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先週のひらがな「ば」

先週のひらがな「ば」

今回は「ぱ」かな。
ハジケ感がある良い音だしな。
先週は何してたかな。

月曜日に男の子とのサシ飲みで焼肉屋とガールズバーに行き、
火曜日に推しを見にライブに行き、
水曜日に推しを見にライブに行き、
木曜日に22時から翌5時まで推しの生配信に張り付き、
金曜日に推しを見にライブに行き、
土曜日に推しを見にライブに行き、
日曜日に推しを見にライブに行ったっけ。

ちょっとハジケすぎかもな。
「ぱ」どころじゃないな。

ということで先週のひらがなは「ば」ということになりました。ハジケというか、爆発?暴発?そんな感じ。一応木曜日には面接もあったし金曜日には大劇場に観劇に行ったけれども、にしてもだ。ちなみに「推しを見にライブに行く」は日曜日で区切れているように見えるが、月曜日にも推しを見にライブに行ったし火曜日である今日も推しを見にライブに行っている。爆発は続いている。


月曜日のことを話そう。

その彼とは同じ趣味で知り合い、年も同じということでご飯でも行きますかとなった。たくさん肉が食べたいとのことだったので焼肉食べ放題を予約して、運ばれてくる肉を焼き続けながら空いたグラスに酒を満たし続けた。文字の通りの酒池肉林というか、酒と肉!な2時間だった。
食べ放題のコースで出てきた肉を基本的にほぼ半分ずつ食べてしまった。後々思い返せばサシで飲んだ相手の女が自分と同等の肉を食べまくるのはあまり良くなかったかもしれない。どうなんだろう。少食の方が可愛いですか?

その後歩いているとガールズバーのキャッチを見かけた。彼はたまにガールズバーに行っては女の子たちにエピソードトークを試しているらしい。変な奴だ。とりあえず付き合ってみることにした。
その店では割引チャンスの「箱の中身は何だろな?」に挑戦できるらしい。私が先に箱に手を入れたら、そこにあったのはどう考えてもTENGAだった。使ったことこそ無いが見たことはあったので、TENGAじゃん、と思いながらぺたぺたと触った。サシでの女としての立ち振る舞いを焼き肉の食べ放題で省みた私は、「え〜?わかんないです〜」と言っておいた。

初のガールズバーはなかなか良いものだった。

水曜日の話をしよう。

毎週水曜日というのは大学の講義が17時くらいから始まるので、いつも昼過ぎまで寝ている日だ。しかしこの日は違う。珍しく平日昼に催されるライブがあるのだ。キングオブコント対策のライブで、現在イチオシの群青団地が出るので行ってきた。平日昼なんて学生くらいしか来ないぜ、と思いながらチケットをとった覚えがある。

昼まで寝ている日常を覆して午前中に起き、良い感じの身支度をして家を出た。思えば、推しを観に行くたびに身なりを整える生活を続けているおかげでメイクなどもかなり上達した気がする。ありがたい副産物だ。
ライブは大豊作だった。
そもそも組数が多かったし知らないコンビ・トリオも多かったのだが、未来人にここからファイナリストが出ますよと言われても信じられそうなレベルだった。有意義すぎたので、水曜日にしては早起きした甲斐があった。
ちなみにこのライブの出囃子だった『アブノーマルが足りない』(アルカラ)を何回も聴きまくって気に入ってしまったので、今も聴きながら電車に乗っている。

弾けまくった翌週は萎むのかと思いきや、たぶん今週もまあまあな量のライブに足を運ぶ予感がしている。夏以降、賞レースが始まってからはさらにライブが増えるだろうから、今から貯金をしなければ。

1週間を振り返って、先週「ば」とハジケたのはテンションだけでなく財布の中身もだったと自覚してしまった私である。

先週買って良かったもの

・麻雀アイシャドウ
浪萬組というカルテットの中林さんという人がいる。彼は芸人の傍らプロ雀士としても活動しているのだが、その彼が生配信で「メイクしてみたい」などと口走るものだから、コスメを差し入れすることにした。

その時思い当たったのが「麻雀アイシャドウ」。パッケージが麻雀牌になっているこのアイシャドウはカラバリも豊富、差し入れには打ってつけ。渋谷のドンキにわざわざ赴いて色を選んだ。
中林さんはかなり色白でおそらくブルベということで、濃さの違うローズピンクを2色見繕った。牌が何かなんて気にせず。

ご本人にそれを渡したらとても喜んでくださって、その時点で私は満足していた。しかし中林さんは私の想定外のところでも嬉しがっていた。

「六萬(ローマン)と中(チュン)だ!"浪萬組"の"中林"だから!」

色だけを見て選んだローズピンクは、偶然、本当に偶然、「六萬」と「中」の牌だったのだ。私は咄嗟に「ですね!」だかなんだか相槌を打ったが、マジでそんなこと考えてなかった。自分のミラクルファインプレーに内心バカデカガッツポーズをかました。

あぁ買ってよかったと心から思ったし、きっと後からこれを読み返しても同じくらいホクホクできるだろう。そのくらいハッピーなサプライズだった。

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