オンラインゲームにおけるVC
FF14に限らない話題だと思いますので今回はおおざっぱに「オンラインゲーム」という大枠でのボイスチャットについて考えます。あるいは一部ソシャゲなどでも利用している人もいるかもしれませんね。
ボイスチャット、いわゆるVCは個人的な感覚でいえば最近急激に広まったゲーマーご用達のツールだと思っています。
あまり界隈にくわしいわけではありませんが、最初にVC用ソフトとしてひろまったのはSkype(スカイプ)。さぎょいぷ(作業をしながらVCする)などの専門用語(?)もあちこちで見かけました。
しかし、SkypeでのVCは主に創作活動をしながらというのがほとんどだったような気もします。PCでゲームするという人が今より少なかったせいもありますが、ゲームとセットでVCという考え方のひとはあまりいませんでした。
やはりオンラインゲームなどでの会話はテキストチャットが主流。外部ソフトを使うとしてもメッセンジャーのようなものなどで、いずれもテキストでのコミュニケーションです。強いて言えば顔文字、絵文字などを使うことはありましたが肉声でのやり取りはまだ広まってませんでした。
これに関しては、Skypeの時点でも言われていましたが、あまり広まり過ぎると携帯電話会社がもうからないからというのも遠因としてありそうです。
そんなオンラインゲームなどゲームでVCが爆発的に広まったのはやはりDiscord(ディスコード)の登場がきっかけだと思っています。
いまやユーザー数は2億人を突破しているディスコことDiscord、開発元がある米国を中心に浸透しており、日本人でもゲーマーを自称している人では知らない人はいないかもしれませんね。
Discordというソフトはふつうのテキストチャットなどもできますが、その醍醐味はやはり大人数も可能なVC機能にあります。サーバーを立てて設定すれば最大99人まで同時VC可能というのだからものすごい。
オンラインゲームだけでなくTRPG、なんとなくの雑談、外国語の学習会などの肉声でやりとりするほうが効率的なコンテンツや授業用としてさまざまに利用されています。なにより、PCだけでなくスマホやタブレットにも対応しているので利用環境を選びません。在宅ワークの多いステイホームな現代でも必須という人もいるかもしれませんね。
ジャンルにもよりますが、オンラインやマルチ要素のあるゲームでは咄嗟に状況を伝え合わなければならない場合もあります。そんなときにいちいちキーボードをかたかたさせて文字を打っていては間に合いません。
その一瞬の情報伝達の遅れですべてが台無しになる、などの高難易度コンテンツをしていればなおのこと、VCでのやり取りが重要視されやすいと言えます。ApexなどのFPSやアクションゲームではこうした部分は顕著かもしれません。
あるいは、マインクラフトなどのようにサンドボックスゲームで建築や整地を協力しているとき、文字よりも肉声のほうがイメージを伝え合いやすいという側面もありそうですね。
FF14でもワールドファーストなどのお強い人たちは当然ながらVCを導入している固定ばかりですし、それでなくても初週踏破などを掲げている早期攻略固定ではVCはほとんど当たり前といったところでしょう。
しかし、一方ではVCがあるせいで集中力が途切れてしまう、他人の話し方が気になる、急に大声をあげる人がいる…といったようなゲームとは別の問題が発生してしまうこともあるようです。
とくにVCがそこまで必須とはされていない(野良クリアもじゅうぶんに可能な)零式くらいのコンテンツでいえば、人によってはVCコールなど要らないという人もいるかもしれません。
脳内にその解法と手順がすでにある、しかしそれを他人のコール声のせいでぐちゃぐちゃにされてしまいむしろミスを誘ってしまう……となれば本末転倒もいいところです。
私のように完ソリストでも固定やコミュニティになにかの縁で入ればVCをすることもありますが、やはり自分のやり方を阻害されて集中力を切らされることも多く、絶などでは箇所箇所でスピーカーオフにして無音集中していたりもしました。
VCがあり、コールがあり、それぞれの掛け合いや雑談がある環境でベストコンディションが常に発揮できるかどうか……これがVCを使うか否かの判断材料になりそうですね。
もっとも、VCなしという固定の場合はより関係が希薄になり、あっさりと固定脱退してしまう人やテキストチャットで心ない言葉を投げまくってしまうような困ったちゃんもいらしますが…。こちらについては今後また考察してみたいです。
お疲れ様でした!
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