案件を受けすぎると起こること。
フリーランスとして案件はたくさん獲得したほうがいいと考える人も多いでしょう。
実際問題、フリーランスの悩みの多くは「顧客の継続的な確保」が1位に上がるほど。そのため案件は多くあったほうがいいと考えるのが鉄則ですが、意外とそうでもなかったりします。
今回は僕が体験した案件を受けすぎると起こることをいくつかお話しします。
案件を受けすぎると起こること。
過去、「案件は死ぬほどあったほうがええやろ!」ってことで20クライアントさんから案件を大量にいただいていた時期がありました。もちろん、頑張って仕事に没頭していたのですが色々と弊害が生まれたことを覚えています。
皆さんに同じ轍を踏んで欲しくないので共有しておきますね。
-納期に遅れる。
案件量にもよりますが、僕は思い切り納期に遅れまくりました。
1日あたり8時間頑張ってライティングをしてギリギリ間に合うかどうかというレベルの案件量でしたので、1日たりとも休んでいられません。ただ、急用っていうのはいきなり訪れるもので抗うことはできません。そのため「うわー、これ納期遅れるな」って感じでどんどん納期が遅れていきました。1回遅れると残りの仕事も徐々に遅れていくので納期に遅れまくるわけです。
納期に遅れるというのはフリーランスとしてやってはいけないことの1つですが、それを回避する方法がありませんでした。
-仕事脳になる。
まさにこれで、「仕事仕事!」って感じで側から見ればつまらない人間になってしまいます。「仕事脳=つまらない」という方程式が成り立つかどうかは周囲の環境によりますが、僕の場合は友達が結構アクティブな人が多かったので仕事脳になりどんどん友達と疎遠になってしまいました。
仕事を重視するのは大事かもしれませんが、そればかりやっていると人生が狭く感じます。
-気が滅入る。
今の環境を作り上げたのは自分自身なのに、仕事量に気が滅入ってしまうことがありました。
毎日毎日仕事に追われ「今日もまだまだあるやんけ…。」って感じで気が滅入りました。それだけ収入がUPするので頑張りたい欲はあるのですが、ずーっと同じ仕事をしていると結構しんどいです。営業マンがバタバタ倒れていく理由が身にしみてわかります。自分から仕事を取ったくせにー!ってなりますが、仕事を取っている最中はそんなこと想定もしていないんですよね。
自分で自分を痛めつけている感覚に陥りました。
悪いことだけではない。
とここまで悪いことばかりお話ししましたが、悪いことだけではありません。いいこともありました。
-安定感が半端じゃない。
自分のキャパを超えた仕事量ですので安定感が半端じゃなかったです。
当時、収入にして月収50万円を軽く超えるレベルで報酬をいただいていました。めちゃめちゃしんどかったんですが20代前半で月収50万円稼げれば結構いい生活ができます。しかも、「来月どうしよう」的な悩みが全く生まれませんでした。Twitterでも「低賃金!」的なことが叫ばれていますが、当時の僕は「そんなことが悩みなのか」的な発想になっていた記憶があります。それくらい安定感がありました。
安定を手に入れるにはちょっとした努力をした過去が必要です。
-値段を見ずに買い物ができる。
流石にはいブランド品をポイポイ買うことではできませんでしたが、日用品であれば比較検討なしで買うことができました。
当時、近くにスーパーがあったのですが日用品をバンバン買っていた記憶があります。「たぶん使わないだろうな」と思うものまでカゴに入れたり、「これ食べてみたいな」と思ったものを全てカゴに入れたりできていました。自分の財布からお金を出してまで買いたいとは思わないものも自分で買うようになっていたのでそういった意味では案件を受け過ぎても良かったのかなと思っています。
この2倍頑張ればブランド品すら値段を見ずに買っていたかもしれません。
まとめ
案件は自分のキャパにあった量を引き受けてください。
そもそもキャパオーバーした段階で契約打ち切りの可能性も視野に入れておくべきですし、自分の体が壊れることも想定しておくべきです。いいことは「お金」の面でしか生まれないので案件量を増やしまくるのはおすすめできません。
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