……で悩んでいる。

本当に滑稽(こっけい)ですよね。

ぼくたちが「人間として生きることで大切
なこと」は、3歳のころに、みんな砂場
(すなば)で教わりました。

他人のものを取ってはいけない。
他人が嫌がることはしてはいけない。
他人をぶってはいけない。
他人を傷つけてはいけない。

他人の意見をよく聞いてから、自分の主張
をすること。

……これらは、ぼくたちの血となり肉と
なっているはずです。

オカネがあれば、何でもできるというの
なら、きっと、いつかは破滅します。

★★★

人間社会というのは、そんなものじゃない。

人間とほかの生きものとの違いは、何なの
か。
なぜ相手を愛したり、相手から愛されるの
か。

なぜ、いま自分は人間として、この地上に
生きているのか。

そのあたりを、中国は、いま一度、考える
べきでしょうね。

昔、その土地で生きていた、当時の世界を
引っ張っていたあの中国人たちは、いった
いどこへ消えてしまったのでしょうか。

ぼくは若いころ、老子や孔子、それに、い
のちを懸けて荒海を渡って日本に来てくれ
た鑑真(がんじん)などの本を、むさぼり
読んだ記憶があります。

民衆を思う彼らは、確か、立派な中国人の
はずでした(当時の……。笑)。






★(第2章)

無印良品が「わけあって、安い」と言うの
は、なぜなのでしょうね。もしそれが新疆
綿のせいだとしたらどうなのでしょうか。
全世界の綿(めん)生産量の23%を、中
国が占めています。そして、この新疆の綿
花生産量は、中国生産分のうち84.6%……





良品計画……という企業があります。

「わけあって、安い」をキャッチフレーズ
にし、安くて良い品として開発された無印
(むじるし)良品を売りにしている会社。

1980年、良品計画の母体である西友の自社
開発の経験を基(もと)に、「ノーブラン
ド」の商品発想で作られたわけですね。

素材を見直し、生産工程の手間を省き、包
装を簡略にしたとのこと(同社によれば)。

そして、先述したように、「わけあって、
安い」……と主張しているわけですが、
もし、その「わけ」の意味が、中国での
ウイグル族の人たちを強制労働させた
「わけ」……であれば、許されないこと
です。

そうですよね。

この「無印」にしても、「ユニクロ」にし
ても、どちらも、同社の衣服は強制労働で
生産された綿(めん)ではないと、その
関与を否定しているようです。

ただ、公式なリリースを見つけることはで
きませんでした。

★★★

この無印は、何年も前から「オーガニック
コットン」が綿製品の主流になっているよ
うですね。

「オーガニックコットン」。

聞こえはいいのですが、先日もこの欄でお
話ししたように、すべての有機野菜が、必
ずしも安全なものではなかったのと同じ。

本来なら、たっぷり時間をかけて肥料に
する必要があるのに、それをせずに、家
畜の糞尿(ふんにょう)をそのまま「有
機質肥料」として使っている問題など、
さまざまな方面から検討する必要があり
ましたよね。

それとまったく同じで、この「オーガニッ
クコットン」についても、いったい、その
原料はどこの国で、どのような環境で作ら
れたものなのか。

そのようなことを、この無印では、はっき
りと言えるのかどうか。

こうした商品を買っていた人は、なぜこの
「オーガニックコットン」がこれだけも
安いのだろうかと、いつも不思議に思って
いたと言います。

★★★

あとでも述べますが、安ければいい……と
いう発想は止めてほしい。

もう、そのような時代ではありません。

その安さの陰には、必ず、大きな「黒い
理由(闇[やみ])」が隠れております。

だから、安いわね、わ、嬉しい……だなん
て、何も考えずに、それらの商品を購入
していれば、必ず、大きなしっぺ返しが
やってきます。

これらの企業たちが、コストを切り詰める
ために、新疆のウイグル人たちを強制的に
働かせて搾取(さくしゅ)したものだとし
たら、とても、ぼくなど、そのような製品
を笑顔で購入することは、考えられません。

今回取り上げるのは、アンゴラウサギじゃ
なく、中国で暮らしているある民族が、強
制労働によって衣服を作らされ、そして大
量虐殺までされているという事実。

★★★

こうした事実が、ある局の取材によって世
界に広がり、現在、各国のアパレルメーカ
ーでは、その対応に追われております。

なぜなら、この中国の新疆綿(しんきょう
めん)という綿が、いまや衣服を作るには
無くてはならないほど、世界の衣服に使わ
れてしまったからなんですね(後述)。

この「新疆綿」とは、中国の新疆ウイグル
地方で綿作りにふさわしい大陸気候を利用
して栽培されたものです。

こうした環境にあって、ほかの国の綿花に
比べますと、繊維が長く、天然の油脂分が
多いということもあり、「シルクのような」
光沢を持っているのが特徴なんですね。

そのため、あなたがいま着ている服や下着
などにも使われているはずです。

安ければいいじゃないの……なんて言う
かたもいますが、そういう気持ちをいつも
持っていれば、やがて、必ずその邪悪が、
自分に戻ってきます。

まるでブーメランのようにね。

★★★

自分が着ている衣服の製造過程などどうで
もいい、
安ければいい。

あなたがそう思っている限り、いつまで経
っても、「真に良い製品」が世の中に広が
りません。

その意味では、「100均店」は、なるべ
く利用しないでほしい。

これは衣服だけの問題じゃなく、あの店に
並んでいる商品は、そのほとんどが中国
などの外国製です。

もちろん、外国製だから問題だというのじ
ゃなく、ぼくたちの見えない場所で劣悪な
労働によって作られている例が非常に多い。

しかも、日本で製造するには考えられない
価格。

それこそが問題です。

★★★

今回述べている中国の新疆綿など、まさし
くそうですよね。

だから、ぼくたちが、「100均店」を利
用すればするほど、その分、この日本で
いままで一所懸命に腕を磨いてそれらの製
品を作ってくれた職人さんたちの仕事を
無くすことにつながります。

そして、彼らが消えてしまう。

もしそうなれば、もう二度と、日本の伝統
職人技術が復活することはないんですね。

何しろ、長い時代をかけて、それらは培
(つちか)ったものなのですから。

それほど、大切なことなんですね。

★★★

そしてその結果として、日本国内には安価
で、薄っぺらな文化の製品だけが充満する。

そうなると、日本という国は、誰からも尊
敬されない、太平洋に浮かぶただの小さな
島国になってしまうことでしょう。

そうならないためにも、ぼくはなるべく
「100均店」を利用しません。

まあ、どうしても必要なものだけ、ほんの
少量求めるぐらいかなあ(笑)。

そのようなホンの小さな行動が、世界を確
実に動かします。

企業の都合に付き合うことはありません。

そして、このあとでも述べますが、そうし
た新疆綿を平然と使っている企業の名前を
しっかりと覚えておき、「100均店」と
同じく、それらは絶対に買わないこと。

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