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書いた総量は、ライティング筋力に比例する

5年くらい求人広告コピーライターをしたのち、別メディアの編集に異動してして1年と数ヶ月。最近、ものすごく当たり前のことに気づきました。それが、

「書いた総量は、ライティング筋力に比例する」

量は質に転化するとは言いますし、頭でわかっちゃいたけども。最近ほど身に染みて感じたことは正直なかったのです。

振り返った時、未経験でコピーライターになった私が、かつて曲がりなりにも「書ける」状態になれた理由って、「量を書く」ことがライフワークになっていたからなのでした。

とくに、求人広告の納期は、商業広告のコピーと違って激しく短いです。

1本4000字〜5000字の原稿を、依頼から2〜3日後にはアップする。それを月25〜30本。毎日1〜2本、多いと3本アップということもザラでした。

だから、ありがたいことに、コピーライターが書くことに集中できるようにすごく分業されてたし、案件が滞りなく回ってくる仕組みも確立されていました。

仕事量は多いので当然つらいことはあったし、失恋した翌日も原稿を2本アップしなければならなくて泣きながら書いていたこともあるんですけど、

量を書く仕組みがあったから未経験から書く体力をつけられたし、原稿がたまに偉い人に認められたりすると自己有能感・自己肯定感みたいなものに繋がっていたのではないかと思います。

前の部署と比べると、異動後の部署はまだ新しい組織で、進め方は常に変わるし、なんなら仕組みをつくっていく。常に依頼があるわけでもなかったりするし、逆に自分たちでテーマから企画して記事を作っていけるので、以前とは使う脳も違います。(ちなみに、そもそもコピーライターと編集の仕事って、似ているようで全然違う)。

新しいことをしているぶん、以前の書くことに全集中できずに気づけば書く総量としては減っていたのです。

意識的に自分で書く経験を増やしていかない限り、書く筋力は落ちていく一方。そう考えると、たまに書いて、うまくいかずに上司におんぶにだっこな私辛い情けないという「負のループ」にハマるのは、おかしいなとようやく気づけました。

今は、書く総量を自発的に増やしていかないと突破できない。ライティング筋にきかせるために、休み休み書いていたnoteに本腰を入れて書きたいなと誓った次第です。

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