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ハイパーハードボイルドグルメリポートのリポート

Netflixのドキュメンタリーがよいときき、見つけた番組。ハイパーハードボイルドグルメリポート。

好奇心と、恐怖と、絶望と、奇妙さと、安心と、反省とが、全部同時に押し寄せてくる。

見たあと、なにか鈍器のようなもので頭を殴られたような、人生観変わるような、体験したことない感覚に陥る衝撃作。

要は、普通のグルメ番組じゃない。

これまでみたどんな番組より、ジャーナリスティックなドキュメンタリーだ。

リベリアの元少年兵、娼婦、ギャングやその家に生まれた子どもたち、マフィア、難民、カルト信者、出所したばかりの元犯罪者、ネパールの火葬師など、

普段自分の生活とはかけ離れた人たちが登場する。

最初は好奇心50と恐怖50で見てるんだけど、見終わる頃には印象が変わる。

なんというか、悪い人とは思えなくなったり、悪くなりたくて悪くなったんじゃないと分かって同じ人間なんだと思えるようになるというか。

撮影に協力してくれてる人たちはみんなやさしい。全身タトゥーのマフィアやギャングのお兄さんも、やさしく見える。(その表情引き出してるのがまずすごいと思う)

考え方は違えど求めてるのは「平穏」なのかもしれない。

うまれた国や地域、治安によって、こんなにも差があるんだけど、

安全でごはんにも困らない環境で生まれた私から見ると、思わす「かわいそう」としか言いようがない境遇の人が出てくるんだけど、

みんなそれぞれのやり方で逞しく生きている。

奇跡的に恵まれた環境に生まれた私。ちゃんとしなきゃ。そう思わずにはいられない。




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