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先週のひらがな「る」

序盤がじぐざぐしてても最終的に丸く収まってるのが「る」。

前半

先週は週の前半に4つの面接が固まっていて、なんというか気の休まらない週だった。

火曜日なんて面接を3つハシゴした。訳がわからない。一つ目の面接が午前中に始まって最後の面接を終えたのが18時とかだった。ずっとスーツで髪もひっつめて、まあしんどい日だった。

一つ目の面接は最終面接。
それまで4つの選考をくぐり抜けていたので、まさにファイナルステージという感じ。ラスボスもとい取締役とお話しする時間だった。

「最終面接とは言うものの、こちらから何か聞くというよりこしひかりさんのお話をたくさん聞きたいです。ではどうぞ」

フリートークだった。想定していた質問など一つも出てこず、完全に丸投げされたのだ。マジか、と思った。
しかしここで折れてはいけない。
「______これらの理由から私は御社を志望しました。〜〜という私の強みを活かして御社に尽力していきたいです。……以上です」
私は促されなくとも「志望動機」「自分の強み」などをすらすらと話した。

「……終わりですか?」

テーブルの向こうでニコニコしている取締役。
まだ終われないらしい。

「……ではここで私の趣味についてお話しします」

私は色々な面接で話している「お笑いライブに行くこと」という趣味を話した。取締役が「サンドウィッチマンに最近ハマっている」とおっしゃったのでそれにも賛同した。「映像とライブはやはり違いますか?」と聞かれたのでそれはもう力みながら、毎週のように元気を貰っているライブシーンの魅力を伝えた。

二社目の面接では社長の名前を間違えてしまい、ちゃんと落ちた。

三社目はウェブ面接だった。
特殊な企業なので質問たちも変わっていて可笑しかった。この頃になるとハイになっていた。もうそんなに記憶がない。

後半

限界突破面接ウィークを終えた私にはご褒美が待っていた。大学の同期とのホテル女子会だ。築地のホテルに一泊、観光も何もせずただ部屋でだべるだけの時間。ちょうど金曜ロードショーで『ショーシャンクの空に』をやっていたのでそれを流し見しつつ、コンビニで買い込んだ酒やお菓子を楽しんだ。

大学1年の時は「大学生の遊び方」がどんなもんか、分かっていなかった。2年になったら分かるかな、と思っていた。
2年になったらコロナ禍でそれどころじゃなくなった。3年になって酒が飲めるようになったが、なんかまだずっと規制はかかっていた。

そんな私がようやくといっていいほど珍しくありつけた、大学生らしい一泊二日だった。

今回のひらがなを「る」にしようと思ったときに最初によぎったのが「るんるん」という擬態語だったのは、多分このお泊まりが楽しすぎたがゆえだと思う。

先週買ってよかったもの

・ファミマで買った3000円分の「贅」
→お菓子やおつまみ、お酒、プラコップなど。3人で行って一人1000円出して、指がちぎれそうなくらい重い袋を提げてホテルに戻った。


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