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この世界に、跡を残す 2022/06/26

私たちや、私たちの紡いできた文化、文明、文字とか芸術とか、きっといつかは滅びゆくもの。
その形跡を残せずにこの世から姿が消え去れば、私たちから見て未来にいる人には、既にその人たちが足を踏み入れた先では、ただそれだけが残っていたとしか言いようがない。
そう、私たち人間にもそれがある。いつかは寿命は尽きるもの。私たちが何も残せずに消え去れば、私たちの存在はいつか誰の記憶にも留まらずにさようなら。そう言って消えていく。
そう、例えば、私は今このnoteに私が生きてきた中で、考えたこと、外からの刺激を受けて綴った文字を残しているが、このnoteが無くなってしまえば、私の生きた形跡は失われてしまう。
永遠に廃れないものなどない。だから、何に私たちの生きてきた形跡を残そうが、いつかは誰にも気付かれなくなる。
誰かが誰かに向けて歌った曲、誰かが己の思いを書き綴った本、誰かが何かを祈り作り出した像、誰かが必死に足掻いた爪痕、誰かへ向けた手紙も、何もかも、全てがいつかは廃れ、消え果て、誰の目にも留まらずに全ての人の記憶から消えていく。

そう、だから、私が、あなたが。何か残したいことがあるなら、色々な場所でそれを広めようと努力しないと、私の、あなたの歴史が、残さないといけないことが、早く消えてしまう。
何かを書き残したいなら、誰かに何かを伝えないといけないなら、未来に向けて何かを残したいのならば、筆や、キーボード、刃物でも何でもいいから、何かを握って刻まないと、あなたの叫びは残らない。

あなたの存在をこの世界に残したいのなら、刻まないと残されない。

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