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Beysters雑感(8/26)

2020年シーズンはコロナの影響で全120試合。もうすぐ半分が過ぎようとしています。セリーグはジャイアンツの独走、2~6位は混戦状態。各チームとも故障、成績不振の選手が続出する中、選手層が厚いジャイアンツが有利に展開。原監督は若手選手も積極に登用し、その手腕が光ります。

一方の我がベイスターズ、2016年から指揮を執るラミレス監督も大分、慣れてきてはいるものの、投手の継投好きが裏目に出て、中継ぎ投手陣は今年も登板過多に。三上、田中、砂田と使い潰し、今年はエスコバーや三島が潰れないか心配です。先発投手を5回で代えるのは、そろそろ考え直してほしいです。次回登板のため、100球を目処になら分かるのですが、そこそこ好投している先発なら6回、7回まで引っ張った方が相手チームは嫌がります。多少、球が上ずり始めたぐらいで体力の限界と判断しないでください。苦しい6回、7回を乗り越えてこそ先発投手はたくましく成長するのです。我慢して使ってください。山崎康晃も勤続疲労が溜まっているのでしょう。今年は、少し休ませてあげてください。名将は、勝利至上主義で成績の良い選手ばかり使いすぎ、選手を潰す傾向にあります(野村克也監督、緒方孝市監督、等)。原監督のように新たな選手にチャンスをあげながら、使える選手を増やしてゆく長期的な視点があるのが本物の名将でしょう。三浦監督に引き継ぐ前に選手を根絶やしにしないでください。

打線の方は、長打力に頼るメジャー指向ですが、その長打力を期待していたロペス、オースティンが機能していません。ロペスは36才と衰えを隠せません。その後釜としてオースティンを取ったのでしょうが、ハッスルプレーが裏目に出て、フェンス激突、むち打ちで離脱はいただけません。「無事これ名馬」のロペスとは正反対です。守備で自滅するのは、単に下手だからです。怪我をしないプレーを心がけないと、戦力として期待が持てません。外野手ですが、動き出しが遅いので、きわどいプレートなり怪我につながっています。打球を見ながら動くのではなく、落下地点を予測し素早くダッシュ、余裕を持って捕球する技術が必要です。バッティングが素晴らしいため、守備練習がおろそかな気がします。長く働いてもらうには、守備を鍛え直す必要ありです。

でも佐野を4番に据えたラミレス監督の彗眼には恐れ入りました。代打の切り札が、これほど立派な4番打者(現在首位打者)になるなんて思いもよりませんでした。打者出身の監督ならではの眼力です。

とは言え、現在2位。先発投手のローテーションが崩壊している中で、この成績は立派です。これは伊納と大貫が予想外の大奮闘をしてくれたから。昨日、上茶谷が帰ってきて好投したのも良い材料です。坂本、平等、今永らの早期復帰が見込めれば、ジャイアンツ追撃の態勢が整います。オースティンは別にいなくても大丈夫でしょう。梶谷と佐野、宮崎が打線を引っ張ってくれます。大和や倉本、柴田の状態も良いです。神里も帰ってきたし、ソトの状態も上向き。

後半戦は、選手層の厚みがものをいうでしょう。その意味では、選手層の薄かった状態でも2位にしがみついたのは大きかったです。何だかんだでラミレス監督は良い監督です。なかなか三浦監督にバトンを渡さないかもしれませんね。三浦2軍監督は、2軍で将来楽しみな選手を育てて欲しいです。それが1軍監督になったときに大きな財産となることでしょう。

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