示せ。貫け。進む道。 京都サンガF.C. VS ジュビロ磐田 マッチプレビュー
今回はスケジュールの兼ね合いでかなり忙しく内容薄めです。来週からJ3が開幕しますのでジュビロのプレビューの頻度は減りますがご了承ください。
◇予想スタメン
京都は山﨑、イスマイラ、マルティノス、大前などがコンディション不良との噂あり。前節DFの長井が負傷。出場可否は不明。
磐田は山本義道、ファビアン・ゴンザレスが出場停止。上原、山田の復帰は不明。
システム噛み合わせ図
構造上、数的優位を作れるのはアンカー脇。
①京都のハイプレス
京都の特徴といったら90分間強度の落ちないハイプレスだ。まず一人がボールホルダーに行き、他の選手もそれに続き近くのパスコースを切っていく。サイドに出たときにはサイドバックまでもがプレスをかけてくる。次々とボールの出しどころを削っていくプレスだ。
②磐田のビルドアップ
この上の図が一番避けたい形だ。やはり今回もとにかく数的同数の状態を作りたくない。システム噛み合わせ図でピンク色で囲ったスリーセンターのところと相手スリートップのところはミラーになるので数的同数の状態になる。それを避けるにはボランチが1枚落ちたりサイドバックの一方が最終ラインに吸収されて4枚で回すという方法があるが、京都はその落ちてきた選手も捕まえに行くのでより圧力を受けてしまう状態になる。そこで背後を狙えればいいのだがかなりの圧力をかけてくるのでそう簡単にロングボールを蹴らしてはもらえない。
この強力な包囲網を突破するために重要なポイントはとにかくライン間を狙うこと。ライン間で受けたあと素早く展開できるように適切な距離感を保ち続けること。フリーランニングで相手のコンパクトな陣形を広げること。全体がズルズルと下がってしまう形は絶対に避けなければならない。
数的同数を作るにはまともに3枚や4枚で回すのではなく、一人が中間的なポジションをとって捕まえづらくするなど工夫が必要になる。
適切な距離感を保ち続けることでワンタッチパスをしやすくなり剥がすきっかけになる。
③速攻を仕掛けたい磐田
正直、京都に対して遅攻は難しい。速攻を仕掛けるにはワンタッチパスが必要になってくる。
上の画像はセレッソ戦で京都がピンチを迎えた場面だ。セレッソが適切な距離感を保ち続け、プレスを剥がし、アンカー脇を利用してボールを運び、サイドに張っている選手へのパスを意識させて意表を突いてディフェンスの間にパスを通し裏に抜けてシュートを放った。
セレッソが京都ゴールを脅かしたシーンはことごとく適切な距離感を保ち、ワンタッチパスを取り入れたZONE3の突破からだった。これができればアンカー脇の広大なスペースを利用し、サイドでも中央でもという形を作れる。
④アンカー脇の利用
システムの構造上京都のアンカー脇のスペースは磐田にとって狙い目となる。セレッソがやっていたのは京都のアンカーの川﨑の後ろに隠れてそこから顔を出すタイミング伺うというプレーだった。磐田に置き換えると、金子がフリーランニングで掻き乱し、大森がアンカーとセンターバックの間に入って伺う形だ。
⑤幅を使った攻撃
京都の守備の特徴としてかなり中央をコンパクトにしてくる傾向がある。そのためサイドへの飛び出しは有効だ。サイドバックを引っ張り出すことができれば、京都は前に圧力をかけるチームなのでニアゾーンのカバーに入りきれない。シャドーが偽ウイングをやりボランチやウイングが中に入ってこれるとおもしろい。清水戦に見られた幅を使った攻撃ができれば京都の穴を作れるだろう。
⑥京都のサイドバックとウイングの間をできるだけ空けたい
ここのスペースをできるだけ空けるにはシャドーの動きが重要だ。ここでサイドバックが前に進むのをできるだけ防ぎたい。ここのポジションで受けられると裏が使える。実際去年も松本山雅がこの形で得点を奪っている。
⑦京都のサイド攻撃の対応
京都はウタカという絶対的なエースが君臨する。サイドを崩されえぐられるとマイナス方向のウタカという形が炸裂してしまう。京都のサイドバックとウイングの関係性(特に右サイド)は要注意だ。
⑧セットプレーは要注意
京都はツーセンターバックがともに190cmオーバー。さらに麻田も186cmとかなり高さがある。セットプレーはできるだけ与えたくない。
⑨最後に
とにかく適切な距離感を保ち、動いてライン間で受けて素早い展開を作ること。幅を使ってコンパクトな陣形を広げること。この2点が最重要だ。初勝利を必ず掴もう!
かなり内容薄めで申し訳ありません。
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