『裏通り先生とバッタリ』
今回はラスエグから話がそれますが、前回出てきた『裏通り先生』のエピソード。
実は千明は裏通り先生に会ったことがあります。
嘘じゃないです、本当に。 と言ってもあのシーンをパクッたことがばれて呼び出されたわけではありません。あれは西武線の上井草駅近くの小さな飲み屋さんだったと思います。
その時のメンバーはアニメーターの逢坂浩司さんと 彼の後輩のアニメーターさん。
逢坂さんとはマッドハウス時代にCLAMP原作のOVAで何度かご一緒させていただいて、密度が濃くてパワフル、それでいて繊細な原画を沢山書いていただいていました。ご本人はいつもニコニコ笑顔が素敵な方でした。
そういったメンバーでお酒を飲んでいた時でした、「ガラ」引き戸が開いて、どこかでしかも何度も見たことのある方が入ってきました。
「沖田君!」とは言いませんでしたが、すぐに裏通り先生とわかりました。
「裏通り先生~!」出かかった言葉をグッとこらえて見いってしまうこと数十秒。
先生は常連さんらしく、ゆったりと自然な歩みでカウンターに座られてお酒を注文されました。
「土方さん、本当は優しいからね」
「・・・な、何言ってやがる」
カウンターから裏通り先生と照れる土方さんの会話が聞こえてきそうです。 それからしばらくの間は、逢坂さんの話されるアニメ談義もアニメアールの豪傑の話も上の空・・・・ (すみません)
『アニメリーグの試合でフェンスに激突したときの腰が痛いんです先生~、診てください!』
『燃えよ剣、いつも見ていました~。 栗塚旭さんて普段から土方歳三みたいなんですか?』 『お雪さん素敵で美人ですね~』 『ラスエグ見てください!』 もう舞い上がってしまって一杯一杯です。
大好きな裏通り先生を演じた左田一平さんと遭遇したエピソードでした。
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