二度寝マフラー //211125四行小説

 二度寝した。あまりにギリギリだったのだが、いつもと同じ電車には乗れたのでよしとする。
 この寒さでは布団から出るのは中々に眠くてつらい。慌てて取ったマフラーは、色が上着と全然合ってなかったけど、クローゼットから出す時間も無かったからそのまま巻いた。今だけは知り合いに会いたくないなーと願いながら、首元の暖かさにほっとする。

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